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《忙しい公務員も即実践できる!》夏を快適に過ごすための身だしなみのポイント~服装編

    《忙しい公務員も即実践できる!》夏を快適に過ごすための身だしなみのポイント~服装編

    【自治体通信Online 寄稿記事】
    自治体職員の「装合計画」#7(元東京都職員/イメージコンサルタント・古橋 香織)

    元東京都職員でイメージコンサルタントの古橋 香織さんによる、見過ごされがちだった「公務員の装い」をテーマとした本連載。今回と次回は「汗・臭い対策」を服装編とメイク編にわけてお届けします。ポイントをつかめば忙しい公務員でもすぐに実践できる方法です。

    みんな悩んでいる「汗対策」

    こんにちは。イメージコンサルタントの古橋香織です。秋の訪れを感じながらも、まだまだ暑さを感じる日もありますよね。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

    本当はノースリ短パンで仕事がしたいけれどさすがにそうはいかないのが、住民からの信頼が土台の公務員。きちんと真面目に服を着るけれど、社会の状況が如実に反映される職場は絶賛節電中ということもあり、涼しく快適な勤務をキープするのは大変ですよね。

    今回は私のLINE公式及びTwitter(https://twitter.com/kaori_ccms)で「夏の身だしなみに関するアンケート」を取らせていただきました。回答された皆さま、お忙しい中ありがとうございました!(アンケートで回答いただいた内容は、今回の記事の参考にさせていただいております)

    今回のアンケートで特に目立ったのは「汗」という単語でした。これを受けて本記事では「汗・臭い対策」について、男女共通の身だしなみや服装の観点から取り上げたいと思います

    なお私は昨年、メンズスタイルアップ検定の勉強し合格しているので、汗や臭いに知識(特にメンズ)はかなり詳しいです。ではさっそくはじめましょう(こちらの記事の内容もメンズスタイルアップ検定のテキストを参考にしています)。

    臭いはなぜ発生するの?

    みなさんご存知かと思いますが、臭いの根源は汗と皮脂です。

    汗は主に体中に張り巡らされている「汗腺」から出ますが、その汗腺は「アポクリン腺」「エクリン腺」の2種類があり、それぞれ「アポクリン汗」「エクリン汗」と言われます。特に脇はこの2つの汗腺のどちらも揃っている箇所なので、臭いが発生しやすい場所です。

    一方で皮脂は、言うなれば身体の「脂」ですね。汗も皮脂も出た直後は無臭ですが、時間が経つにつれて臭ってきます。それゆえ汗や臭い対策は、「発生後」ではなく「発生前」に防いでおくことが1番効果の高い方法です。

    なお、一般的な汗臭とは20代から30代くらいまでのことをいい、加齢とともに汗をかく面積は増えていきます。このため30代半ば以降の不快な体臭は「ミドル脂臭」と呼ばれます。また、より年齢を重ねると今度は皮脂の分泌が増えるため、俗にいう「加齢臭」に変化していきます。

    涼しげな人が知っている服装のコツとは?

    汗対策

    一般的に汗対策の方法は「制汗」「殺菌」「消臭」「洗浄」「マスキング」「代謝抑止」など複数ありますが、ここでは中でも私がお勧めする方法を2つご紹介します。

    ・おすすめ汗対策その1「制汗」
    これはもうやっている方は数多くいらっしゃるかもしれません。ドラッグストアで簡単に手に入る制汗剤を使った汗対策です。重要なのは汗をかく「前」に使うこと。これにより汗の量を抑制させる効果があります。
    今は色々な形状のものが出ていますが、一般的な持続時間としては、
    クリームタイプ>ロールオンタイプ>スプレータイプ
    となります。かくいう私も絶対に脇汗をかきたくない時は制汗剤に頼っていますが、持ち運びを考えて小さいロールオンタイプを使っています。

    ・おすすめ汗対策その2「代謝抑制」
    代謝抑制と聞くと「薬を使うのかな!?」と思う人もいるかもしれませんが、代謝抑制とは皮膚の上を清潔に保つことを指します。タオルやハンカチで汗や皮脂をこまめに拭き取ったり、皮膚を清潔にキープしたりすることで、代謝を抑えて汗の原因を根こそぎ断ちます
    普段のマメさがものを言う方法ですが、人に不快感を与えないという視点からも大事な方法ですよね。
    日常生活の中で忙しくしていると、身だしなみを整えるというこまめな習慣を忘れがち。ただこういう小さな心掛けの積み重ねが「印象の良い人」に繋がったりします。

    汗が目立たないトップスの選び方

    汗染みで1番気を使うのがトップス選びではないでしょうか。夏を快適に過ごすためのトップス選びのポイントを書いてみました。ぜひお読みください。

    ・色は明るい色のものを
    基本的に濃い色だと汗染みが目立ちます。1番目立たないのは白のシャツですが、実はストライプなどの柄シャツも柄で汗染みを目立たなくすることができます。単色かつ色の濃いものだと(例えばサックスブルーなど)汗っかきな人は汗染みが付いてしまうので、どうしても着たい場合は素材に注目しましょう。

    ・「防臭」「冷感」「速乾性」の3拍子揃ったものを
    今はシンプルにワイシャツやポロシャツといえども、夏を乗り切る高機能なものがたくさん出ています。特に数年前からシャツを買い替えていない人は、ここ数年での市場の変化は著しいです。ぜひ新しい機能性シャツを手に入れてみてください。
    レディース市場に関してはその辺は少し遅れ気味な感がありますが、私が色々試した中でのお勧めはきちんと見える肉厚なTシャツやタンクトップに通気性の良いカーディガンを羽織るスタイルです。袖丈は七分に折ると、手首からのラインが綺麗に見えて好印象です。

    ・汗染みを作りたくなければ、夏はインナー必須!
    インナーを着るとプラス1枚だから暑くなる? そんなはずはありません。たしかにグローバルな基準でいうとビジネスマンはインナーを着ません。裸の上にシャツを着ます。ただ、海外諸国と比べると日本は圧倒的に高温多湿という環境があるので、私はインナーに関しては海外の基準に合わせる視点は必要ないと思っています。
    インナーの役割は体温調整。汗をかいてこもった熱や湿気を素早く発散させて、快適に保つのが主な役割です。このため少しゆとりあるサイズを選んであげると通気性が良くなり快適に過ごせます。
    インナーの色に関しては、白を選ばれる方が多い印象ですが、圧倒的に透けないのはメンズもレディースもベージュです。あとレディースに限ってですが赤の下着も意外と透けません

    (『メイク編』に続く)

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    ■ 古橋 香織(ふるはし かおり)さんのプロフィール

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    元東京都職員
    イメージコンサルタント
    早稲田大学を卒業後、東京都庁に入庁。都職員時代は消費者行政や東京都議会議会局に勤務。在職中にイメージコンサルティングを学び、2020年1月に東京都を退職し独立。
    公務員のほか政治家や士業といった堅さを求められる人たちへの「仕事映え」するスタイリングが得意。北海道から沖縄まで全国の公務員が受けているイメージコンサルティングのコンセプトは「心の戦闘力を服で上げる」こと。「職場で初めて服を褒められた」「自信が出た」などの多くの現職公務員の支持を得ている。
    2021年11月に『公務員男性の服~普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』(ぎょうせい)を上梓。
    〈Color Commonsのサイト〉 https://colorcommonslab.com/
    〈連絡先(問い合わせフォーム)〉http://colorcommonslab.com/otoiawase

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