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こんな事業・取り組みをやっています!《アイデアボックス&5G促進策編》

    こんな事業・取り組みをやっています!《アイデアボックス&5G促進策編》

    【自治体通信Online 寄稿記事】
    三重県流「あったかいDX」の全記録~新卒入庁職員の成長ストーリー~ #5(三重県 デジタル社会推進局/同局職員・中濵 佑希乃)

    今回は前回に引き続いて、三重県流「あったかいDX」で行っている事業・取り組みについて。三重県版デジタル庁に位置づけられるデジタル社会推進局(以下、「デジ局」)の新卒入庁職員・中濵 佑希乃(なかはま ゆきの)さんが住民目線に近いフレッシュな感性でお届けします。

    「あったかいDX」第3弾~「みえDXアイデアボックス」の開設

    「あったかいDX」第3弾は「みえDXアイデアボックス」の開設です。お気づきの方もいらっしゃることと思いますが、本連載の#2#3の記事でもアイデアボックスについてしれっとPRさせていただきました。
    (参照:#2「三重県版「デジタル庁」ってこんなところ!《バリュー&独自性編》
    (参照:#3「三重県版「デジタル庁」ってこんなところ!《広報チーム編》

    ~「みえDXアイデアボックス」について~

    三重県におけるデジタル社会の形成や三重県が抱える様々な課題の解決に向けてスピード感をもってDXを推進していくために、県内外の皆さまがオープンにアイデアを共有・議論いただく場として「みえDXアイデアボックス」を開設しました。
    三重県にはもともと「みんなでつくろか みえの予算」(略称:みんつく予算)という取り組みがありました。これは、県民の皆さまとの協創で予算をつくりあげることで、予算の使い道についての県民の理解、共感及び納得性を高めつつ、県政に参画していただく取組として、令和2年度当初予算で初めて導入した県民参加型予算です。

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    県民の県政参加の取り組みにもDXを活用

    具体的には、「誰もが住みたい場所に住み続けられる三重県」の実現に向けて、デジタル社会の未来像などの自由提案やデジタル化を通じた県政における14の個別課題の解決策について、県民の皆さまや国内外から幅広くアイデアを募集しました。
    これまでは、メールや郵送等で受け付けていましたが、「みえDXアイデアボックス」を活用することでより便利に、効率的になりました!
    「みえDXアイデアボックス」は、アイデアの投稿だけではなく、賛成・反対・中立の投票やコメントをつける機能があり、アイデアの投稿はできないけれど意見表明だけでも参加したい人も気軽に参加できます。
    現在アイデア募集は終わってしまったものの、県民の皆さまの本音のアイデアをたくさんいただいておりますので是非ご覧ください。「気付き」となる新鮮で素敵なアイデアの宝庫となっています。
    ※サイトはこちら!! → https://idea-mie.jp

    この業務の担当は中濵のトレーナーの武田さんです(森出さんと武田さんのお二人が中濵のトレーナーをしてくださっています)。

    武田さんの抱える業務は中濵が認識できているだけでもかなり多く、ものすごくお忙しいはずなのですが、いつでもとてもやさしく、丁寧に的確な指示をくださいます。中濵も後輩が出来たら武田さんのように優しく頼れる存在になりたいです。中濵がそうなれるのは何十年後になるのだろう…難しいかもしれません。でも、あきらめずに頑張ります。

    「みえDXアイデアボックス」の周知に関しては、毎日のニュース発信で呼びかけたりテレビ局の取材に応じたり(ドキドキでした)と、中濵も広報担当として頑張りました。

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    デジ局スタッフの打ち合わせの様子

    「あったかいDX」第4弾~5Gアンテナ基地局等設置に係る県保有アセットの開放とワンストップ窓口の運用

    「あったかいDX」第4弾は、県内における5Gエリアの拡大を促す取り組みでした。

    いつでも誰でもどこでも高速モバイルインターネットに接続できる環境を実現することによって、県民の皆さまの暮らしがより良くなるといいなと思っています。

    ~県保有アセットの開放とワンストップ窓口の運用について~

    携帯電話事業者が5G基地局を整備しやすい環境とするため、県保有アセット(県が保有する土地や建物等)を携帯電話事業者に開放するとともに、問い合わせに一括して対応するワンストップ窓口をデジタル事業推進課内に設置し、運用を開始しました。

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    5Gワンストップ窓口の仕組み

    この業務の担当は隣の課の長井さんです。

    長井さんは県庁内では数少ない情報技師さんのおひとりで、デジタルのプロです。デジタル機器の使い方などについてもとても詳しいため、機器の設定などをする際はいつもたくさんお世話になっています。機器トラブルがあったときも常に冷静に対処してくださるので、デジ局ではみんなから頼りにされています。

    進化のスピードに負けないように

    前回#4と今回の#5にわたって「あったかいDX」を目指した取り組みをご紹介しました。
    (参照:こんな事業・取り組みをやっています!《2つの新型コロナ対応編》)

    デジ局ではこれからも、「あったかいDX」をミッションとしてどんどん取り組みを加速させていきます!

    そんなデジ局の進化のスピードに負けないように、中濵もどんどん県職員として成長していきたいです!

    リレーコラム~局のメンバーによる「あったかいDX」とは②

    本記事をお読みのみなさま、初めまして。中濵と同じ班に所属しています、武田 朱羽(たけだ あやは)と申します。新採職員である中濵のトレーナーではあるものの、新設部署でいろんなことがばたばたと進む中、あまりトレーナーらしいことができていませんが、へこたれずぐんぐん成長していく様子に感動しています。今回は、私の「あったかいDX」についてお話しします。
    三重県生まれ、三重県育ちの私が県職員を志したのは、みんなが安心して幸せに暮らしていける基盤を整え、支える仕事がしたいと考えたからです。
    今や入庁から10年以上が経過し、耐震対策、学校事務、情報システム、観光分野での外部派遣&シンガポール赴任を経て、デジ局に配属されました。新型コロナウイルスの影響が広がる中、シンガポールでのデジタルを活用した対応の早さをまざまざと見せつけられ、今後、デジタル活用は本当に必須になってくることを実感しました。
    デジタルに慣れているみなさんが手続きや仕事、趣味がより便利に、手軽にできるようになるのはもちろん、行政の業務や周辺環境のDXを推進することで、デジタルを自分で活用することに慣れていないみなさんも、無理して使おうとせずとも気が付けばデジタル活用が進む社会の一員になっている…というのが、私にとって誰ひとり取り残さない、「あったかいDX」です
    三重県に住む人、関わる人、みんなが幸せに。入庁時の気持ちを忘れず、地味なことでも実のある「あったかいDX」に取り組んでいきたいです。

    次回はとうとう、中濵にとって初の企画である「デジタルの日」の取組についてお話させていただきますので是非、読んでください!

    (「ついに『三重県 デジタルの日』が開幕!~“企画をつくる”ということの厳しさと喜びを学んだ日々」に続く)

    ☆ 本連載の記事一覧

    自治体通信への取材依頼はこちら

    三重県 デジタル社会推進局のプロフィール

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    デジタル社会推進局のメンバー。キックオフ(2021年4月1日)の際の記念写真(写真撮影時のみマスクを外しています)

    三重県デジタル社会推進局では、デジタル時代を生き抜くために、あらゆる人々が家庭・職場・地域それぞれの場所において、新しく何かにチャレンジできる時間を創出できるよう「みんなの思いを実現する『あったかいDX』」をミッションとして、「誰もが住みたい場所に住み続けられる三重県の実現」を目指し、圧倒的なスピードでデジタル社会形成を推進中。2021年4月創設。50人体制。
    <連絡先>059-224-3086

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