世界で最も高齢化が進んでいる国、それが日本です。そんななか、各自治体には高齢運転者※の安全運転の継続を支援し、交通事故を未然に防止することによって、市民の安全を守ることが求められています。
そのため、以下にて各自治体様で実施いただける高齢運転者の安全運転の継続支援を目的とした講習用運転 操作検査器を用いての安全運転機能診断「スクリーニングメニュー」および「高齢運転者向け安全運転セミナー」をご紹介いたします。
※本ページでは「高齢者」「高齢運転者」を65歳以上とし、特段の必要が無い限り年齢層における区分はいたしません。
1.スクリーニングメニューとは
スクリーニングメニューとは、身体機能の測定器である「アクセスチェッカー」と認知機能の診断である「MSP-1100」の2つの機器を使い安全運転機能診断を実施することで運転リスクの早期発⾒、早期対策につなげることができるものです。
いずれの機器も可搬性があり、どこへでも移動が可能です。
また測定時間が短く(アクセスチェッカー15分〜20分、MSP-1100 5分)、アクセスチェッカー2台、MSP1100 1台で1日(9時〜17時)に35名前後の診断が可能です。診断結果も操作後すぐに結果がプリントアウトされます。
本診断では担当者がアクセスチェッカー、MSP-1100による診断結果についての説明や助⾔などを⾏います。
(MSP-1100に関しては認知症予防専門士(※)など資格保有の専門スタッフが対応)
※日本認知症予防学会が認定する資格者です。
スクリーニングメニューの実施例については下図のとおりです。
2.安全運転機能診断ツールのご紹介
健常者がいきなり認知症になるのではなく、その前段階である「軽度認知障害(MCI)」の状態があり、そのままにしていると1〜5年のうちに約40%が認知症に移⾏します。※
最も重要なのは「早期発⾒」と「早期からの予防対策」です。 MCIの段階で適切な治療や予防対策を実施することで、認知機能の低下が回復し、認知症の発症を遅らせる可能性が高まることが世界中の研究で明らかになりつつあります。
そのためには、MCIの段階で認知機能の低下になるべく早く気づき、予防対策を実施することで症状の進⾏を阻止することがとても重要です。
本ツールでは早期に一次・二次予防への着手を実現できます。
※血管性疾患による認知症は突発的な症状が出る場合があります。
認知症への移行プロセスは下図のとおりです。
3.本ツール実施にあたって
認知機能検査受診後の診断結果に関するアドバイス
MSP-1100による認知機能診断の結果、MCIあるいは認知症の疑いが判定された場合、認知症予防専門士が主に以下の助言を行います。
Ⅰ 診断結果の意味と運転への影響についての説明
Ⅱ 本診断はスクリーニングテストであり早期対応のためにも正式な医療機関での受診のお勧め。まずは診断結果をかかりつけ医に提出し相談したのち、かかりつけ医が必要に応じ専門医を紹介(紹介状の作成等)
Ⅲ かかりつけ医がいない場合は地域の専門外来医療機関等をご紹介
Ⅳ 自治体の相談窓口等のご紹介 など
4.高齢運転者向け安全運転セミナーのご案内(スクリーニングとのセットを推奨)
最も重要なのは、⾝体機能や認知機能の異常に対する早期発⾒・ 早期予防です。 高齢運転者が事故につながりやすい高齢者特有のリスクを理解し、自分の状態を各種診断 等による客観的結果により自覚して、 対策をとって加齢を重ねても継続して安全運転で自⽴した⽣活を維持することです。
そのためには、加齢による運転上のリスクである⾝体機能の低下や認知症への正しい理解の啓発活動が不可⽋です。本ツールの活用と合わせて、そうした⽬的による以下のセミナーの開催についてもご提案いたします。
セミナー実施例は下図のとおりです。
市民フォーラム、市民講座、安全教室、地域高齢者の集い
・シニアドライバー向け安全運転セミナーの実施
・セミナー後のスクリーニング実施
・MS&AD損保社や地域ディーラーとの連携が可能であれば並⾏してサポカー体験・ドラレコ型自動⾞保険
(⾒守り型保険)のブース説明 など
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