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「税公金ステーションFKR-100」は業務負担が大きい自治体庁舎内での税公金処理をお客様自身のセルフ操作で対応することで、来庁者様に対する住民サービス向上と、職員様の窓口業務の省力化を推進します。
2024年度に「税公金ステーションFKR-100」をご導入いただいた逗子市役所 宗像様にお話を伺いました。
【納入事例:逗子市役所】
■基本情報
逗子市は、神奈川県の三浦半島の付け根に位置し、横浜市・鎌倉市・葉山町・横須賀市に接しています。
人口は5万5千人ほど。とてもコンパクトなまちです。
明治時代から避暑地・別荘地として発展し、逗子海岸海水浴場の最盛期(昭和40年代)には、1日に30万人以上が訪れたといわれています。
また、JR横須賀線、京急逗子線が通り、横浜まで30分、東京・渋谷まで60分で行けるというアクセスの良さから、ベッドタウンとしても発展してきました。現在でも「都心に通いつつ、海や山に親しめるまち」として都心からの移住者が多くいます。
◉[逗子市公式サイト] 逗子市公式サイト
■導入情報
導入製品:税公金ステーション FKR-100
導入時期:2024年10月
導入台数:税公金ステーション…1台
設置場所:市役所本庁舎1階 旧指定金融機関の派出窓口横
用 途:税金、保険料、使用料の徴収
手数料(犬の登録等、粗大ごみ証紙、境界承認手数料)の徴収


■税公金ステーションの導入に至った経緯、背景
導入前は、指定金融機関の派出所窓口があり、9時から16時まで指定金融機関に業務委託していました。その前後の時間を市職員が手作業により対応していたため、現金の取扱い等のリスクがありました。また、市庁舎から歩いてすぐ近くに指定金融機関の支店があるので、経費をかけて派出所を維持する必要性が問われていました。コンビニ収納やeLTAXの導入で、収納チャネルも拡大しているため、派出所を利用する方も減少傾向にありましたが、来庁し納付される方も依然としているため、窓口の廃止等の市民サービスの低下をせずにリスク軽減や経費削減ができないかと検討しました。
また、職員が現金を取り扱うリスクが解消され、派出所を廃止することで経費削減が見込まれることに加えて、市が取り扱うすべての納付書に対応できる収納機の導入の検討を行った経緯となります。
■税公金ステーション導入の決め手・理由
派出所の廃止に伴い、市が取り扱うすべての納付書を取り扱えることを重視しました。実際に税公金ステーションでは対応ができないA4サイズの納付書を市では取り扱いをしていましたが、税公金ステーションで取り扱いをするために印刷の倍率を変更し、対応できるサイズに変更しました。そのため当初納付書出力システムの変更を検討していましたが、システム変更せずに取り扱いができるようになりました。
また、領収印が押印された領収書が返却されるため、類似製品との比較で、二重払いを防ぐことができる点が導入の決め手となりました。
さらに、納付書がなくても、即時に手数料を支払いができる手数料機能がとても有効でした。これまで、手書きの納付書を担当課で作成し、それを持って派出所で支払いをしていたため、お客様をお待たせする時間も短縮できる点が導入の決め手になりました。
■税公金ステーションのメリット
【メリット①】
窓口納付が減少しており、また指定金融機関の支店が市庁舎すぐそばにあるなかで、派出所を維持する必要性が問われていた中で派出所廃止ができ、派出所の業務委託費に比較し7年で約1000万円削減できました。
【メリット②】
朝と夕方に市職員が窓口で収納業務を行っていたが、収納機の導入により職員が現金を取り扱うリスクを削減でき、精神的な負担も軽減することができました。
また、持出区分ごとに件数・金額の集計がジャーナルで出力されるため、集計する間違いもなくなりました。
【メリット③】
境界承認手数料等については、これまでお客様を待たせて納付書を作成していましたが、待ち時間をなくすことができました。お客様にとっても、職員にとっても時間短縮が実現できました。
【メリット④】
税公金ステーションと同時にALSOK社製の入出金機オンラインシステムと釣銭配送サービスを併せて導入することで締後の業務負担を軽減することができました。
業務終了後に税公金ステーション内の釣銭準備金と収納金(売上金)は全て回収し、入出金機オンラインシステムに投入しております。そのため締後の作業時間は10分以内に完了できるようになりました。
また週に1回の釣銭配送を利用しており、指定金融機関への口座入金は入出金機オンラインシステムを通して翌日の入金が可能となりましたので、現金の取扱いリスクが軽減しました。
翌朝の立ち上げ準備では入出金機オンラインシステムに登録した釣銭準備金を出金し、税公金ステーションへ装填するだけになりましたので、業務負担軽減に繋がりました。

※ALSOK社製入出金機オンラインシステム
■導入後の課題解決
派出所廃止に伴い、経費削減、現金管理のリスクが削減できました。
また、手書きや複写式の納付書を利用していた担当がありましたが、収納機で取り扱えなくなることから、システムからの出力に統一することができました。手書きの納付書がなくなったことで、消込業務もスムーズに行えるようになりました。
しかし、派出所廃止により、従来担っていいただいていた定額小為替等の処理業務が増加いたしました。その他業務として従来は戸籍住民課や各課の手数料等の収納金は派出所を通して収納していただいておりましたが、各課の担当者にて直接入出金機オンラインシステムへ投入、釣銭準備金の出金対応をしていただいております。
収納業務に関しては、住民の方の収納から、収納金と釣銭準備金の回収、入出金機オンラインシステムを通して指定口座への入金まで一連の流れをスキーム化することができました。
■今後の展望、目標
現在、本市は収納機の収入日報を翌営業日に手作業で作成しています。この作業を職員の手を介さずにできれば業務効率化が進むため、「収納データ生成機能」の導入の検討も行っていきたいです。窓口収納が減少していく中で、自治体の予算も限られているため費用対効果を検証していきたいと考えています。
■グローリーのサービスや営業スタッフに対するご感想など
営業ご担当の方は、こちらからの質問事項について、即時に本部の方と共有しご対応・フォローしていただけました。
また、納付書設定の際には、何度も打ち合わせを重ねていただいたので、稼働前の不安も解消することができました。
税公金ステーションの機能面の要望として、画面に表示されるボタンの名称や一度にできる取引上限数を9件から10件へ増加、納税等に必須である電話番号の入力をスキップできればより住民サービスの向上に繋がるかと思いました。
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設立 | 1944年11月 |
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資本金 | 128億9294万7600円 |
代表者名 | 原田 明浩 |
本社所在地 | 〒670-8567 |
事業内容 | 通貨処理機・セルフサービス機器の開発・製造・販売・保守、電子決済サービス、生体認証ソリューション、ロボットSI等の提供 |
URL | https://www.glory.co.jp/ |
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