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地域ケア会議の実践事例(宮城県女川町)【自治体事例の教科書】

地域ケア会議の実践事例(宮城県女川町)【自治体事例の教科書】

本記事では、地域ケア会議の実践事例として宮城県女川町を取り上げます。


【目次】
■自治体概要(人口、高齢化率、地域包括支援センター設置数等)
■状況と課題
■具体的な取り組み内容
■地域包括ケアを含む「健康福祉」に関する記事とサービス資料一覧リンク

自治体概要(人口、高齢化率、地域包括支援センター設置数等)

宮城県女川町は、宮城県の東部に位置しています。牡鹿半島の基部に位置する自治体で、奥州三大霊場で知られる「霊島 金華山」を中心に「南三陸金華山国定公園地域」に指定されています。

リアス式海岸により良港を形成して、カキやホタテ、ホヤなどの養殖漁業が盛んです。近年は新鮮な魚介類を活用して観光産業を形成していましたが、平成23年3月11日に発生した東日本大震災により街の中心部も被害を受けました。

女川町の人口は約7,800人、高齢化率は34%になっています。地域包括支援センター設置数は直営で1ヶ所です。(平成25年3月現在)

状況と課題

女川町は近隣の石巻市と中心として東松島市までで形成される石巻圏域に所属。震災の影響により、平地が足りていないことから、住まいと将来についての不安があるだけではなく石巻圏域への転出者が増加しました。

平成25年現在の仮設住宅入居者の7割が高齢者となっている課題もあります。また、津波被害を受けたエリアとそうでないエリアで地域特性が異なり、支援を行う上でも地域ごとに対応が異なる状況になっています。

具体的な取り組み内容

女川町の地域ケア会議の構成は以下の通りです。
・ケア会議(個人レベル)
・エリア会議(日常生活圏域レベル)
・保健医療福祉調整会議(市町村レベル)
・地域支えあい体制づくり事業者会議(市町村レベル)

他にも、「女川町こころとからだと暮らしの相談センター」を設置しています。同センターでは’’こころとからだの専門員’’(保健師、看護師、保育士、介護支援専門員など)と’’くらしの相談員’’(無資格)を配置。仮設住宅集会所や地域の集会所の一室に常駐しています。

同センターはケア会議などとの連携を図り、住民をケアしていきます。それぞれの地域ケア会議の概要は次の通りです。

●個別課題解決を目的としたケア会議
震災後に入所判定を行う個別ケース検討を地域ケア会議で行っていることから継続している。今後も個別課題解決を目的としたケア会議は継続する。現状として、会議の大半を報告時間に費やしているため地域づくりの取り組みは別途実施予定。

●エリア会議と地域支え合い体制づくり事業者会議
前身はこころとからだとくらしの相談センター設置の際に専門員と健康福祉課も参加した意見交換・共有の場「専門会議」。エリア会議は月1回、それぞれのエリアの関係者で情報共有を図る機会となっている。地域支え合い体制づくり事業者会議は専門員と事業者が集まる会議。

●保険医療福祉調整会議
女川町内の保健、医療、福祉の代表者により活動報告や共有・共通課題の解決を検討。各機関の顔の見える関係づくりを目的にしている。今後は保健・医療・福祉の関係者とのスキルアップを目指した検討を行う機能を付け加える。また、事前に検討テーマを設定して開催することを目指す。

女川町は以上の会議を相互に連携させて地域課題の解決に取り組んでいます。

<参照元>
宮城県女川町_第5節「女川町の状況」_(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/dl/link3-0-07.pdf)

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