金澤八家(金澤ホテル懇話会) の取り組み

多くの自治体やホテルが独自のWebサイトで観光情報を発信している。ただ、代表的な名所や施設の紹介にとどまるという課題もある。この度、きめ細かく観光スポットを紹介し、それらを結ぶ“ルート”まで検索できるサイト『たびレシピ』が登場した。ホテル日航金沢と北海道・福岡の観光協会に新サイトを活かした観光客誘致について聞いた。
※下記は自治体通信 Vol.3(2015年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。
金澤八家(金澤ホテル懇話会)データ
概要: 金沢市内の都市型ホテル8社の社長、総支配人が集結し、金沢への誘客プロジェクトチームとして発足。北陸新幹線開業後も、ホテルマンの視点で新たな観光プランや食イベントを提案し、時には国内外へ足を運び、金沢の宣伝マンとして最前線で活動している。地域の情報を伝える 新たなサイトを目指す
―ホテル日航金沢では、Webサイトでどのような情報を観光客向けに発信してきたのですか。
多角的に金沢市を楽しんでもらうため、さまざまな観光プランを提供してきました。たとえば、ホテル発で観光名所をバスや観光タクシーで巡るシミュレーションプランや、和菓子づくりや金箔貼りといった体験ができる宿泊プランなどで、金沢周辺地域に関する情報を発信してきました。
―観光情報を提供するうえでどのような課題があったのでしょう
当ホテルが立地する金沢市およびその周辺の情報を、十分に紹介できていなかった点ですね。ホテルの公式サイトの性質上、特定の店やサービスをピックアップすることが難しいからです。そのため、知名度の高い観光スポットや店の紹介のみにとどまっていました。
―どのように解決しようとしていますか。
今年6月、サイト内に『たびレシピ』のページを追加しました。まず「観光スポット」のページでは、金沢周辺の観光ルートを検討しているお客さまに、金沢の旬の味や四季折々の見どころ、知られざるスポットを紹介しています。まだまだ数は少ないですが、地元の人たちが足しげく通う名店なども、今後順次数を増やして掲載していきたいと考えています。
また『たびレシピ』のページには、「日航金沢コンシェルジュレシピ 金沢アート散策」「半日で兼六園とひがし茶屋はおさえたい!」など、観光コースを載せています。これまで、当ホテルのコンシェルジュが、お問い合わせいただいたお客さまに紹介していた情報です。金沢だけでなく北陸全域で、さまざまなスポットやコースを紹介できるようなページにしていきたいですね。
―今後の観光客誘致に向けた活動方針を教えてください。
Webサイトだけにとどまらず、金沢市内8ホテルで設立された「金澤八家」でも、各種観光関連団体への参画や、外国人観光客の誘致プロモーションを展開しています。北陸新幹線開通後の7月には、行政や経済団体とともに長野を訪問。長野県からの観光客来訪を働きかけました。今後は、こうした活動に『たびレシピ』を絡め、金沢はじめ北陸全域について紹介していきたいと思います。
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