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《「説得力」と「親しみやすさ」が重要!》人事課・職員課職員の“印象づくり”を考える

    《「説得力」と「親しみやすさ」が重要!》人事課・職員課職員の“印象づくり”を考える

    【自治体通信Online 寄稿記事】
    自治体職員の「装合計画」#11(元東京都職員/イメージコンサルタント・古橋 香織)

    元東京都職員でイメージコンサルタントの古橋 香織さんによる、見過ごされがちだった「公務員の装い」をテーマとした本連載。今回のテーマは「人事課・職員課の職員の装い」。明文化されているわけではないけれど、人事課・職員課の職員には、その装いについて“特別な役割”があるんです!

    はじめに

    こんにちは。イメージコンサルタントの古橋香織です。そろそろ各自治体も3月議会(第一回定例会)が近づいてきたと同時に、来年度の異動の話題も上ることが増えたのではないでしょうか?

    ほとんどの業務においてチームでのコミュニケーションが軸になる公務員の仕事では、一緒に働く人の雰囲気によって天国にも地獄にもなりえます。そのくらい自治体組織を構成する上で「人」は重要な要素となります。

    そして本記事のテーマは従来と少し見方を変えて、業務別の服の着方に着目してみました。今回扱うのは自治体運営の核を担う「人」を扱う人事課、職員課の職員の見せ方と装いのコツについてお届けします。

    実は自治体でいちばん洗練されて欲しい人たち

    人事課、職員課というと、職員の定数や研修、給与などの「人」を扱う部署なのは周知の事実でありますが、実はもうひとつ頭に入れておきたいのがいわゆる「身だしなみ・服装規定」を所管しているのもこちらの部署であることです。

    自治体のなかには、職員の服装や身だしなみに関するクレーム(外部のものや内部のものにかかわらず)は人事課・職員課に集まり、案件によっては所管にお知らせをしないといけないこともあったりします。それゆえときには、身だしなみや服装に関しての助言をしなければならないシチュエーションも想定されるため、「自治体でいちばん洗練されて欲しい人たち」であるのが人事課・職員課のみなさんです。「装いの説得力」がいちばん発揮される部署と言えるでしょう。

    例えば明らかにサイズの合っていないスーツを着た職員課長であったり、TPOが読めない服装が目立つ人事課職員から発せられるメッセージは他課の職員からすると「それ、あなたが言う?(笑)」という意味合いを含んでしまうこともあります(おそらくそのような人は人事課や職員課には異動にならないと思いますが…)。それゆえ人事課・職員課職員が着るものは他の課の職員から注目されている(厳しい目でみられている場合もある)のです。

    他の課の職員から厳しく見られていますよ!

    私はこの仕事を始めてから、自治体での研修や身だしなみマニュアルへのアドバイスなどで、人事課や職員課に所属する職員の方とのやりとりが増えました。みなさん総じて自治体の中では圧倒的に洗練されている方が多く、「自分は相手からどう映るのか」を意識されていて、身だしなみや服装に気を遣われている方ばかりでした。

    やはり人を扱う部署になると意識が自然とそちらにも向いてくるのかもしれませんね。だからこそ、そうでない人が目立ってしまうのかもしれません。

    人事課・職員課の職員に必要な印象って?

    内部での調整業務が多く、職員に係る機密事項も多数扱う一方で、組織全体に情報網を張り巡らしてのスパイ活動(?)など、人と人とのコミュニケーションの重要度も他の部署よりもより高まってくるのが人事課・職員課の特徴です。

    まず目指すところとしては信頼感と安心感を与えることはもちろん、人あたりがよくやわらかいイメージの構築をおすすめいたします。

    具体例としては

    • 明るい色を身につける
    • 曲線的なシルエットや柄のものを身につける
      (例えば女性の場合は丸いシルエットのトップス、男性の場合は肩パッドの薄めなセットアップなど)
    • 身だしなみに関しては、自分が広告塔という意識を持つ

    などがあげられます。

    パステルカラーをはじめとした明るい色はカジュアルで親しみやすいイメージを与えるだけでなく、官房系部署ゆえの忙しさからできた目の下のクマを目立たなくしてくれる効果もあります。

    また、シャープでクールな印象を与える直線的なシルエットに対し、曲線的な柄やシルエットはやさしい印象を相手に与えてくれます。

    細かい着こなしやアイテムの選び方については個人個人の顔つきや身体つき、役職や年齢によって多少の差異が存在しますが、相手の懐に入り込んだり、業務上の頼みごとや頼まれごとが多い人事課・職員課のみなさんは、業務を円滑に遂行するにあたり、円滑に波風を立てずにコミュニケーションをとっていくことが大切です。ぜひ意識してみてください。

    人事課・職員課こそ、服装に関して「進取の精神」を!

    昨今、ノータイ通年化をはじめとしたカジュアル化の波が自治体にも押し寄せていますが、なかなか思い通りに推進できない、取り入れたとしても以前よりもなんだか野暮ったくなってしまって、結局元に戻ってしまうといった声も多く聞かれます。

    そういうときこそ先進事例を見せていくのも人事課や職員課のひとつの役割であると私は考えます。

    たとえば男性の場合はクールビズ期間のポロシャツやセットアップの着こなし、女性の場合は洗練されたオフィスカジュアルのお手本を見せることができるなどといった、時代にあったカッコ良い着こなしの見本を示すことは人事課・職員課が持つ明文化されていない役割です。

    “庁内のお手本”に!

    人事課・職員課が主導となって、庁内全体の服装の意識をアップデートしていく、そんな役割を担えるようになることが理想なのかもしれません。

    (続く)

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    ■ 古橋 香織(ふるはし かおり)さんのプロフィール

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    元東京都職員
    イメージコンサルタント
    早稲田大学を卒業後、東京都庁に入庁。都職員時代は消費者行政や東京都議会議会局に勤務。在職中にイメージコンサルティングを学び、2020年1月に東京都を退職し独立。
    政治行政の仕事に従事する顧客に特化した「仕事映え」するスタイリングが得意。北海道から沖縄まで全国の公務員が受けているイメージコンサルティングのコンセプトは「心の戦闘力を服で上げる」こと。「職場で初めて服を褒められた」「自信が出た」などの多くの現職公務員の支持を得ている。2021年11月に『公務員男性の服~普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』(ぎょうせい)を上梓。最近は個人のイメージコンサルのほか、コンサルのほか、自治体向けの研修や講演などの依頼も増えている。

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