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「タッチパネル式券売機と残席数管理ディスプレイ」をご導入いただいた川口市立科学館管理係山田様にお話を伺いました。
【導入事例:川口市立科学館】
■基本情報
平成15年5月3日に開館した埼玉県川口市にある科学館です。
1階に科学展示室があり、メインテーマ「太陽」からイメージした5つのサブテーマ、「力」・「光」・「水」・「大気」・「生命」を扱った展示室で、観察発見の「?(はてな)ボックスゾーン」、各種実験検証の「実験ボックスゾーン」、創造発表の「ワークゾーン」のほか「サイエンスステージ」、「太陽の広場(屋外展示)」で構成されています。
3階にはプラネタリウムがあり、自然に近い美しい星空や季節ごとのプラネタリウム番組など、多彩な映像を投影しています。


■導入情報
導入製品:高額紙幣対応タッチパネル式券売機 VT-T21(キャッシュレス決済機能搭載)
券売機管理ソフトウェア(ISP-309)
導入時期:2024年9月
導入台数:2台
設置場所:タッチパネル式券売機:科学展示室受付横券売機管理ソフトウェア:受付
使用用途:科学展示室の入場券及びプラネタリウム観覧券の販売
券売機と連動したディスプレイによる残席管理と機器状態監視
■導入に至った経緯、背景
当館のプラネタリウムでは座席の残数管理を行う必要があり、従来の機種は残席数管理機能に高額な開発費が必要だったため、更新の予算確保が困難でした。また今回は新紙幣への対応も必要だったこともあり、機器の老朽化への対応に加え、券売機の操作や管理にかかる業務負担を改善したいと考えていました。さらに従来機種は現金しか使用できず、お客様よりキャッシュレス決済に対応してほしいとの要望が多くありました。これらの課題を解決する券売機を新たに採用する事が必要となっていました。

■導入の決め手・理由
グローリー製の券売機は売上金のみの回収(注1)が可能であり、課題に感じていた締め作業の負担が軽減できると考えました。さらに現金に加えて電子マネー、クレジット、QRコード決済も含め多様なキャッシュレス決済に対応している機器でした。
また、要望していた残席数管理ができるという仕組みを券売機と券売機管理ソフトウェア(注2)のパッケージで実装していたため、他社製では必要であったシステム開発が不要となり、導入費用を抑えることができる提案であった事も選定した要因でした。
■(注1)売上金のみの回収とは
売上金集計を自動で行い、売上金とつり銭準備金を分けて回収することができる機能です。
売上金のみ回収する「残置回収」機能により、翌日のつり銭準備の手間を省くことができます。

■(注2)券売機管理ソフトウェアについて
販売枚数制限があるアイテムを複数台の券売機で同時に販売する場合、一元的な残数管理が求められます。複数設置券売機を接続する事で券売機の状態や運用状況の一括管理が行えるソフトウェアを活用し、プラネタリウムの残席数を視認できるディスプレイを受付に設置する事で、大きな費用負担を掛ける事なく川口市科学館様の要望に応える事ができました。

■導入メリット
券売機の更新によって5つの導入メリットがありました。
【メリット①】売上金回収機能による生産性向上
当日の売上金のみ回収が可能になり、翌日の準備金作業等が容易になりました。従来は業務終了後に機内現金を全て回収してから売上金と準備金の仕分けを手作業で行っていたため、締め作業に約1時間かかっていました。更新後は売上金回収機能を使う事により締め作業が20分程度に短縮できました。
【メリット②】キャッシュレス対応
電子マネー、クレジットカードなど、様々な決済手段を導入することにより、支払いにかかる時間が削減できたことで来館者の利便性が向上しました。
【メリット③】残席数管理を標準搭載
他社製品では残席数管理システムを導入する際に別途開発費用が必要でした。しかしグローリー製券売機と管理ソフトウェア採用により券売機とディスプレイを有線接続するだけで残席数管理が可能になるため、高額な開発費用を掛けずに導入できました。
【メリット④】両替業務の負担軽減
これまではコインロッカーや展示物体験の利用料等で両替を希望された場合、職員が都度対応をしていましたが、券売機更新以降は来館者が券売機の両替機能を使い、自身で両替できるようになりました。これによって職員の業務負担軽減が実現しました。
【メリット⑤】メニュー画面の自由変更によるユーザーインターフェイス(UI))向上
券売機のメニュー画面をユーザー自身で自由に変更することができる点もメリットに感じました。従来は画像等を入れ込むことができなかったので、メニュー選択時に季節ごとに変わるプラネタリウムの番組内容等説明を求められることが多くありました。番組の画像を表示することが可能になったことで、お客様がメニュー選択しやすくなり、お客様の購入時間を短縮することができました。

■導入による課題解決
券売機更新により、生産性向上を実現することができたほか、新紙幣・各種キャッシュレス決済の対応を実現し、来館者の利便性を向上することもできました。

■今後のグローリーへの要望
ASPサービス上でリアルタイムの売上情報が確認できるようにして欲しいです。また、受付に設置している残席数管理用ディスプレイの画面を事務室でも確認できるようにしたいです。
■グローリーのサービスや営業スタッフに対するご感想など
今回の導入にあたって、キャッシュレス決済に関する契約や光回線の開通工事などで苦労したこともありました。しかしながらグローリー営業スタッフの丁寧な対応で、スムーズに導入することができました。稼働初日も立ち会って頂き、取り扱いや運用に関するフォローを行って頂けました。
機器の操作もわかりやすく、大変使いやすいので、グローリー製券売機を導入してよかったと感じております。
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設立 | 1944年11月 |
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資本金 | 128億9294万7600円 |
代表者名 | 原田 明浩 |
本社所在地 | 〒670-8567 |
事業内容 | 通貨処理機・セルフサービス機器の開発・製造・販売・保守、電子決済サービス、生体認証ソリューション、ロボットSI等の提供 |
URL | https://www.glory.co.jp/ |
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