9つの国と地域から人気TikTokクリエイターが香川に集結し、瀬戸内の魅力をTikTokで世界に発信!「瀬戸内国際芸術祭2025」に合わせて開催された「TikTok Connect By Tourism 〜瀬戸内の魅力発信・裏瀬戸芸プロジェクト〜」開催レポート(前編)


TikTok Japanは、2025年4月20日(日)から25日(金)にかけ、9つの国と地域から人気TikTokクリエイター41名(計37組)を招き、瀬戸内の知られざる魅力を発信する「TikTok Connect By Tourism 〜瀬戸内の魅力発信・裏瀬戸芸プロジェクト〜」を実施しました。
本プロジェクトは、「瀬戸内国際芸術祭2025(以下、「瀬戸内国際芸術祭」)」および瀬戸内地方を盛り上げるため、瀬戸内国際芸術祭の裏側で地元の人々が知る素敵な場所やモノ・ヒトを掘り起こすことを目的に実施した取り組みです。国内外の人気クリエイターがそれぞれの視点で観光やグルメ、島での暮らしといったアートだけにとどまらない瀬戸内の魅力に目を向け、ショート動画を撮影したり、TikTok LIVEを配信したりしました。クリエイターたちが制作したショート動画はハッシュタグ「#裏瀬戸芸」で順次公開予定です。
「TikTok Connect By Tourism」は、日本全国でコミュニティとつながり、共に創る喜びを分かち合う、プロジェクト横断型の企画「create together」の一環として、クリエイターを通して各地の魅力を発信する取り組みです。2024年3月に九州・沖縄で実施し、同10月には国内クリエイター14組が参加したプレ企画を香川県で実施しました。今回は国内から18組、海外から19組が参加し、そのTikTokの総フォロワー数は1億人以上で、(※)国内のみならず全世界に向け、瀬戸内の魅力を発信しました。レポート前編では、初日の4月20日(日)に行われたレセプションパーティーの模様を紹介します。
※フォロワー数は2025年4月18日(金)時点
特別名勝 栗林公園内でレセプションを開催

初日は、高松市が誇る特別名勝である栗林公園内にある商工奨励館でレセプションが開催されました。地元香川県から多くのご来賓にご臨席いただき、国内外のTikTokクリエイターとともに交流を深めました。

自民党デジタル社会推進本部長 衆議院議員 平井卓也氏
本プロジェクトの発起人で、自民党デジタル社会推進本部長、衆議院議員の平井卓也氏(@hiratakuchan0125)は、「香川県には多くの魅力があるので、クリエイターの皆さんのアイデアでこの地域を応援してほしい」「皆さんの人生の中で香川県の景色、島々がなくてはならない存在となるよう願っています」と、国内外のクリエイターに呼びかけました。

TikTok Japan 執行役員・公共政策本部長 安永修章
主催者あいさつを行ったのはTikTok Japan 執行役員・公共政策本部長の安永修章。昨年10月に実施したプレ企画では、14組の国内TikTokクリエイターが瀬戸内を巡り、各クリエイターが制作した動画の視聴数は広告配信の表示数も含め合計6,700万回を超えたことを紹介。本番となる今回のプロジェクトでは前回の倍以上のクリエイターが参加し、その合計フォロワー数は1億人以上となることから「世界中の数多くの方々に瀬戸内の魅力をお届けすることができる」と期待を語りました。

裏瀬戸芸プロジェクトチーム 代表 吉田直由氏
続いて香川の情報誌を手がけるナイスタウンの専務取締役で、裏瀬戸芸プロジェクトチームの代表を務める吉田直由氏が登壇。国内外から集まったクリエイターに感謝を述べるとともに、「一過性でなく継続的に香川の魅力を発信すべくお力を貸してください」と呼びかけ、「今日から始まる1週間、ぜひ香川をお楽しみください」と結びました。

香川県知事 池田豊人氏
香川県知事の池田豊人氏は、「ショート動画には世界中の『今』を届ける、大きな力があると感じている」と期待を語りました。前日から始まった瀬戸内国際芸術祭にも触れ、現代アートをはじめ、香川には世界に届ける「今」がたくさんある、と紹介。「ディープな香川の魅力を、自由で新しい発想で届けてほしい」とクリエイターたちにエールを送りました。

高松市長 大西秀人氏
高松市長の大西秀人氏は、穏やかな瀬戸内海に美しい島々が浮かぶ、風光明媚な街だと高松を紹介しました。また2025年は、瀬戸内国際芸術祭という大阪・関西万博という世界的なイベントが2つも関西・瀬戸内エリア一帯で開催されることに触れ、「ぜひとも世界中の方々に瀬戸内に来ていただきたい、来られない方は本プロジェクトを通して瀬戸内の映像を楽しんでいただくために、瀬戸内を“裏”からどんどん発信してほしい」とクリエイターに熱く語りました。

司会を務めたシンガーソングライターでTikTokクリエイターの遠坂めぐ(えんさかめぐ)さん
ここで司会の遠坂めぐ(@meg_ensaka)さんが、翌日の21日(月)から始まる5日間のフィールドワークについて説明。高松市や瀬戸内の島など、各日に訪れるスポットを紹介し、「人気クリエイターならではの投稿で広く情報発信して観光産業の活性化、地域の産業振興や中小企業支援、伝統文化・芸術の保全などへの貢献を目指します」と本プロジェクトの目的を改めて伝えました。
※2日目から行われたフィールドワークの様子は●後編●をご覧ください

エイトハンドレッド デジタルユーティリティ本部 コンサルタント 大谷直子氏
データ分析などを手がける株式会社エイトハンドレッド(東京都) デジタルユーティリティ本部 コンサルタントの大谷直子氏は、2024年に実施した本プロジェクトのプレ企画の経済効果について説明しました。同社の調査・分析によると、2024年10月15日から12月31日の香川県の瀬戸内地域(※)来訪者のうち、TikTokの投稿をきっかけに来訪したと考えられる人は28.2万人、その観光消費額の総計は38.6億円と推計されるといいます。そして、本プロジェクトによる2025年の香川県の瀬戸内地域観光への経済的影響として、TikTok影響者数(TikTokの投稿をきっかけに来訪すると考えられる人)が103.4万人、その観光消費額が138.7億円に上ると見込まれることを紹介しました。
※このレポート内の「瀬戸内地域」は、広島県・岡山県・香川県・山口県・愛媛県が対象

クリエイターのあああつしさん
次に国内クリエイター代表として、あああつし(@aaa_tsushi_)さんが登壇。プレ企画にも参加したあああつしさんは、「初日から終わるのがさみしくなるほど、充実した旅だった」と振り返りました。「(37組)41人いれば、41通り以上の動画ができるので、全力で楽しみながら発信しましょう!」とクリエイターたちに声をかけました。

TikTokクリエイターの廢力西亞さん
海外クリエイターの代表は、台湾の人気クリエイター、廢力西亞(フェリシア)(@feliciayang1027)さんです。世界中のクリエイターに囲まれていてうれしい反面、このような大きなステージに立つことはチャレンジでもあったという廢力西亞さん。「でも挑戦こそが自分のチャンネルのテーマです」と力強く語り、「一緒に動画が撮れたらうれしいです」と参加クリエイターたちに呼びかけました。
3名のクリエイターがコラボした、ミュージックライブを実施

ここで、ルクセンブルクから参加したクリエイターのPoviolinist(@poviolinist)さんとすみはね(@sumihane)さん、遠坂めぐ(@meg_ensaka)さんがミュージックライブを披露。3人が一緒に演奏するのは今回が初めてであったものの、バイオリン、ピアノ、ボーカルがぴったり息の合った演奏を聴かせてくれました。

内閣府副大臣 衆議院議員 瀬戸隆一氏
続いてあいさつに立った内閣府副大臣、衆議院議員の瀬戸隆一氏(@setotakakazu.koenkai)は、「先ほどからTikTokクリエイターのお話や演奏を聞いていて、ワクワクしてきました」と切り出しました。これだけ多くの人気クリエイターが瀬戸内に集まる機会はめったにないと思うので「ぜひお互いにコネクトしあいながら、瀬戸内の魅力を発信してほしい」と本プロジェクトへの期待を語りました。

参議院議員 磯﨑仁彦氏
参議院議員の磯﨑仁彦氏は、本プロジェクトでは「コネクト」がひとつのキーワードだと指摘し、人や国、地域をつなげる「コネクト」を大いに広げていってほしいと語りました。さらに、香川に住んでいる自分たちにとって、香川の魅力は当たり前のように感じてしまうからこそ、外からの目で香川の魅力を発見し、世界に伝えてほしいと伝えました。

参議院 財政金融委員長 三宅 伸吾氏
最後に登壇した参議院 財政金融委員長の三宅伸吾(@miyakeshingo)氏は、観光産業を日本一の産業にしたいという思いから自由民主党の中に「ラグジュアリー観光振興議員連盟」をつくり、事務局長を務めています。自身もTikTokアカウントを持つ三宅氏は、自身も招致に関わったブルーインパルスの飛行予定に関する動画の視聴数が22万回以上(2025年4月20日時点)に達したことを紹介し「皆さんの力で、香川県から観光産業を、日本一のワクワクするようなビジネスに成長させてほしい」とスピーチを締めくくりました。
思い思いに栗林公園を満喫
レセプション終了後、クリエイターは栗林公園内を散策。和船で公園内を遊覧したり、茶道を体験したりするなど、思い思いに時間を過ごしました。



地元関係者の皆さまや国内外のクリエイターを招いた交流会
レセプションパーティーでは、夕食をとりながらの交流会を行いました。政治家や自治体の皆さま、地域の事業者、そしてTikTokクリエイターなど多くのゲストが香川、瀬戸内の名産品や各地域の逸品を使用した特別なメニューに舌鼓を打ちながら、話に花を咲かせました。
また会場の前にはTikTokクリエイターのみいるか🐬🎨(@miiruka_)さんが絵を描いたキッチンカーが展示されました。会場にはキッチンカーで提供する限定メニューも用意され、クリエイターたちはオムライス兄さん🍅🐣🍚 (@omurice_omelette)とコラボした「オム兄のオムドッグ」、そば湯(@sobayu8055)さんとコラボした「そば湯のそばドッグ」を味わいました





国内外から集まったTikTokクリエイターは、これからはじまる5日間のフィールドワークへの期待を胸に、栗林公園の夜を楽しみました。
レポート後編では、TikTokクリエイターが香川、瀬戸内を巡った5日間のフィールドワークと4月26日(土)に実施したキッチンカーイベントの様子をレポートします。

本サイトの掲載情報については、自治体又は企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。
提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。