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自治体職員の「装合計画」#10(元東京都職員/イメージコンサルタント・古橋 香織)
元公務員のイメージコンサルタントが考える寒さ対策のポイント

自治体職員のための洗練された防寒スタイル!

    元東京都職員でイメージコンサルタントの古橋 香織さんによる、見過ごされがちだった「公務員の装い」をテーマとした本連載。今回のテーマは「寒さ対策」。室温調節に制約がある役所。真冬ともなれば「まるで冷蔵庫みたい」なんて声も聞こえてきます。寒さがますます厳しくなるこの季節、公務員らしい冬の装いを考えました!

    はじめに

    こんにちは、イメージコンサルタントの古橋 香織です。12月はご存知のとおり、議会対応や仕事納めなど気忙しい毎日が続きます。来るお正月休みに向けて持てる力を振り絞って過ごしていきましょう。

    そんな私たちのやる気を削ぐのが「寒さ」です。毎年のようにこの時期の執務室が寒いなか、どのように服を選べばいいのかという個人的な相談から、冬の時期の身だしなみについての自治体からの相談ごとまで、寒さ対策は私たちが業務を円滑に行う上で切っても切り離せない問題です。

    自治体の執務室は…とにかく寒い!

    自治体は節電、環境保護の旗振り役を振らなければならない役割があります。このため執務室の室温を自由自在に変えたりすることはなかなかできません。そのうえ、定時になると空調が止まるなんてことはあたりまえで、来客のない残業中はダウン着用でお仕事をされている方もいらっしゃいます。じっさい私が都の出先期間にいた時もそんな感じでした(汗)。

    とにかく寒いっ!

    特に近年はコロナ対策としての換気の手法のひとつとして、入り口を開けた状態のままにするなどの対応が取られています。そうなってくると特に1階の窓口で働かれている方は極寒のなか、お仕事をされているのではないでしょうか?

    防寒と“きちんと感”どっちも欲しい! 寒さ対策アイテムの基本の着こなし

    • タートルネック
      都庁で推奨されているタートルネックですが、スタイリスト目線でも着るのが難しいアイテムです(首が長くてうなじが華奢な人が似合うという高難易度アイテムのひとつ)。
      タートルネックを着ると顔が大きく見える、スタイル悪く見える‥と心配な方は、ハイネックにしてみてはいかがでしょうか。タートルネックのように襟を折って着るものではないので、首周りが苦しそうに見えません。
    • インナーダウン
      防寒の必須アイテムとなっているインナーダウンは、着膨れを防ぐために「ジャストもしくはワンサイズ下を選ぶこと」が大切です。場合によっては男性もレディースものを選んでも良いと思います。
      また色に関してですが、銀座や丸の内のビジネスマンでインナーダウンをカッコよく着ている人は、必ずネクタイを着用し、黒のインナーダウンは着ていませんでした。ネクタイやジャケットとの色味を計算して上手にカラーコーディネートをしていたので、少しハイレベルな話になってしまうかもしれませんが、ぜひ黒以外のインナーダウンを「攻め」の姿勢で着て欲しいと思います。そうすることで新しい世界が見えてくるかも…??
    • レイヤード
      レイヤードとは【重ね着】をカッコよく呼んだものです。重ね着なんておしゃれさんにしかできないのでは…とお思いのみなさん、そんなことはありません。暖かい上かわいいので、冬のおしゃれには大活躍するはずです。

    写真で解説! あたたかくて“きちんと感”もある防寒スタイル

    ここで私がおすすめするレイヤードスタイルを4つご紹介いたします。②以外はメンズも着用できるスタイルです。

    ①ハイネック&ニット
    タートルネックよりも首元のボリュームが少なくなるハイネックニットとラウンドネックニットのレイヤードスタイルはあたたかさとすっきりした見た目のどちらも欲しい方に。

    ハイネックニット=ZARA、ニット=ユニクロ(メンズ)

    ②ボウタイブラウス&ニット
    かわいいテイストが好きな方はこんな重ね着はいかがでしょうか? ボウタイブラウスのリボン部分はニットの中にいれてしまってもかわいいですね。ボトムスは揺れるスカートにして、思いっきり可愛くするのもおすすめ。

    ボウタイブラウス=ユニクロ ニット=ユニクロ(メンズ)

    ③タートルネック&シャツ
    タートルネックは寒色&暗めの色味のものを選んで、顔まわりをスッキリさせましょう。合わせるシャツは襟を抜いて着ると、今っぽさが出るコーディネートになります。

    タートルネック=ユニクロ、シャツ=ユニクロ(メンズ)

    ④シャツ&ニット
    メンズがやっている組み合わせをそのままレディースにも適用したのがコチラ。柄を取り入れたシャツを着ると華やかな印象になります。薄手のニットを選んでジャケットを羽織るスタイルも素敵です。

    シャツ、ニット=どちらもユニクロ(メンズ)

    みんなの寒さ対策をシェアします

    この連載執筆にあたり、私のLINE公式にご登録されているみなさんに「寒さ対策で実際に行っていること」についてのアンケートを取らせていただきました。お力添えいただいたみなさま、ありがとうございました(原文ママの掲載です)

    • インナーダウンを愛用。オーバーサイズはカジュアル感が強いので、タイトでコンパクトなノーカラーのタイプを着用。
    • 汗をかかないように、ヒートテックの下にエアリズムのようなもの重ね着したり、あたたかい素材のセーターを着ないようにしています。
    • ヒートテックやセーター、カーディガンを着る
    • ヒートテックの下着とスリーピーススーツをよく着ています。
    • ヒートテックの長袖シャツ(インナー)を着る。
    • シャツの上にニットベストを着るようにしています(長袖だと肩が凝るほか、動きにくい。)。
    • インナーをヒートテックに変える
    • 保温性の高いソックスを履く
    • ブランケット
    • ヒートテックの下着を身に着け、なるべく着膨れしないようにしています。
    • ヒートテックを着る、首元が開いてない服を着る
    • 貼るカイロ、ヒートテックなどのインナーシャツ着用、見えない範囲でズボンの内側にレッグウォーマー、膝掛けの代わりにストール、ハイネック、インナーダウン
    • ヒートテックと80デニールのタイツ着用
    • 足首ウォーマー
    • インナーにヒートテックを着る、秋冬物のスーツやジャケット・パンツを着る
    • カーディガンなどの羽織るものや膝掛けを使用しています。
    • ストッキングの上に靴下を履いて出勤。職場でパンプスを履く必要がある時は靴下を脱いで履き替える。それ以外の時は、靴下を履いて、黒い革のスニーカー履いています。

    いかがでしたでしょうか? やはりみなさん、防寒インナーは手放せない存在となっているようです。他にも参考になる点が多々あるかと思いますので、ぜひ日頃の寒さ対策に取り入れてみてくださいね。

    (「《「説得力」と「親しみやすさ」が重要!》人事課・職員課職員の“印象づくり”を考える」に続く)

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    ■ 古橋 香織(ふるはし かおり)さんのプロフィール

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    元東京都職員
    イメージコンサルタント
    早稲田大学を卒業後、東京都庁に入庁。都職員時代は消費者行政や東京都議会議会局に勤務。在職中にイメージコンサルティングを学び、2020年1月に東京都を退職し独立。
    政治行政の仕事に従事する顧客に特化した「仕事映え」するスタイリングが得意。北海道から沖縄まで全国の公務員が受けているイメージコンサルティングのコンセプトは「心の戦闘力を服で上げる」こと。「職場で初めて服を褒められた」「自信が出た」などの多くの現職公務員の支持を得ている。2021年11月に『公務員男性の服~普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』(ぎょうせい)を上梓。最近は個人のイメージコンサルのほか、コンサルのほか、自治体向けの研修や講演などの依頼も増えている。
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