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《日々に追われて“心の迷子”になっていませんか!?》いつも“心にカーナビ”を

【自治体通信Online 寄稿記事】
自治体職員のための心の運転方法 #12(寝屋川市 職員・岡元 譲史)

寝屋川市(大阪)職員の岡元 譲史さんが滞納整理というハードな仕事を通じて得た経験、気づきなどをシェアする本連載。今回は人生という「心のドライブ」を無事に、そして楽しみながら進むための準備について。目まぐるしい毎日、「心の迷子」状態にならず、たどりつきたい目的地に向かって着実に前進していますか?

「広報編集長」に異動、そして〆切に追われる日々

もう、2022年も残すところあとわずかとなりましたね。皆さんにとって、2022年はどんな1年でしたか?

私自身のお話をすると、今までの人生の中で一番、”〆切“というものを意識した1年でした。4月から「広報編集長」という役職に任ぜられ、市の広報誌を作成する立場となったからです(下の囲み記事を参照)

毎月の〆切に追われる毎日。毎回毎回、「誤字・脱字はないか?」と何度もチェックし、「もっといい内容にできないか?」とギリギリまで推敲し、無事に最終原稿データを印刷会社に届け、ホッとしたのもつかの間、また次の号にとりかかる…という、終わりのない繰り返しです。

下の画像は、寝屋川市の広報誌「広報 ねやがわ」の表紙。令和4年6月号(左)では岡元さんが広報編集長になって初めて表紙写真撮影を担当。「初めての写真撮影にしては上手に撮れました(笑)。市民の方からも『写真を見て、感動しました』という手紙を頂き、逆に感動しました」(岡元さん)。
「シルバー世代とスマホの『いい関係』」を特集した同年8月号(右)は岡元さんが「スマホ君」(写真中央)に扮してシルバー世代と仲良く談笑している様子を表紙に。「なかなかシュールな絵面になったと思います(笑)」(岡元さん)。

※「広報 ねやがわ」Web版のPDFは次のURLからダウンロードできます。
https://www.city.neyagawa.osaka.jp/organization_list/keieikikaku/kikakusanka/kouhou/koho/kouhou_web/index.html

もちろん、広報誌の作成だけが仕事ではありませんから、同時並行で色々と進める必要があり、目の前の仕事に必死に取り組んでいたら、あっという間に月日が流れてしまいました。結果として、こちらの連載の〆切が、名曲の歌詞状態になってしまったわけですね。つまり―

(〆切が)とんで、とんで…(後回しに)まわって、まわって…

というわけで、気付けばもう年の瀬。寒さも厳しくなってきたところに、寒い言い訳を重ねて申し訳ありません。なにとぞご容赦くださいませ。

一言でまとめるならば、〆切に追われて必死で駆け抜けた2022年。心のドライブとしては、慣れない状況にハラハラ・ドキドキして運転するのに精一杯。景色を楽しむ余裕がなかったというのが正直なところです。2023年はもう少し余裕を持って、進みたいなと思います。

「心の迷子」を防ぐため

2023年を余裕ある人生にするために、この度「新しい手帳」を買いました。さて、ここで質問です。私はこの新しい手帳を使って、何をするつもりでしょうか?

答えはズバリ、「自分の人生の目的を明確にする」。これです。

この、「心の運転方法」という連載は、心を『乗り物』に、人生を『旅~心のドライブ』に例えていますが、「何のために生きるか?」という人生の目的は、心のドライブにおける「目的地」ということになります。

普段、旅をするときは「北海道で雪景色を眺めながらカニを食べよう」とか「沖縄の開放的なビーチでバカンス気分を味わおう」といった具合に、「行く場所」や「やること」といった目的を定めて行動する私たち。ですが、心のドライブにおいては「目的地があいまいなまま、ただただ走っている」ということはないでしょうか。

もちろん、「目的地を決めずに、ただブラブラする」と決めて旅をする場合はそれで構わないのですが、「本当にたどりつきたい目的地は別にあるはずなのに、日々の忙しさに追われて、毎日必死で走っているうちに、気付けば全然違う場所に行っていた!」ということが起こり得ます。

私自身、これまで何度もそういった状況を経験しました。自分で言うのもなんですが、なまじ行動力があるだけに、道が間違っていることにも気付かず、ダーっと進みに進んでしまって、気付いた時には「ここは自分が望んでいた場所ではなかった。あと1歩進めば、取返しのつかないことになるところだった」と、ヒヤリとしたこともありました。

心のカーナビはきちんと動いていますか?

そうした「心の迷子」の状態を防ぐために、「目的地を明確にして、日々、進路を確認する」ことが大切です。そこで出てくるのが、「手帳」というわけですね。

手帳は、心のドライブにおいて、いわばカーナビとなり得るもの。非常に重要なツールです。ただし、手帳をカーナビとして使うためには、「手帳はスケジュール管理のためのもの」という固定観念を外さなければなりません。

スケジュール管理だけならスマホで十分、だけど…

「えっ? 手帳って、スケジュールを管理するためにあるものなんじゃないの?」
当然の疑問ですよね。

もちろんそうです。そうなんですが、私は「スケジュールを管理するだけに留めていてはもったいない!」ということを、声を大にして言いたいと思います。

便利なスマホアプリが多数ある時代です。スケジュール管理だけならスマホで十分。わざわざ紙の手帳を買う必要はないでしょう。「紙の手帳よ、毎日カバンの中で一定の幅を利かせるならば、スケジュール管理だけではない付加価値をつけてくれ」という話です。我々のカバンの中の場所代はそんなに安くないぞ、と。

そんな私のワガママな要求に応えてくれる手帳を見つけました。それが、こちら(下の画像参照)

左が本稿で触れている手帳「夢をかなえるライフデザイン手帳」(著・高田晃、明日香出版社)。右は後述する書籍(どちらも筆者の私物)

ちなみに、こちらの手帳は上画像の右にある『手帳で夢をかなえる全技術』(著・高田晃、明日香出版社)という書籍のノウハウを体現するよう設計されています。同書も併せて購読されるといいかもしれません。

…念のために言っておきますが、こちらは紹介するよう依頼された、いわゆる「案件」ではなく、ステマでもありません(笑)。純粋に「いいな」と思ったものを紹介しているだけですので、悪しからず。使い心地は個人の感想ですので、お買い求めは自己責任でお願いします(汗)

2023年を希望に満ちた気分でスタートするために!

この手帳、実際に使うまでの「準備」が必要でして、真正面から真剣に取り組むと、めちゃくちゃ時間がかかります。しかしながら、手帳を「心のカーナビ」として使うのであれば、この準備が非常に重要なんですね。

どんな準備があるか? いくつか紹介しましょう。

  • 「役割リスト」を作成する
  • 「価値観リスト」を作成する
  • 「夢」を棚卸しする
  • 「自分の資源」を棚卸しする
  • 「10年ビジョン」を描く
  • 「年間目標設定シート」を作成する

いかがでしょうか。こうした準備を進めていく中で、心の目的地を明確にし、現在地から目的地まで「どのルートを通るべきか?」を考えて、日々、「この道で合っているかな?」と確認しながら進むことで、迷子にならずに心のドライブを楽しめるのではないかということですね。

私自身、これまで手帳を活用する重要性は理解していたものの、活用しきれていない実感がありました。2023年は、今回手に入れた新しい“心のカーナビ”を携えて、より一層、心のドライブを楽しみたいと思います。

というわけで、2022年も本連載にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。2023年を希望に満ちた気分でスタートするためにも、しっかりと準備をして臨みましょう!

(続く)

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■岡元 譲史(おかもと じょうじ)さんのプロフィールf:id:y-onuma:20210621150052p:plain

寝屋川市 経営企画部 企画三課 広報編集長
1983年生まれ。2006年に同市入庁後、12年間にわたり、様々な債権の滞納整理に従事し、市税滞納額70%(約25億円)削減に貢献。2022年より現職。
「滞納整理に価値を見出して伝えることで、受講者の不安や葛藤を取り除く」という独自スタイルによる研修を全国で実施し、6年間で延べ3,700人が参加。受講者が給食費の滞納ゼロを達成するなど、すぐに使えて再現性の高いノウハウを伝えている。
執筆に「滞納整理のための空地・空家対策」(『税』2018年2月号)など。
「地方公務員が本当にすごい! と思う地方公務員アワード2018」受賞。
プライベートでは2男児の父。PTA会長を務めるなど地域の活動も行う。
2021年5月21日に『現場のプロがやさしく書いた 自治体の滞納整理術』(学陽書房)を刊行。同書の印税は「全額、寝屋川市の発展のために使う」としている。
<連絡先>okamoto.joji@city.neyagawa.osaka.jp