
株式会社ワコムは、官公庁の窓口業務をはじめ様々な用途で液晶ペンタブレットを活用したソリューションをご提案しています。
今回は前橋市都市計画部建築指導課様での実証事例をご紹介します。
実証事例:前橋市 都市計画部建築指導課
令和4年にデジタル田園都市国家構想推進交付金の対象事業として、『建築確認の電子申請化』及び『関連情報調査のワンストップ化(窓口閲覧システム等の導入)』を進めております。
建築確認検査の電子申請は特定行政庁および指定確認検査機関のいずれでも実施できるようになっておりますが、指定確認検査機関の方が電子申請の取組みを先行しており、既に電子申請率が7割程度の検査機関もあります。そこで前橋市でも、窓口へ出向く時間と手間を省き、更に手数料もキャッシュレス決裁を導入することで申請者の利便性向上を図るため、令和5年度から建築確認の電子申請化に取り組むことに致しました。
オンラインで届いたPDFファイルの図面審査を電子ファイルのまま審査できる仕組みがないか模索していたところ、ワコムの液晶ペンタブレットと図面専用PDFソフトウェアを活用すれば解決できそうなことがわかり、実証を企画しました。
具体的には、建築確認や長期優良住宅認定の電子申請を想定し実証を行いました。大画面で拡大・縮小その他の機能についても直感的に操作できるため、サイズの異なる図面でも審査しやすく、電子申請の審査に対して抱いていた抵抗感が払拭されました。
今後は電子申請の受付システムを環境整備するのに併せて審査環境も整え、消防局をはじめ関係各課との連携や作業スペースを確保し、開発許可申請など電子データでの提出が難しいものへの対応といった課題を解決していくことを考えています。
審査イメージ


全国の消防本部で消防同意の申請や着工届など図面関係の申請が一斉にオンライン申請で受付が始まっていきます。建築主事がいる自治体の建築部局におかれても、各自治体の消防局と連携して前橋市のようにPDF図面を活用し、審査業務の改善など検討をする自治体が増加してくると言われています。
ワコムでは、これからもこのような課題に対して職員や住民の利便性向上にむけた製品を提供し、社会貢献につながる活動を続けて参ります。

設立 | 1983年7月12日 |
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資本金 | 42億347万円 |
代表者名 | 井出 信孝 |
本社所在地 | 東京支社 |
事業内容 | ワコムは、40年近くにわたって業界をリードしてきたデジタルペンテクノロジーに基づき、 対面でのやり取りが必要なワークフローのデジタル化をサポートしております。 まるでペンで紙に書くような自然な書き心地で定評のあるワコムのハードウェアに、デジタルインクの情報を保存、および表示する当社のソフトウェアを使用することで、その機能を最大限に利用することができます。 これにより、 使い慣れたペンと紙の感覚を残したまま業務のデジタル化とペーパーレス化を実現することができます。 デジタルでありながら人間に寄り添った体験をお客様に提供します。 |
URL | https://tablet.wacom.co.jp/enterprise_education/industries/public/ |
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