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先進事例2025.12.07

江津市が挑む“普段使い”のDX──WinActor導入とNTTドコモビジネスとの連携による業務効率化

[提供] NTTドコモビジネス株式会社
この記事の配信元
NTTドコモビジネス株式会社
NTTドコモビジネス株式会社

[左からNTTドコモビジネスソリューションズ(株)(全国のお客さまへ営業活動を行うNTTドコモビジネス(株)のグループ会社)島根支店 森野下 護 氏、ロボフィス㈱ 川口 雄大 氏、江津市政策企画課 係長 森下 晃 氏、江津市政策企画課 課長 無川 未来也 氏]

島根県江津市は、全庁的な業務効率化とDX推進に積極的に取り組んでいます。BPR(業務プロセス改革)を起点に、RPA「WinActor」とAI-OCRの導入を進め、「普段使い」を意識した現場主導のデジタル化を実現。その推進パートナーとして、NTTドコモビジネスが現場定着や運用支援、全庁展開を伴走しています。

1:導入の背景とNTTドコモビジネスとの連携

江津市では、限られた人員・予算の中で業務効率化が急務となっていました。令和4年度のBPRで4課36業務を分析し、年間3,587時間の削減可能性を試算。そのうち約2,392時間はRPAとAI-OCRの活用で実現可能と判断されました。
RPA導入にあたっては、「日本語対応」「研修・シナリオ作成のフォロー」「現場端末からの“普段使い”」を重視し、NTTドコモビジネスが提供するWinActor+DX Suiteを採用。
導入初期から現場の声を反映した段階的な展開計画(概要研修→操作研修→業務ヒアリング)を設計し、庁内の抵抗感や不安を抑制する工夫を実施しました。
また、現場の“普段使い”を前提とした運用設計や、庁内横断的なシナリオ共有・教育もNTTドコモビジネスが支援。少量処理でもRPAを活用する横展開や、抵抗感の強い部署への可視化・波及策など、現場に寄り添った定着支援を継続しています。 

2:具体的な活用事例と連携の成果

  • 税務課:軽自動車税の廃車処理をAI-OCR+RPAで自動化し、月3時間相当の作業をゼロ化。
  • 財務会計課:支払処理のExcel転記をRPA化し、ミス防止と確認工数削減を実現。
  • 福祉系部署:人口集計業務をAI-OCR+RPAで自動化し、誤入力防止と負担軽減。
  • 水道課:メーター交換データ入力(2,000~3,000件規模)をRPA化し、繁忙期の負荷平準化を目指す。
  • 段階的な展開(拡大):3年目職員を対象にして、RPA概要・操作研修を毎年開催。RPAの業務活用や認知を年度単位で拡大させる取組を継続している。

NTTドコモビジネスは協業パートナーである「ロボフィス㈱」と連携して、利用実績や効果測定データの提供、契約内容に応じた運用サポート、現場からのフィードバックを活かした改善提案など、単なるベンダーにとどまらない“現場伴走型パートナー”として江津市のDX推進を支えています。
また、江津市の取り組みはNTTデータ主催のセミナーや公式事例記事としても発信され、他自治体への横展開や情報交換の場でも連携が進んでいます。

NTTドコモビジネス株式会社
NTTドコモビジネス株式会社
NTTドコモビジネス株式会社
資本金2,309億円
代表者名小島 克重
本社所在地

〒100-8019
東京都千代田区大手町2-3-1 大手町プレイスウエストタワー 

事業内容

ICTサービス・ソリューション事業、国際通信事業、およびそれに関する事業など

URLhttps://www.ntt.com/

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