<section id="coverWrap" class="transbox clearfix">
<div id="titleBox">
<p><span class="nfm-label">東京都大田区の取り組み</span></p>
<p>Web分離ソリューションの導入</p>
<h3 id="煩雑なファイルの無害化をシステムを使ってワンクリックで実現する方法">煩雑なファイルの無害化を、システムを使ってワンクリックで実現する方法</h3>
<div class="profile-name">大田区<br />企画経営部 情報システム課 NW担当係長　佐藤 明弘<br />NW担当　鈴木 弘晃</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] ジェイズ・コミュニケーション株式会社</div>
</div>
<section id="content">
<div class="nfm-volume">
<p class="caution">※下記は自治体通信 Vol.20(2019年10月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。</p>
</div>
<hr class="divider" />
<div class="nfm-lead">
<p>自治体の情報セキュリティは、Web分離やファイルの無害化で強靭化されたが、Webの利便性低下に悩む職員は多い。こうしたなか、大田区(東京都)は、機密性を担保しつつ、比較的簡易にWeb利用ができるシステムの導入を決めた。情報システム課の担当者に、これまでの課題や導入するシステムの詳細を聞いた。</p>
</div>
<div class="municipality-data">
<div class="municipality-heading">大田区データ</div>
<div class="municipality-body">人口：73万4,653人(令和元年8月1日現在)世帯数：39万6,747世帯(令和元年8月1日現在)予算規模：4,222億7,512万3,000円(令和元年度当初)面積：60.83km²概要：東京都の東南部にあり、東は東京湾に面し、北は品川区と目黒区に、北西は世田谷区に、西と南は多摩川をはさんで神奈川県川崎市とそれぞれ隣接する。昭和22年、「大森区」と「蒲田区」が統合して誕生。大正期以降は低地部に商業・工業地域が形成され、京浜工業地帯の一部となっている。</div>
</div>
<div class="person-box">
<div class="person-photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20210526/20210526074438.jpg" alt="" /><noscript><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20210526/20210526074438.jpg" alt=""></noscript></div>
<div class="person-meta">
<div class="person-organization">大田区</div>
<div class="person-position">企画経営部 情報システム課 NW担当係長</div>
<div class="person-name">佐藤 明弘<span class="person-kana">さとう あきひろ</span></div>
</div>
</div>
<div class="person-box">
<div class="person-photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20210526/20210526074441.jpg" alt="" /><noscript><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20210526/20210526074441.jpg" alt=""></noscript></div>
<div class="person-meta">
<div class="person-organization">大田区</div>
<div class="person-position">NW担当</div>
<div class="person-name">鈴木 弘晃<span class="person-kana">すずき ひろあき</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="ファイルの取り込みに職員の順番待ちが発生">ファイルの取り込みに、職員の順番待ちが発生</h4>
<p class="content-q"><strong>―大田区が行ってきたセキュリティ対策を教えてください。</strong></p>
<p><strong><span class="content-speaker-name">鈴木</span></strong>　平成26年度に、全職員のLGWAN接続系端末に画面転送型のWeb分離を実現する仮想環境を構築しました。外部から庁内ネットワークにマルウェアが侵入するリスクを回避しつつ、誰もが普段使いの端末からWebを閲覧できるようにしたのです。こうした折、平成27年度には総務省から「自治体情報システム強靭性向上モデル」が示され、ファイルの無害化に対応する必要も出てきました。</p>
<p class="content-q"><strong>―さらなるセキュリティ対策が求められたのですね。</strong></p>
<p><strong><span class="content-speaker-name">鈴木</span></strong>　はい。そこで当区では、危険なファイルを業務用端末に直接取り込んでしまうリスクを回避するため、各課に一台ある外部接続専用端末でファイルを無害化できるようにしました。具体的には、外部接続専用端末でダウンロードして無害化したファイルを、USBメモリを介してLGWAN接続系端末に取り込んでいました。しかしこれでは、ファイルの取り込みに煩雑な手間がかかるため、外部接続専用端末を使いたい職員の順番待ちも発生。セキュリティ強化と引き換えにWebの利便性に課題が生じていたのです。</p>
<p class="content-q"><strong>―どのように対応したのですか。</strong></p>
<p><strong><span class="content-speaker-name">佐藤</span></strong>　新たなWeb分離ソリューションの導入を決めました。このソリューションは、単一のソリューションとして無害化処理を行えるのが特徴。業務用端末でファイルをダウンロードしたら、対象ファイルを選び、「無害化」をクリック。簡単な操作で、安全なファイルを端末に取り込めるのです。さらに、無害化に対応していないファイルでも、国内のデータセンターにあるサンドボックス<a href="#f-15549c8f" name="fn-15549c8f" title="※サンドボックス ： プログラムがシステムに悪影響をおよぼさないよう設計された仮想環境のこと。サンドボックス内でプログラムを動作させることで、不正な挙動が起こらないかどうかを安全に確認できる">*1</a>でセキュリティをチェックすることも可能です。</p>
<h2 class="content-title" id="セキュリティと利便性を両立">セキュリティと利便性を両立</h2>
<p class="content-q"><strong>―ファイルの取り込みを一台の端末で完結できるのですね。</strong></p>
<p><span class="content-speaker-name">佐藤</span>　ええ。普段使いの端末で、Webの閲覧とファイルの無害化をともに行えることで、業務効率が大きく向上できると期待しています。セキュリティ対策では、機密性を高めると利便性が低下する「トレードオフ」がつきもの。しかしこのソリューションでは、独自の仮想空間技術を利用したWeb分離方式で、高いセキュリティ性を維持しつつ、使い勝手のよさを両立できるのが魅力です。</p>
<p class="content-q"><strong>―今後のセキュリティ対策における方針を聞かせてください。</strong></p>
<p><span class="content-speaker-name">佐藤</span>　このソリューションで使用するOSは、庁内で使う端末のOSと異なるため、画面転送にかかる容量が大きくなることが課題です。しかし、これも一種のトレードオフと捉え、改善を大いに期待しています。今後も、トレードオフに向き合ったうえで、最善のセキュリティ対策を続けていきたいですね。</p>
<figure class="content-figure thumbnail" style="text-align: center;"><a href="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20210526/20210526074431.jpg" class="cboxElement"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20210526/20210526074431.jpg" alt="" /></a></figure>
<div id="material-area"></div>
</section>
<hr />
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">支援企業の視点</span></p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="ソリューションの単一化で利便性とコストにメリットが生まれる">ソリューションの単一化で、利便性とコストにメリットが生まれる</h3>
<div class="jto-c-interviewee">ジェイズ・コミュニケーション株式会社 取締役執行役員　中村 時彦</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] ジェイズ・コミュニケーション株式会社</div>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220905/20220905121719.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">ジェイズ・コミュニケーション株式会社</div>
<div class="jto-p-person__position">取締役執行役員</div>
<div class="jto-p-person__name">中村 時彦 <span class="jto-p-person__kana">なかむら ときひこ</span></div>
</div>
</div>
<p><strong>― 自治体におけるセキュリティ対策の課題はなんでしょう。</strong></p>
<p>　よくあげられる課題が、Web利用時の操作が煩雑になってしまうことです。Web分離と無害化は、一般的に異なるベンダーによる別々のソリューションを組み合わせて利用するため、利便性の低下やコストの上昇が起こりがちになるのです。当社は、Web分離を実現しつつも、ファイルの取り込みにかかる手間を軽減できるよう自社ソリューション『SCVX』の改良を重ねてきました。</p>
<p><strong>―特徴を教えてください。</strong></p>
<p>　Web分離については、各ユーザーがブラウザを立ち上げるたびにつくられる「コンテナ」という仮想空間を使い、セキュリティを担保。マルウェアの侵入はコンテナ内にとどまるため、万が一感染しても、Web接続を切断すればマルウェアはコンテナごと消失します。さらに、無害化も同じコンテナ内で行うため、通常のブラウザに近い利便性を両立できるのです。このコンテナは、Linux<a href="#f-d83e2526" name="fn-d83e2526" title="※Linux : オープンソースで提供されるオペレーションシステム(OS)のひとつ">*2</a>ベースで提供される技術なので、仮想環境を安価に提供できるのも強みです。異なるOS間で利用すると画面の転送容量が大きくなる課題については、転送速度を速めて改善していきたいと思います。</p>
<p><strong>―今後はどのように自治体を支援していきますか。</strong></p>
<p>　自治体でもクラウド利用が進んでいく流れを受け、『SCVX』は、SaaS型での提供も始める予定です。今後も、職員のニーズにあわせた使いやすいソリューションの提供を通じ、自治体のセキュリティ対策を支援していきたいですね。</p>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">中村 時彦 (なかむら ときひこ) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">昭和33年、和歌山県生まれ。昭和57年に大阪工業大学を卒業後、日本ディジタル イクイップメント株式会社(現:株式会社日本HP)に入社。エンジニアとして、システムインテグレーションなどに従事。平成22年、ジェイズ・コミュニケーション株式会社に入社。技術本部長を経て、平成23年より現職。『SCVX』を中心とした、新規事業を統括。</div>
</div>
<hr />
<div>ジェイズ・コミュニケーション株式会社</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">設立</span></th>
<td>平成7年4月</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">資本金</span></th>
<td>2億3,750万円</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">売上高</span></th>
<td>74億9,246万円(平成30年12月期)</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">従業員数</span></th>
<td>167人(平成30年12月31日現在)</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">事業内容</span></th>
<td>ネットワークセキュリティ、情報セキュリティにかかるディストリビューション事業、インテグレーション事業、サービス事業</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">URL</span></th>
<td><a href="https://jscom.jp/" target="”_blank”">https://jscom.jp/</a></td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">お問い合わせ電話番号</span></th>
<td>03-6222-5858 （平日 9:00～17:45）</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">お問い合わせメールアドレス</span></th>
<td><a href="mailto:scvx_pr@jscom.co.jp"><span style="color: #3d4245;"><span style="color: #3d4245;"><span style="color: #3d4245;">scvx_pr@jscom.co.jp</span></span></span></a></td>
</tr>
</tbody>
</table>
</section><div class="footnote">
<p class="footnote"><a href="#fn-15549c8f" name="f-15549c8f" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">※サンドボックス ： プログラムがシステムに悪影響をおよぼさないよう設計された仮想環境のこと。サンドボックス内でプログラムを動作させることで、不正な挙動が起こらないかどうかを安全に確認できる</span></p>
<p class="footnote"><a href="#fn-d83e2526" name="f-d83e2526" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">※Linux : オープンソースで提供されるオペレーションシステム(OS)のひとつ</span></p>
</div>

費用と工数を最大限に抑えながら、安全で利便性の高い自治体情報システムの実現に貢献いたします。

煩雑なファイルの無害化を、システムを使ってワンクリックで実現する方法

「自治体運営の❝チカラ❞に」をテーマに、長年にわたりスポーツシーンで培った開発テクノロジーと機能はワークウエアに活かせると考えており、エコウエアの開発などサステナビリティ課題、労働環境課題の解決など積極的にSDG‘sに取り組み、自治体向けにワークウェアを提供しています。
また、ワークウエアの提供だけではなく、「スポーツ用品・体育施設」から「シニアの健康増進・子どもの体力向上などのプログラム」「猛暑・寒さ・防災・コロナ対策品」など幅広い分野での支援を行っています。そうした支援の提供で、自治体・住民の方の課題解決のお手伝いをし、笑顔に満ち溢れた街つくりを応援してたいと考えています。

住民を自然災害から守るため、全国規模で見直されている防災服

<section id="coverWrap" class="transbox clearfix">

      <section id="lead">
        <p><b>さまざまな事情で子どもが病気をしたときに預けざるを得ない場面は多々あります。そのような状況を想定し、各地域では病児保育事業に取り組んでいます。今回は各地域で実施されている病児保育事業の事例を見ていきます。</b></p><b>
</b><p><b></b><br>
<span class="mokuji"><span class="mokuji_title">【目次】</span><br>
<a href="#01">■岡山県岡山市</a><br>
<a href="#02">■東京都大田区</a><br>
<a href="#03">■愛知県豊田市</a><br>
<a href="#04">■香川県高松市</a><br>
<a href="#05">■山口県下松市</a><br>
<a href="#06">■岩手県滝沢市</a></span></p>

      </section>



      <section id="content">

<h2 class="content-title"><span id="01" class="bord">岡山県岡山市</span></h2><p>岡山っ子育成局保育・幼児教育課を主体に対策を講じ、平成29年3月時点で市内6ヶ所の施設において、市内に居住する小学校6年生までの児童を対象にした病児保育を実施しています。<br>
病気又は病後等のために集団保育が困難であり、なおかつ、保護者の就労や勤務、疾病、事故、出産、冠婚葬祭など社会的にやむを得ない事由により家庭で保育を行うことが困難な時に利用できます。<br>
平成25年度の利用実績は年間4,540 人、平成27年度実績5,741人、平成28年度は5,299人となっています。<br>
市内6施設の提供環境を維持しながらも、さらに市域を超えての広域利用の運用ができるようにするなど、住民のニーズに対応した体制の強化に取り組んでいます。</p>
<h2 class="content-title"><span id="02" class="bord">東京都大田区</span></h2><p>東京都大田区の病児・病後児保育事業は病気で保育園に通えない児童を保育室等で一時的に預かることで、保護者の就労と子育てと就労の両立をサポートすることが目的です。<br>
区内に医療機関併設の専用スペース及び医療機関と提携した保育室の専用スペースを設けています。<br>
平成28年度の実績は実施箇所数5ヶ所、量の見込み3,836、提供量3,836に対し、実際の利用実績は4,560と供給見込みを上回るニーズが生じました。<br>
そこで、平成30年度については当初の計画の見直しを行いました。<br>
当初の計画では量の見込み3,785、実施箇所数5ヶ所、提供量3,785を見込んでいましたが、計画を見直し、量の見込み6,566、実施箇所数7ヶ所、提供量6,566としました。<br>
また、平成31年度についても当初の量の見込み3,751から見直し後6,905、実施箇所数5ヶ所から9ヶ所、提供量3,751から6,905とし、平成30年度に比べても実施箇所を2ヶ所増設し、提供量も350近く増やしています。<br>
今後の方向性としては利用実績が伸びており、子どもの病気時の住民ニーズが高いことから計画の見直しを重視しています。<br>
病気の流行期閑散期における利用状況の把握など細かな分析を行いながら、必要な量の確保に努める方向です。<br>
さらに保護者が利用しやすい環境を整備すべく、施設利用型ではなく、派遣型保育など提供体制についても、より柔軟なスタイルの導入に取り組む予定です。</p>
<h2 class="content-title"><span id="03" class="bord">愛知県豊田市</span></h2><p>愛知県豊田市の病児・病後児保育事業の確保内容の算定においては（病児・病後児保育事業実施施設の定員）×（週あたり開所日数）×（52週）を基本にしています。<br>
冬場の風邪の流行時期など利用が集中する時期に対応すべく、地域バランスを考慮して南部地域における病児保育施設の新規開設に取り組みました。<br>
平成29年度の実績は、量の見込み2,765、病児保育事業4,784・実施箇所3ヶ所、病後児保育事業1,248・実施箇所1ヶ所で合計6,032、充足数は3,267となりました。<br>
豊田市の特徴として、症状が重く、感染力なども強い病児保育の施設と回復期にある病後児保育施設を分けている点が挙げられます。<br>
利用にあたっては利用日の前日原則15時までに直接施設に所定の書類を提出することで予約ができます。<br>
必要書類は実施施設、豊田市役所保育課、市内こども園又は市内幼保連携型認定こども園で交付する仕組みです。<br>
必要書類は病児保育利用基本台帳・病児保育利用申込書兼通知書・かかりつけの医院などで受診して作成される病児保育連絡票です。<br>
医療機関によっては作成にあたって保険外併用療養費（5,400円程度）かかることがあります。<br>
なお、生活保護世帯の利用免除制度を設けており、実際の利用後に豊田市病児保育等利用料補助金交付申請書兼実績報告書に利用料の支払いを証明する書類と請求書を添付し申請することで食事代を除く利用料が還付される仕組みとなっています。</p>
<h2 class="content-title"><span id="04" class="bord">香川県高松市</span></h2><p>香川県高松市では医療機関の専用施設で病気の児童を預かる病児保育事業を行っています。<br>
特徴的なのは全ての施設が小児科やクリニック、病院といった医療機関に併設されていることです。<br>
医師や看護師がすぐに対応できる環境で預けられることで、保護者が安心して仕事や冠婚葬祭などの急用や自身や家族の傷病や出産などに対応できます。<br>
利用できるのは高松市内に住所がある乳幼児から小学6年生までの児童で、入院を必要としない程度の病気の子ども、病気の回復期にあるものの集団生活をするには支障がある子どもです。<br>
はしかや水ぼうそうなど感染症の種類により、二次感染を防ぐために別室も用意されています。<br>
クリニックや病院併設で専門性の高い保育が受けられるため、感染のリスクがある病気でも重篤な症状ではない限り、預けることができるのが高松市をはじめ、香川県内の病児保育事業の特徴です。<br>
病児保育の内容は看護師・保育士により症状の記録や検温、持参した医薬品に基づく投薬管理、オムツ交換や下着の着替えなど、一人ひとりの子どもの状態に応じた看護・保育が実施されます。<br>
利用方法は原則として電話などの方法で前日までに利用施設に予約する必要がありますが、緊急時は当日申込も可能です。<br>
また、複数の児童を扶養する世帯の経済的負担を軽減すべく、高松市病児・病後児保育利用料無料化事業も実施されています。<br>
従来は第3子以降3歳未満児を対象としていましたが、平成27年10月からは第2子で3歳に達した日以後の最初の3月31日までの子ども及び、第3子以降で就学前の児童まで対象を広げたことで、より利用がしやすく、子育て家庭のサポート体制を充実させました。<br>
病児・病後児保育利用料無料化事業を利用するには、事前に高松市病児・病後児保育利用料受給資格登録申請が必要で、毎年更新する仕組みです。<br>
資格申請の手続きは市役所6階の子育て支援課窓口又は総合センターで、後日、高松市病児・病後児保育利用料受給資格証明証が交付されます。<br>
申請日から無料の利用が可能で、高松市内に限らず、香川県内にある病児・病後児保育施設であれば、高松市病児・病後児保育利用料受給資格証明証を受付窓口で提示することで利用できます。<br>
香川県では小豆島町を含め、離島にも病児・病後児保育施設があり、全て、クリニックや病院などの医療機関併設施設になっているところが、保護者に高い安心感を与えています。</p>
<h2 class="content-title"><span id="05" class="bord">山口県下松市</span></h2><p>山口県下松市では病児・病後児について病院や保育園などに併設された専用スペースで看護師などが一時的に保育を行っています。<br>
対象となるのは0歳～5歳までの乳幼児と小学校1年生～3年生までの児童です。<br>
市内で4ヶ所×250 日×1人の確保を基本としています。<br>
平成24年度の実績値は465人、平成25年度の実績値は377人でしたが、平成26年度以降は1,000人分の確保を目指しています。<br>
平成31年度の見込み数は533人ですので、確保量は約2倍と保護者に安心を与える供給体制を講じました。</p>
<h2 class="content-title"><span id="06" class="bord">岩手県滝沢市</span></h2><p>岩手県滝沢市では基本的に保育所や幼稚園に通園している園児から小学校3年生までを病児保育事業の対象にしております。病気や病気の回復期のために集団保育が困難で、保護者が家庭で保育ができない場合に、医療機関や保育施設などに併設された専門スペースで看護師などが一時的に保育を行います。<br>
滝沢市では 2ヶ所の施設で実施していますが、風邪の流行時期など季節的な需要動向を見ながら、柔軟な受け入れを行うことを目指しています。<br>
見込み量と確保方策ですが、平成29年度における見込み量（人日）は2,117、確保方策（人日）2,117となりました。</p>
<p><span style="font-size: 8px;">＜参照元＞<br>
岡山県岡山市_岡山市子ども・子育て支援事業計画_（<a href="http://www.city.okayama.jp/contents/000307640.pdf">http://www.city.okayama.jp/contents/000307640.pdf</a>）<br>
東京都大田区_大田区HP_（<a href="https://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/ota_plan/kobetsu_plan/kodomo/kosodate-shien-seido.html">https://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/ota_plan/kobetsu_plan/kodomo/kosodate-shien-seido.html</a>）<br>
愛知県豊田市_子ども・子育て支援事業計画_（<a href="https://www.city.toyota.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/008/319/honpen05.pdf">https://www.city.toyota.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/008/319/honpen05.pdf</a>）<br>
香川県高松市_高松市HP_（<a href="http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/kosodate/shienjigyo/shienjigyo/byojihoiku.html">http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/kosodate/shienjigyo/shienjigyo/byojihoiku.html</a>）<br>
山口県下松市_くだまつ星の子プラン_（<a href="http://www.city.kudamatsu.lg.jp/kosodateshien/documents/kodomokosodatesienkeikakukanzennbann.pdf">http://www.city.kudamatsu.lg.jp/kosodateshien/documents/kodomokosodatesienkeikakukanzennbann.pdf</a>）<br>
岩手県滝沢市_滝沢市子ども・子育て支援事業計画_（<a href="http://www.city.takizawa.iwate.jp/var/rev0/0077/9008/jigyoukeikaku.pdf">http://www.city.takizawa.iwate.jp/var/rev0/0077/9008/jigyoukeikaku.pdf</a>）<br>
</span></p>




      </section>







    </section>