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【ICT導入事例】北海道石狩市:ワクチン接種の予約・受付システムをアジャイル開発

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北海道石狩市は、新型コロナワクチン接種の予約・受付をスムーズに処理するため、業務アプリ作成システム『kintone』を使った『コロナワクチン管理システム』を導入しました。刻々と変化する国の指示に合わせて柔軟にシステムを構築。短期間でシステムが完成し、スムーズなワクチン接種体制を作り上げています。


Web上でワクチン接種の予約・受付ができるシステムを導入

北海道石狩市は、市民への新型コロナワクチンの接種開始に先駆け、2021年3月に『ワクチン予約・受付システム』(後に『ワクチン管理システム』に改称)を導入しました。市民がWebサイト上に表示された予約可能な日時、会場などを選ぶだけで、自動的に予約が完了するシステムです。

受付係の職員とやりとりする手間がなく、簡単な操作で確実に予約ができるのが特長。導入のきっかけは、2020年度に実施された特別定額給付金の手続きにおける苦労への反省でした。同市は複数ベンダーに開発を打診し、業務アプリ作成システム『kintone』を使った大塚商会のシステムを選定しました。

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総務部 行政管理課 情報化推進担当 主査 菅原 太樹氏

国からの指示が変わっても柔軟に機能を追加・変更できる

大塚商会が『kintone』を使ったシステム開発を提案したのは、短期間でもスピーディーに構築できる点を重視したためでした。アジャイル開発が可能な『kintone』は、開発途中でも比較的簡単に機能の追加や変更ができるのも大きなメリットです。接種に関する国からの指示は刻一刻と変化しましたが、この特長のおかげで柔軟に対応することができています。

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『kintone』の操作画面。ワクチン接種の予約状況やスケジュールが一目で分かるため、
スピーディーかつ確実な対応が可能になりました。

接種会場で使用する機器やコールセンターもワンストップ対応

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新型コロナウイルス感染症対策課 主査 川村 和史氏

『ワクチン管理システム』の導入によって、予約はスムーズに進んだといいます。また石狩市は、電話での予約に対応するコールセンターの業務を大塚商会に委託したほか、会場で接種券を読み取るスキャナーや、レシート発行用のプリンターなども導入しました。このようにシステム開発だけでなく、トータルなサポートができることも石狩市が大塚商会を選定した理由だったといいます。

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ワクチン接種会場の様子。接種までの各ステップで2次元バーコードを読み込むことで、
接種ステータスが「見える化」しました。
なお、会場のPCやモニター、プリンター、スキャナーも大塚商会から導入しています。

同市は今回の『ワクチン管理システム』とは別に、2021年6月にデータ分析ソフトウェア『dotData』のPOC(概念実証)を実施しています。庁内に蓄積されたさまざまなデータを読み込ませることで、予測に基づく業務や行政サービスのさらなる効率的な提供を実現していく考えです。

最後に川村氏は「サービスのデザインの仕方やシステムの利用法など、いろいろと勉強させてもらいました。ぜひこれからも、行政サービスの改善に役立つ力強い支援をお願いしたいですね」と要望されました。

<問い合わせ先>
株式会社大塚商会 LAプロモーショングループ 公共支援課
TEL:03-3514-7521
https://www.otsuka-shokai.co.jp//

 

株式会社大塚商会
設立 1961年7月17日
(1961年12月13日、株式会社として登記)
資本金 10,374,851,000円
本社所在地 〒102-8573 東京都千代田区飯田橋2-18-4
従業員数 従業員数 7,429名(連結子会社を含めた従業員数9,119名)
*2020年末日
事業内容 ・システムインテグレーション事業/コンピューター、複合機、通信機器、ソフトウェアの販売および受託ソフトの開発など
・サービス&サポート事業/サプライ供給、保守、教育支援など
URL https://www.otsuka-shokai.co.jp/