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連載コラム「住民からの感謝状」
消防署の職員さんへ (市内在住の男性)

《「住民からの感謝状」6通目》大変なお仕事をされているなか、孫に親切に接してくれてありがとう

《「住民からの感謝状」6通目》大変なお仕事をされているなか、孫に親切に接してくれてありがとう

※下記は自治体通信 Vol.54(2023年12月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

自治体の職員は日々、住民生活の維持・向上を図るべく、業務に取り組んでいる。そうした日常でもらう住民からの「感謝の言葉」は、職員にとって励みとなり、ときには、業務の本質に改めて気づかせてくれるヒントにもなる。とはいえ、実際に住民から感謝の言葉をもらえる機会はそう多くはないに違いない。そこで本連載では、住民から感謝の言葉を受けた自治体職員をクローズアップ。エピソードを通じて、職員たちの誇るべき仕事ぶりを紹介する。

感謝の言葉を受けて
「住民は自分の家族」だと思いながら、まちの安全安心を守っています
インタビュー
近藤 誠人
静岡県磐田市
消防本部
近藤 誠人こんどう まさと

*職員の肩書はエピソードが生まれた当時のものです

―感謝の言葉を伝えられた経緯を教えてください。

 私が勤務する消防署の近くには公園があり、そこで遊び終えた子どもたちが消防署の前を通ることがよくあります。そのため私たち消防署員は普段から、消防車や救急車に関心を示す子がいたら、近くでじっくり見せてあげたり、車に乗せてあげたりもしていました。そんなあるとき、高齢の男性から消防本部に電話をいただきました。「消防署の人が孫にとても親切にしてくれて、ありがたかった」と、感謝の言葉をわざわざ伝えてくれたのです。私たち消防署員は業務の特性上、住民からお礼の言葉をいただく機会が少なくありませんが、そのときは誰かを助けたわけではなかったので、かえって印象に残りました。

―なぜ感謝の言葉を伝えられたのだと思いますか。

 たとえば私は、消防署員として勤務を続けるなかで、火災が起こった家の住人や、搬送する患者を自分の家族だと思って助けることを意識するようになっていました。まちの安全安心を守るには、そのくらい強い想いがなければつとまらないとの覚悟から、自然と身についた感覚です。ですからそのときに限らず、私は子どもたちとかかわるつねとして、相手をまるで自分の子どものように思って接するように努めています。私はいつしか、子どもたちが消防車や私たちの仕事に興味をもってくれるのを見ると、「万が一のときに自分や誰かの命を守れるような人間に育ってほしい」と、つい我が子に対するような願いを抱くようになっていました。私の同僚たちもそうなのかもしれません。感謝の言葉をかけてくれた男性には、そんな私たちの想いが実際の行動から自然に伝わっていたのだと思います。

―感謝の言葉からどのようなことを感じましたか。

 仕事への姿勢は普段の行動に表れ、周りに伝わるものなのだと気づくことができました。私たちは、地域の防災教育や救命講座などでも住民と接する機会が多くありますが、もしかしたらそれが、相手の人生を変えるような出会いになるかもしれないとも思いました。たとえばそこで、「将来は消防士や救急救命士になりたい」と思うような子どもが増えてくれるのなら大変うれしいことです。あらためて今後も、一人ひとりに向き合う姿勢を大切にしていきます。

本稿は株式会社ホルグにご協力いただきました。


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jt_editorialdept@ishin1853.co.jp 『自治体通信』編集部

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