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仙台市 の取り組み

株式会社エンライズコーポレーション / 支援自治体:仙台市
[提供] 株式会社エンライズコーポレーション

産学官連携で「世界へ羽ばたくベンチャー」

―スタートアップ・ベンチャー育成・振興について、産学官連携のあるべきあり方について市長のお考えを聞かせてください。

産学官連携においては、大学発ベンチャー創出・育成に力を入れて取り組んでいく必要があります。

大学発ベンチャーは大学などの先端技術を基に事業化する場合が多いわけですが、一方で経営人材の不足が課題です。事業戦略や経営感覚に優れた人材と組むことが、その後の成功につながる可能性が高まりますので、そのような部分で産学官が協力できるのではないかと考えています。

一例ですが、東北大学では中小企業基盤整備機構などと連携し、学内にアントレプレナー育成拠点の整備や経営人材育成プログラムを実施しているとうかがっております。

また、大学発ベンチャーの大きな課題となっている資金調達についても、産業支援機関や行政機関の支援が不可欠であると考えています。仙台市は現在、東北大学青葉山キャンパスに立地する「東北大学連携型起業家育成施設(T-Biz:ティービズ)」に入居する東北大学発ベンチャー等に対して、宮城県とともに賃料補助や各種支援メニューの展開等を行うとともに、運営主体の中小企業基盤整備機構に対して施設運営費を支援してきたところです。

こうした取組みが功を奏し、これまで株式会社TESS(テス)(※脚注1)やボールウェーブ株式会社(※脚注2)などがベンチャーファンドからの資金調達に成功し、事業拡大につながっています。

今後も産学官連携を密にしながら、大学発ベンチャーの創出・育成に取り組んでまいりたいと考えています。そして世界へと羽ばたいていくベンチャー企業が、東北大学をはじめとした地元の大学から数多く輩出されていくことを期待しています。

※脚注1
株式会社TESS:脳の病気や脊髄損傷で歩行困難な方でも、両足でスイスイ漕いで自由に移動できる「足こぎ車いす」を開発し、海外へも展開中。

※脚注2
ボールウェーブ株式会社:半導体技術を活用した超小型、高感度、低価格の微量水分センサを開発。水素社会に向けて、微量水分でも含有を嫌う国内外のプラントメーカーなどから注目されている。

チャレンジする人たちを全力で応援

―地方創生に向けてスタートアップやベンチャー企業にどんなことを期待していますか。

やはり雇用の創出ですね。少子高齢化で市場が縮小していくなかで、いかに新たなビジネスを生み出し、そこに雇用を創出していくか、それが起業家に期待することであり、果たすべき役割だと考えています。

また、仙台市は「女性活躍・社会起業の改革拠点」として平成27年8月に国家戦略特区に指定されました。この強みを生かすべく、仙台市を含む東北各地のソーシャル・イノベーション創出を促進するために、社会起業家の育成にも今年度より取り組んでいます。

課題先進地の東北から、課題解決先進地へと生まれ変わり、それを日本全体に波及させるべく、セミナーやワークショップにより社会起業家を志す人材のすそ野を拡大し、集中支援プログラムによる社会起業家の育成を図り、ロールモデルの輩出、社会課題の解決を進めてまいりたいと考えています。

また、仙台市は東北の中枢都市として、東北全体の持続的発展を牽引していく立場であり、そのためには、先に述べたとおり、地域に根差した強い企業をどのように育成、支援していくかが肝要であると考えています。そのためには、スタートアップ・ベンチャー企業を含めた、市内企業の99%を占める中小企業の支援、中でも成長意欲のある地元中小企業のみなさまがさらなる活躍をしていただき、地域経済を牽引していく存在になっていただけるような環境を整備していきたいと思います。

地元企業のみなさまは、地域における経済や雇用のみならず、まちづくりや地域活動の重要な担い手でもあります。今後、地域課題の複雑化かつ多様化が見込まれる中で、地域のキープレイヤーである地元企業のみなさまの事業を通じた社会貢献・地域貢献は、ますます重要性を増すものと考えています。

この地域を課題解決先進地に生まれ変わらせるためにも、地元企業のみなさまと軌を一にしながら、さまざまな取り組みを進めてまいりたいと思います。 

―仙台で起業している人たち、仙台での起業を志している人たちへメッセージを聞かせてください。

人口減少により市場が縮小していくなかにおいては、新たなビジネスにより市場を生み出していくことが重要です。それを担うのが、スタートアップやベンチャーであると信じています。

さまざまな起業支援以外にも、豊かな自然、コンパクトな都市機能なども仙台市の大きな魅力です。仕事と住居が近い距離にあり、いろいろなことに取り組める街です。おいしいものもたくさんあります(笑)。こうした仙台市を「チャレンジの場」として選んでいただいた方たちを応援していきたい。それが、元気のある街、にぎわいのある街づくりにつながるはずですから。

私たち仙台市は、仙台・東北でチャレンジする人たちを全力で応援します。ベンチャーファンドやシェアオフィスなどの創業支援を通じて「チャレンジする人を応援する人」も仙台市では増えており、こうした方々とも連携していけたらと考えています。これからも豊かに住み続けられる未来を一緒に創っていきましょう。

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「enspace」の概要:
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電話:022-302-6422
(受付時間:9:00~21:00)

郡 和子(こおり かずこ)プロフィール

宮城県仙台市出身。東北学院大学経済学部を卒業し、東北放送株式会社に入社。放送報道制作局部長などを歴任。平成17年に衆議院議員選挙で初当選(以降、4期連続当選)。内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官などを歴任。平成29年に第35代仙台市長(1期目)に就任。

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