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キャリア設備を活用した 「ローカル5Gサービス TypeD」の提供開始

[提供] NTTドコモビジネス株式会社
    キャリア設備を活用した 「ローカル5Gサービス TypeD」の提供開始
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    NTTドコモビジネス株式会社
    NTTドコモビジネス株式会社

    NTTドコモビジネスの新サービス「ローカル5Gサービス TypeD(以下、TypeD)」の提供を開始しました。従来のローカル5Gの課題を解決し、ローカル5Gの市場を創出する契機となるTypeDの特長や強みなどについて紹介いたします。

    モバイルネットワークの進化とローカル5G

    今では当たり前のように使われているモバイルネットワークの先駆けは、1980年の自動車電話(1G)にさかのぼります。

    1985年になると大型で重かった自動車電話は小型化し、持ち歩けるショルダーフォンになりました。それが1990年にはポケットに入る携帯電話(2G)になり、2000年には文字情報をやりとりできるiモード(3G)が登場しました。2010年になると携帯電話は多彩なアプリや動画を使えるスマホ(4G)となり、1人1台の時代がやってきました。そして2020年からは高速・大容量、低遅延、多数端末接続を特長とする5Gがスタートし、現在に至ります。

    4Gから大きく進化した5Gでは、パブリックだけでなくプライベート利用も可能になりました。このプライベートでの利用が、今回のテーマである「ローカル5G」です。携帯事業者によって提供されるキャリア5Gと異なり、ローカル5Gは建物や敷地内で構築した自営網の免許を総務省から個別に取得し、通信サービスを利用します。画一的なサービスとなるキャリア5Gと比べ、ローカル5Gは⽤途に応じてネットワークを設計でき、利用者単位での個別最適化が可能です。                    

    これまでNTTドコモビジネスでは、法人向けコンサルティングサービス「docomo business プライベート5G」として、5Gをはじめとしたモバイルネットワークのカスタマイズをサポートしてきました。お客さまのニーズに応じて、5GワイドやdocomoMEC、ローカル5Gのサービスの中に今回のTypeDが新たに追加されました。

    モバイルネットワークは10年ごとに大きな変化を迎えています。2020年に始まった5Gはすでに5年が経過しました。後半となるこれからの5年間は、弊社にとって2030年から始まるBeyond5GやIOWN(6G)につなげる大事な時期と捉えています。

    5Gの課題を解決するTypeDで、新たな市場を創出

    ローカル5Gの市場は、2024年は約150億円程度。制度化当初の見立てより3~4年遅れているものの、市場規模は今後700億円以上に拡大していくとみられています。これまでNTTドコモビジネスが取り扱ってきたローカル5Gの 7割以上が実証/PoC段階となっています。

    ローカル5Gの商用導入を伸ばすためには、いくつかの課題があります。それは①コストの低減、②設備の冗長化、③充実した保守体制の構築です。商用導入を進めるためには、この3つをバランスよく満たさなくてはなりません。具体的には、①イニシャルコストと運用費のさらなる低減に応えていくこと、②実証やPoCから商用導入へ移行するには設備の冗長化が不可欠であること、③安心の設備監視や故障時の駆け付け保守などの体制が整っていることです。

    お客さまがローカル5Gの商用導入に踏み切るために、これらをTypeDで解決することでローカル5Gの市場を立ち上げ、DXの推進や社会課題の解決をめざしていきます。

    キャリアネットワークを共用し、冗長性と高い保守性を低コストで実現

    3月25日から受け付けを開始した TypeDは、ローカル5Gの課題を解決する冗長性と高い保守性を低コストで実現したサービスとなっています。

    特長① 低コストで冗長性と高い保守性を実現

    TypeDは、RU/アンテナの先でNTTドコモのキャリアネットワークを共用するアーキテクチャです。NTTドコモの設備を共用することで、低コスト(最小構成で税抜月額50万円~)で高い信頼性を確保しました。

    監視および保守作業については、各都道府県にあるNTTドコモの拠点が担います。拠点に所属するエンジニアは、キャリア5Gと同様にTypeDの設備も24時間365日で監視、遠隔保守を行います。また、土日を含む翌日駆け付け保守にも対応しています。

    特長② 省スペースで構築可能

    基本的にお客さまは、拠点にRU(無線ユニット)とアンテナを設置するだけでサービスを利用できます。従来のローカル5Gサービスで必要だった機械室・電源・空調の準備、サーバーラック(5G交換機/CU/DU/UPF)、GPSアンテナおよびGPS⽤同軸ケーブル(配管含む)が不要となり設置スペースは9割程度削減されます。

    特長③ ネットワークをワンストップで提供

    お客さまが実行するクラウド・インターネット・データセンターなどのさまざまなアプリケーションへの接続をNTTドコモビジネスのネットワークで提供。コネクティビティ全体の構成検討から構築までをワンストップで実施します。FIC*などを活用し、お客さまシステムまで閉域でも接続します。

    * Flexible InterConnectの略。オンデマンドで手軽にクラウドサービスやデータセンターの間をセキュアに接続可能なインターネットコネクトサービス。

    ローカル5GはDXを後押しする存在として注目を集めていますが、TypeDはビジネスや生活をどう変えていくのでしょうか。 利用が想定されるシーンは次の通りです。

    想定する利用シーン①【公共交通】
    公道や大規模施設内の公共バスなどにおける自動運転や道路設備の監視のためのネットワークとして、ローカル5Gをはじめ、5Gワイドや固定回線などをワンストップで提供したいと考えています。NWの途切れや揺らぎが安全性に直結し、通信設備の機器設置が難しい場所にはTypeDを、業務用通信などを安定的に利用したい場合は5Gワイドなどという使い方です。固定回線の利用も含めてトータルソリューションでご提案できればと考えています。

    想定する利用シーン②【病院、医療機関】
    地方の過疎化や高齢化が進む中で行政による医療体制の維持は欠かせないものとして考えています。特に急速に高まりつつある救急医療需要の増大や、医師の働き方改革により医療体制の強靭化が必要とされています。
    これらのニーズに対して、クラウド接続に特化したTypeDを活用することで、AIの活用や高精細映像伝送、リアルタイム遠隔医療ソリューションなどの導入に期待ができます。これらにより病院業務の効率化、医療の高度化、医療提供体制の強化に寄与できると考えています。

    「docomo business プライベート5G」の今後について

    2020年から始まった5Gは、少しずつ競争差異化メニューを追加しながら進化を続けています。これをベースに現場部門や事業組織といったLOB層におけるソリューションなど提供により顧客基盤を獲得することで、6G/IOWNにつながると考えています。これからもいろいろなお客さまの声を頂きながら、その期待に応えるモバイルネットワークを目指してまいります。

    NTTドコモビジネス株式会社
    NTTドコモビジネス株式会社
    NTTドコモビジネス株式会社
    資本金2,309億円
    代表者名小島 克重
    本社所在地

    〒100-8019
    東京都千代田区大手町2-3-1 大手町プレイスウエストタワー 

    事業内容

    ICTサービス・ソリューション事業、国際通信事業、およびそれに関する事業など

    URLhttps://www.ntt.com/

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