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行政アプリのおすすめサービス6選!自治体の情報をお手軽に発信【自治体事例の教科書】


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自治体の悩みの一つに、住民サービス・情報の周知がなかなか広がらないことが挙げられます。そんな中で自治体が発行している広報紙・ホームページなどの取り組みの一環でスマートフォンアプリを利用している動きも高まっており、成果を上げている自治体も増えてきています。

そこで今回は、行政アプリのおすすめサービスを詳しく解説していきます。

行政アプリで情報の発信をお手軽に

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自治体1番の存在意義は、そこに住む人々の生活を支えることです。住民の生活を支えるためには、緊急時の情報提供・公共施設の利用予約・地図や交通手段の確認といった機能が必要です。多くの自治体では、行政アプリを活用して、これらの情報を発信しています。

しかし、一般的にアプリの運用・開発は難しいイメージが強く、外部に委託するとしてもコストや最低限の知識が必要となります。

そこで、おすすめなのが今回紹介する自治体向けのアプリサービスです。自治体が、アプリを使って手軽に情報発信できるようになるサービスを詳しく紹介します。

行政アプリにおすすめのサービス

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おすすめの行政アプリには行政アプリには、以下の6つがあります。

  • ・アップ・ポータル
  • ・マチイロ
  • ・モバ支所
  • ・パーズ
  • ・ごみスケ
  • ・PARKFUL

それぞれ、どのようなサービスなのか、特徴・機能や費用、リリースまでの期間などについて詳しく紹介していきます。

・アップ・ポータル

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開発・導入費用

ベーシックプラン:無料

運用費用

ベーシックプラン:132,000円

リリースまでの期間

-

機能

  • 公式サイト表示機能
  • お知らせ通知機能
  • 避難所ナビ
  • 地域ニュース機能
  • 公共施設や避難所・観光地へのGPSナビ
  • 関連リンク・ブックマーク
  • オプション機能 など

参考:アップ・ポータル(Ap-Portal)

アップ・ポータルは、効果的な自治体広報を低価格で実現できる行政アプリにおすすめのサービスです。他のサービスとは異なり、ユーザー登録・メールアドレスの入力などの手間がかからないため、個人情報保有のリスクがないことも自治体にとっては大きな魅力です。

Web・メルマガ・子育て情報・防災など、システムごとに散らばっている情報を一つのアプリにまとめてパッケージ化することができます。そのため、ユーザーはアプリを起動するだけで欲しい情報を手にすることができます。

ユーザーへのアプリケーション配布や利用はもちろん無料で、行政職員向けにも驚愕の超低価格でアプリケーション作成・サービス提供ができます。

・マチイロ

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開発・導入費用

無料

運用費用

無料(一部有償サービスあり)

リリースまでの期間

1週間〜10日、最短3日程度

機能

  • 広報紙がサクサク読める
  • 全国の広報紙を検索・閲覧・購読できる
  • 過去の広報紙が読める
  • 自治体サイトの最新情報が自動的に届く

参考:マチイロ

マチイロは、自治体と地域住民をつなぐアプリケーションで、検討から配信まで、最短3日で完了するスピーディーさが特徴の行政アプリにおすすめのサービスです。

マチイロには大きな特色のの一つに「役立つ行政情報を見逃さない」というものがあります。全国800地域の広報紙が届くようになっており、多くのサービスの中から欲しい情報を入手できます。

年度内の導入で当年度分のバックナンバー登録が無料になるサービス・キャンペーンも開催されていますので、一度チェックしてみてください。

・モバ支所

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開発・導入費用

モバ支所:0円〜

オリジナルテーマ:300,000円

運用費用

モバ支所:月額30,000円

オリジナルテーマ:月額40,000

リリースまでの期間

-

機能

  • 広報発行・選挙投票・休日当番医などの情報発信
  • 火害情報・減災への注意喚起などの情報発信
  • 花火大会などのイベントの情報発信
  • 妊婦健康相談・乳幼児健診などの情報発信
  • 豆知識・イメージキャラクターなどの情報発信
  • ごみ情報の通知

参考:モバ支所

モバ支所は、便利機能はそのままに自治体イメージのデザインに変更して、オリジナルアプリとしてリリースできるテンプレート型サービスです。アプリアイコン・スプラッシュ・タイトルイメージ・カテゴリアイコンをオリジナルのものに変更できるため、モバ支所をご当地アプリに変身できます。

広報紙発行から減災・イベント・出産や子育てなど、お知らせの活用方法が豊富にあるため、住民の方が欲しい情報を提供することができます。

・パーズ

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開発・導入費用

200,000円

運用費用

月額20,000円(オプション費用により異なる)

リリースまでの期間

2か月半〜4か月程度

機能

  • 交通規制の情報発信
  • ごみ回収に関する情報発信
  • さまざまなイベントの情報発信
  • パーソナライズ機能

参考:パーズ

パーズは、課題に合わせて自由なカスタマイズが可能な自治体プラットフォームアプリです。防災・子育て支援・ごみなどのカテゴリを登録でき、イベント・コラム・MAPなど、さまざまなコンテンツをカテゴリごとに設定することが可能です。

Android端末限定ですが、テスト版お試しキャンペーンを行っています。実際に、アプリを触りながらメニューなどを自由に作成できるため、一度テスト版を試してみてから実装したい自治体向けアプリです。

・ごみスケ

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開発・導入費用

200,000円〜

運用費用

月額20,000円〜

リリースまでの期間

-

機能

  • ホーム(カレンダー)
  • ごみ分別辞典
  • ごみの出し方
  • 関連業者一覧
  • 問い合わせ先
  • プッシュ通知
  • 出し忘れ防止アラート など

参考:ごみスケ

ごみスケは、自治体ごとに独自アプリとして構築するため、住民の方への周知もしやすいのが特徴です。ごみの減量を目的としたテンプレートを利用しているため、アプリの機能も日々排出されるごみに関する問題を解決する内容となっています。

また、日本人口の約67%に該当する8,400万人に利用されているLINEと連携することができるため、アプローチしきれなかったユーザー層に分別方法を周知でき、不適正排出を減少できます。

現在、通常150,000円で設定しているカレンダーデータ・ごみ分別辞典データなどのデータ作成が、今年度見積り依頼された自治体に限り無料でデータ作成を代行してくれます。

・PARKFUL

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開発・導入費用

200,000円〜

運用費用

月額20,000円〜

リリースまでの期間

-

機能

  • ホーム(カレンダー)
  • ごみ分別辞典
  • ごみの出し方
  • 関連業者一覧
  • 問い合わせ先
  • プッシュ通知
  • 出し忘れ防止アラート など

参考:PARKFUL

PARKFULは、自治体に公園情報の提供・地域への広報活動に協力することで、アプリへの登録作業からシステム維持管理をPARKFUL側が行ってくれるプラットフォームです。アプリの利用状況から、公園の利用状況まで把握することができます。

コストをかけることなく、公園アプリの構築ができるため、公園情報の整理やオープンデータとして、埼玉県・神奈川県・名古屋市などの公園管理を多く行う自治体向けのサービスです。

公園情報のアプリ掲載・利用分析のフィードバック・フォトコンテストの開催すべての費用が無料です。フォトコンテストで地域の魅力を発信してみてはいかがでしょうか。

行政アプリのサービスを活用するときの3つのポイント

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ここからは、サービスを使う前に意識しておくとよいポイントについて紹介していきます。

  1. コストを意識する
  2. ユーザー像にマッチしているかを考える
  3. どんな情報を発信したいのか決めておく

行政アプリ開発・運用する際に掲げた目標を達成するためにも、大切なポイントとなりますので、しっかり理解を深めておきましょう。

・コストを意識する

利用するプラットフォームやサービスにもよりますが、行政アプリの開発・導入・運用には費用がかかります。そのため、リリースする前に用意できる資金はどのくらいなのか、またリリース後の運用・維持にいくらまでかけられるのかを具体的に考える必要があります。

また、機能が増えれば増えるほど、その分コストもかかりますので、自治体として求める機能とコストのバランスを考えてサービスを活用してください。

・ユーザー像にマッチしているかを考える

行政アプリをリリースする前に、利用するユーザー像をある程度事前に考えておく必要があります。

行政アプリに関する方針や具体的なイメージを統一するために、ユーザー像を考えておかなければなりません。ユーザー像にマッチすることで、需要のズレを防止でき、行政アプリの完成度を高めることにつながります。

万が一、ユーザー像を考えないで行政アプリの開発・運用を行うと、想像以上に開発までの時間がかかってしまったり、ユーザーが求めている情報が分からないため行政アプリの有効さ・効率・利用者の満足度が悪く、目標達成ができなかったりする可能性があります。

そのため、性別・年齢・職業・年収・学歴などの基本項目に加え、性格・趣味・ライフスタイルなども考慮したユーザー像を考え、そのユーザー像にマッチした行政アプリの開発・運用を行う必要があります。

・どんな情報を発信したいのか決めておく

ユーザー像を決めた後は、その架空のユーザーがどのような情報を求めているのか考える必要があります。とはいえ、あくまでも架空であるため、必ずユーザーがどのような情報を求めているのかのリサーチが必要になります。

アンケートやインタビュー、過去のデータを参考に、どんな情報を発信するのか検討しましょう。

また、サービスによって利用できる機能に差があります。

どんな機能が必要なのかを事前に考え、マストで必要な機能を決定した上で、価格・オプション機能といった、その他の要素も考慮しながら行政アプリを開発・運用するとよいでしょう。

まとめ

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これまで、自治体が情報発信する方法では、本当に情報が欲しいユーザーの手元まで届かないケースがありました。これは、情報を発信している自治体側と、情報を受け取る住民側との間に、感覚の乖離があった可能性が考えられます。

そこで、行政アプリを活用することで、情報が欲しいユーザーに対して適切な発信ができるようになります。サービスの中には、無料で活用できるものや、テスト版を試せるものもありますので、住民のニーズにマッチしたアプリを試してみてください。