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新型コロナウイルス感染症・自宅で利用できるオンライン教材について【自治体事例の教科書】

新型コロナウイルス感染症・自宅で利用できるオンライン教材について【自治体事例の教科書】

中国・湖北省武漢市から発生した新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、政府は小中高校の臨時休校を各都道府県に要請し、日本全国のたくさんの小中高校生たちが自宅にて自主学習をしています。長引く休校の影響で学力の低下を防ぐために、自宅でも学べるオンライン学習が注目を浴びています。オンライン学習では、教科についてだけでなく、新型コロナウイルスの予防や科学技術などについて、子どもたちがさまざまな分野で学べるようになっています。今回は、自宅でも利用できるオンライン教材について紹介します。

【目次】
■文部科学省_臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト(子供の学び応援サイト)
■経済産業省_新型コロナ感染症による学校休業対策『#学びを止めない未来の教室』

文部科学省_臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト(子供の学び応援サイト)

文部科学省では、臨時休校中も子供たちがオンライン学習にて楽しく学べるように、さまざまなオンライン学習のリンクを用意しています。ここでは、オンライン学習にてどのようなことが学べるのかを紹介します。

・小学校
【国語】
「話すこと・聞くこと」では教科書に掲載されている教材を中心に表現のしかたを学習し、「書くこと」では日記を書く、インターネットで情報を収集してまとめるなどを行います。「読むこと」では、教科書に掲載されている教材を読んで感じたりしたことをノートに書くなどを行います。

【算数】
低学年では教科書の計算問題を復習したり、小学校基礎算数を学べるドリルを用いて計算力の向上を目指したりします。高学年では、図形や円・分数など今までに学習したことを復習します。

【社会】
各学校で使用している補助教材や、政府や自治体が配信している子供向けのコンテンツを視聴して、今社会で起きている出来事などを学びます。また、学年別に社会科で学ぶ内容(歴史や地理や公民など)を学ぶリンクがあり、必要に応じで学ぶことができます。

【理科】
オンライン教材のデジタル図鑑や昆虫や植物の仕組みのアニメーションを見て、学習します。

【音楽】
動画を使ったリコーダー講座や、オンライン教材での楽譜の書き方や読み方、YouTubeでの教科書で使われている楽曲の作者の紹介などを学びます。

・中学生
【国語】
小学校で学習した「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の理解を深めます。また、古文・漢文を音読・読解して、伝統的な言語文化に触れます。

【数学】
教科書の復習や補充問題を解きながら、オンライン教材での動画などを見ながら学習します。小テストやワークシートなどで学習します。

【社会】
地理では日本や世界の諸地域をまとめた動画を視聴、歴史ではアニメーションでの世界や日本の歴史が動画を視聴して学習します。公民ではオンライン教材を利用して動画を視聴し、社会の仕組みや問題点を知ることで学習します。

【理科】
学年別に化学や電気・植物や動物など単元ごとに学ぶことができるオンライン教材を利用して、予習復習します。理科専門計算ドリルでは、密度・速さ・圧力・オームの法則など、中学校理科で計算が必要な個所をドリル形式でまとめている教材もあります。

【外国語】
教材を活用して、英語の文章を読んだり、問題を問いたりして学習します。リスニング用の教材では、英語の聞き取りを行います。

・高等学校
高校で学ぶ内容を動画などで学習します。NHK高校講座では、国語や数学をはじめ世界史・日本史・地理・英語・化学・生物・物理などや、美術や書道・家庭科なども学ぶことができます。その他にも、文部科学省のページでは、職業教科として、農業や工業・商業・水産・家庭・看護・情報・福祉なども学べる教材がそろっています。

経済産業省_新型コロナ感染症による学校休業対策『#学びを止めない未来の教室』

経済産業省の教育産業室では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための処置として、政府が要請した全国の学校の臨時休校中の子どもたちの学力低下を防ぐために「未来の教室」プロジェクトを実施しています。将来の日本の未来を担う子供たちが、教育(Education)と技術(Technology)を用いて学ぶ【Edtechエドテック】を取り入れ、パソコンやタブレットなどのデジタル端末を用いてテキストを読んだり、動画授業を視聴して問題を解いたりするオンライン学習を進めていきます。ここでは、日本のEdTech企業が取り組んでいるオンライン学習を紹介します。

【株式会社学研プラス/steAm株式会社/Remake Music LLC】
学習ソフト「Music Blocks」を使って、音楽と数学、プログラミングを一緒に学ぶことができます。2020年4月より小学校にてプログラミングが必修科目となり、それに向けて学ぶことができるソフトです。小中学生にもわかりやすく学べるような内容になっています。「MusicBlocksオンライン版」では、リズムを指示ずるブロックを組み合わせて、音程の数値を組み合わせながらプログラミングを解りやすく解説しています。

【株式会社QQEnglish】
小学生向けに、オンラインの英会話のグループレッスンを提供しています。フィリピンのセブ島からネイティブの英語教師がライブ授業を行います。登録は不要で、パソコンやタブレット・スマートフォンからも受講することができます。

【一般社団法人ツルク】
「プログラミングクエスト」という学習動画を使って、プログラミングの仕組みを解りやすく解説しています。「プログラミングクエスト」は沖縄女子短期大学との共同研究により開発されたもので、小中高校生はもちろん、大人も楽しみながらプログラミングを学習することができます。

【株式会社朝日新聞社】
すき!がみつかる放課後「たのしーと」では、学童施設向けのwebサービスでしたが、現在は臨時休校の生徒が利用できるようにとサービスを拡大しています。小学校低学年向けの工作や体遊び・図形・言葉などを、楽しみながら学習できるように工夫されています。

【科学技術広報研究会】
休校中の子どもたちにぜひ見てほしい科学技術のデジタルコンテンツを紹介しています。全国の大学や研究機関の有志たちが、所属する研究機関の中でも特に見てほしいデジタルコンテンツを選りすぐって集めたサイトです。小中高校生が研究の最先端に触れられます。

【LINEみらいサポート】
LINEが「新型肺炎休校サポートLINEみらい財団」を開設して、LINEのアカウント上で国語・数学・理科・社会の学習動画を無料で提供しています。利用するときは自分の学年や学びたい動画を選び、スマートフォンで視聴できるようになっています。英語については、学研ホールディングス運営している公式アカウントのリンクが掲載されているので、友達に追加するとそこから英語も学習することができます。このサービスは、新型コロナウイルスの影響が終了するまで行われます。

【株式会社ドワンゴ】
学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校では、N高等学校で導入している学習アプリ「N予備校」を新型コロナウイルスが収束するまでの間無償で提供しています。「N予備校」は、授業・教材・Q&Aシステムが一つになった学習アプリで、ライブ配信の生授業ではコメント機能を使って挙手や質問ができるようなるなど、参加型の授業を受けることができます。また、アーカイブされた授業では一時停止機能が使えるので、わからないところは何度でも見直すことができます。

〈参照元〉

文部科学省_文部科学省ホームページ
(https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/index_00001.htm)

経済産業省_経済産業省ホームページ
(https://www.learning-innovation.go.jp/covid_19/)

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