

[左からNTTドコモビジネスソリューションズ(株)(全国のお客さまへ営業活動を行うNTTドコモビジネス(株)のグループ会社)島根支店 森野下 護 氏、ロボフィス㈱ 川口 雄大 氏、江津市政策企画課 係長 森下 晃 氏、江津市政策企画課 課長 無川 未来也 氏]
島根県江津市は、全庁的な業務効率化とDX推進に積極的に取り組んでいます。BPR(業務プロセス改革)を起点に、RPA「WinActor」とAI-OCRの導入を進め、「普段使い」を意識した現場主導のデジタル化を実現。その推進パートナーとして、NTTドコモビジネスが現場定着や運用支援、全庁展開を伴走しています。
1:導入の背景とNTTドコモビジネスとの連携
江津市では、限られた人員・予算の中で業務効率化が急務となっていました。令和4年度のBPRで4課36業務を分析し、年間3,587時間の削減可能性を試算。そのうち約2,392時間はRPAとAI-OCRの活用で実現可能と判断されました。
RPA導入にあたっては、「日本語対応」「研修・シナリオ作成のフォロー」「現場端末からの“普段使い”」を重視し、NTTドコモビジネスが提供するWinActor+DX Suiteを採用。
導入初期から現場の声を反映した段階的な展開計画(概要研修→操作研修→業務ヒアリング)を設計し、庁内の抵抗感や不安を抑制する工夫を実施しました。
また、現場の“普段使い”を前提とした運用設計や、庁内横断的なシナリオ共有・教育もNTTドコモビジネスが支援。少量処理でもRPAを活用する横展開や、抵抗感の強い部署への可視化・波及策など、現場に寄り添った定着支援を継続しています。
2:具体的な活用事例と連携の成果
- 税務課:軽自動車税の廃車処理をAI-OCR+RPAで自動化し、月3時間相当の作業をゼロ化。
- 財務会計課:支払処理のExcel転記をRPA化し、ミス防止と確認工数削減を実現。
- 福祉系部署:人口集計業務をAI-OCR+RPAで自動化し、誤入力防止と負担軽減。
- 水道課:メーター交換データ入力(2,000~3,000件規模)をRPA化し、繁忙期の負荷平準化を目指す。
- 段階的な展開(拡大):3年目職員を対象にして、RPA概要・操作研修を毎年開催。RPAの業務活用や認知を年度単位で拡大させる取組を継続している。
NTTドコモビジネスは協業パートナーである「ロボフィス㈱」と連携して、利用実績や効果測定データの提供、契約内容に応じた運用サポート、現場からのフィードバックを活かした改善提案など、単なるベンダーにとどまらない“現場伴走型パートナー”として江津市のDX推進を支えています。
また、江津市の取り組みはNTTデータ主催のセミナーや公式事例記事としても発信され、他自治体への横展開や情報交換の場でも連携が進んでいます。

| 資本金 | 2,309億円 |
|---|---|
| 代表者名 | 小島 克重 |
| 本社所在地 | 〒100-8019 |
| 事業内容 | ICTサービス・ソリューション事業、国際通信事業、およびそれに関する事業など |
| URL | https://www.ntt.com/ |
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