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先進事例2023.03.27

図面作成業務における液晶ペンタブレット活用事例【静岡県】

[提供] 株式会社ワコム
図面作成業務における液晶ペンタブレット活用事例【静岡県】
この記事の配信元
株式会社ワコム
株式会社ワコム

株式会社ワコムは液晶ペンタブレットという製品を通じて、各自治体のDX化やペーパーレス化をご支援しております。
今回は、長年ご利用を頂いている静岡県埋蔵文化財センター様にお話を伺いました。

導入事例:静岡県埋蔵文化財センター

静岡県埋蔵文化財センターは主に公共工事に伴う発掘調査を行う静岡県の機関です。発掘調査の成果は、「発掘調査報告書」にまとめ、刊行されます。報告書は発掘調査で得られた遺跡の情報を記録し、資料化したもので、行政機関や図書館、博物館、大学などの施設に配布され、教育や研究に活用されます。

発掘調査で得られる資料は、遺構(建物跡や古墳など、現地から動かすことができない不動産的なもの)と、遺物(土器や石器など動かすことができる動産的なもの)に分類されます。発掘調査で検出された遺構は、形状や規模、遺物の出土状況などを記録として残すため、現地で図面を作成します。
遺物についても、洗浄、分類、仕分け、注記(遺物に遺跡名や遺物番号などを小さな文字で記入する)、接合、復原作業を行った後、遺物の正確な形や文様などの特徴を記録した図面(実測図)を作成します。

これ以降は、トレース、図面編集、版組など主にコンピュータを用いた作業になります。この内、トレースは、遺構と遺物の図面を、報告書印刷用に描画ソフトを用いて清書(トレース)する作業ですが、複雑で微細な曲線が多く、マウスの操作では、なかなか上手く出来ないため、ペンタブレットが有効に活用されています。

昨年までは板型のペンタブレットが使われていましたが、今年度からは液晶ペンタブレットを導入されており、下図を画面に投影してそのまま電子ペン操作をすることが出来、格段に作業効率が上がったということです。

静岡県埋蔵文化財センターで過去に使われていた板型ペンタブレット
現在、設置され使われている液晶ペンタブレットDTK-1660

報告書には、上記の工程で作成された図面とともに、文章や写真、表が掲載され、編集作業を経て印刷製本されます。近年は印刷業者がデジタルデータでの入稿を求めるケースが増えており、トレース作業や画像の修正などに有効な液晶ペンタブレットは、今後各地に普及するのではないかとのことでした。

ワコムでは、これからもこのような課題に対して職員や住民の利便性向上にむけた製品を提供し、社会貢献につながる活動を続けて参ります。

株式会社ワコム
株式会社ワコム
株式会社ワコム
設立1983年7月12日
資本金42億347万円
代表者名井出 信孝
本社所在地

東京支社
〒160-6131
東京都新宿区西新宿8丁目17番1号 住友不動産新宿グランドタワー31階

事業内容

ワコムは、40年近くにわたって業界をリードしてきたデジタルペンテクノロジーに基づき、 対面でのやり取りが必要なワークフローのデジタル化をサポートしております。 まるでペンで紙に書くような自然な書き心地で定評のあるワコムのハードウェアに、デジタルインクの情報を保存、および表示する当社のソフトウェアを使用することで、その機能を最大限に利用することができます。 これにより、 使い慣れたペンと紙の感覚を残したまま業務のデジタル化とペーパーレス化を実現することができます。 デジタルでありながら人間に寄り添った体験をお客様に提供します。

URLhttps://tablet.wacom.co.jp/enterprise_education/industries/public/

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