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「デジタル花咲かプロジェクト」の振り返り《学びと気づき編》

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【自治体通信Online 寄稿記事】
三重県流「あったかいDX」の全記録~新卒入庁職員の成長ストーリー~ #8(三重県 デジタル社会推進局/同局職員・中濵 佑希乃

前編に引き続き、今年初実施の「デジタルの日」に合わせて三重県が行った「デジタル花咲かプロジェクト」についての総括の後編。企画・広報を担当した1年目職員が得た気づきと学びをお届けします。リレーコラムでは「あったかいDX」という言葉を世に送り出した三重県の田中 淳一・CDO(最高デジタル責任者)が登場。その想いを綴ります。

「デジタル花咲かプロジェクト」の広報活動

このプロジェクトに際して、プレスリリースを作成したり、Web広告を出したり、新聞1面記事を作成したり、この記事を書いたり、Twitterを運用したり、ラジオに出演したり、県庁他部局や市町の方に周知をお願いしたり、など様々な広報活動を行いました。

メディア露出をたくさんすることで県民の皆さまに「『デジタルの日』を知っていただきたい」「デジタルの楽しさを伝えたい」と思っていましたが、衆議院選関連の報道と被ってしまったこともあり、結果としてメディア露出に関してはなかなか思ったとおりにはいきませんでした。

多々ある情報の中で、届けたい情報をメディアに取り上げてもらうことのハードルの高さを改めて実感しました。

これからメディア露出を意識する際は、他の報道などとのタイミングや、どうしたら取り上げる価値のある取り組みだと記者の方に思っていただけるかについて、しっかりと考える必要があると学びました。

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全力で駆け抜け、さまざまな“学びと気づき”があった

情報発信の重要性

「デジタル花咲かプロジェクト」について、「『#三重しか勝たん』のハッシュタグを見ていると、知らなかった地元のいいところを知れて楽しい!」というような声を多数いただきました! 担当として、このようなご感想はすごく嬉しいものではありましたが、逆に「せっかく良い企画なのだからもっと多くの方にこの企画を知ってほしかった」という想いもありました。

「デジタル花咲かプロジェクト」を企画するにあたり、県の他の企画についてもいろいろと調べてみて初めて気が付きましたが、行政の実施していた企画の内容はどれも、多様な人々のニーズに合わせていたり、不平等が起こらないように工夫されていたりと、一県民目線で見て非常に良いものばかりでした。

知っていたら参加したかったのに…、と思うものも多かったのですが、実際、県庁で働く前は県の企画の存在自体をほとんど知りませんでした。おそらく現在も、以前の中濵と同じように、県の行う企画について知らない人は多いはずです。正直、すごくもったいないと思いました。

ここからは完全に中濵の持論となってしまいますが、メディアで取り上げてもらうことがなかなか難しいとなると、行政の行う活動を住民の皆様に知らせるための最も有効な手段はSNSでの発信なのではないかと感じました。

ただ、実際に中濵がそうなのですが、SNSだと人は自分の見たい情報しか見ないと思うので、どのように「見たい」と思ってもらえる情報発信をしていくことが出来るかがポイントだと思います。

流行っている公式アカウントなども参考にしつつ、どのようなSNS運用が一番県民の皆さまに刺さるのか研究していこうと思いました。

(ちなみに・・・)
デジ局のTwitterアカウントはこちら(@digital_mie)。是非フォローお願いします!!
https://twitter.com/digital_mie?s=11

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ツイッター「三重県デジタル社会推進局【公式】」のトップページ。背景は三重の紅葉の名所「積田(せきた)神社」(三重県名張市)の参道

最後に

三重県のデジタルの日の企画である「デジタル花咲かプロジェクト」。

この企画の運営を通して、仕事の進め方や業者さんとの付き合い方など、本当に様々なことを学ぶことができました。今回の経験と反省を生かし、県内のDXをさらに加速させることが出来るよう、尽力したいと思います!

リレーコラム~局のメンバーによる「あったかいDX」とは④

『三重県流「あったかいDX」の全記録 新卒入庁職員の成長ストーリー』をご覧の皆さん、はじめまして、三重県 CDO(最高デジタル責任者)の田中淳一(たなか じゅんいち)です。
「あったかいDX」という言葉を世に送り出した張本人として、この言葉に込めた想いを綴ってみます。
三重県は、世界遺産にも登録されるぐらい素晴らしい自然と、世界最高峰の食材に恵まれていて、本当に暮らしやすい地域です。
そうした豊かな環境である三重で生まれ育った人や、三重を訪れた人が、「ここで暮らし続けたい」と思うのは当然のことであるとも言えます。
私は、この「ここで暮らし続けたい」という皆さんの想いを実現することこそが、DXの目指すべき方向性であると考えています。
コスト削減や省力化といった組織や行政の論理で効率性や生産性を追い求めるだけのDXではなく、皆さんひとりひとりの想いを実現するためのDX、それが「あったかいDX」です。
どんな未来で暮らしたいのか、県民の皆さんが描く未来を起点にDXを推進していく、そして、誰もがデジタルの恩恵を得て、住みたい場所に住み続けられるようになる、この理想に向けて三重県のデジタル社会形成を加速させていきます。

ここまで読んでくださった皆さま、ありがとうございました! 次回の記事も是非読んでください。

(続く)

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三重県 デジタル社会推進局のプロフィール

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デジタル社会推進局のメンバー。キックオフ(2021年4月1日)の際の記念写真(写真撮影時のみマスクを外しています)

三重県デジタル社会推進局では、デジタル時代を生き抜くために、あらゆる人々が家庭・職場・地域それぞれの場所において、新しく何かにチャレンジできる時間を創出できるよう「みんなの思いを実現する『あったかいDX』」をミッションとして、「誰もが住みたい場所に住み続けられる三重県の実現」を目指し、圧倒的なスピードでデジタル社会形成を推進中。2021年4月創設。50人体制。
<連絡先>059-224-3086