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長野県 の取り組み

「学習の記録」を振り返ることで生徒は主体的な成長を遂げていく

長野県松本県ケ丘高等学校 教頭 栗山 嘉章
探究科担任 教諭 金澤 大典
探究科担任 教諭 中谷 幸裕
[提供] Classi株式会社

長野県が高等学校改革の一環で進めている「次世代型学習支援システムを活用した実践研究事業」。先行導入校のうちのひとつが、松本県ケ丘高等学校(松本市)だ。新学科「探究科」を発足させ、特色ある教育を推進する同校では、学習支援システムをどのように活用しているのか。教頭の栗山氏、探究科担任の金澤氏、中谷氏に話を聞いた。

※下記は自治体通信 テクノロジー特別号(2019年2月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

大学入試改革によって問われる多面的・総合的評価への対応

―「実践研究事業」に参画した経緯を教えてください。

栗山:いまの1年生が大学入試改革1期生となることを受け、平成30年度から当校には「探究科」という新しい学科が発足しています。新学科では、ICT環境を活用した高度な専門科目の学習にくわえ、新科目として設定される「探究」で主体的・協働的な学びを実践し、総合的な学力を伸ばすことを目的としています。将来の大学入試で重視される多面的・総合的評価に対応したこの特色ある試みが、実践研究事業の方向性と合致していることが、対象校に選ばれた理由だと考えています。

―研究事業ではどのようなことに取り組んでいますか。

金澤:実践研究事業を通じて導入した学習支援システム『Classi』のポートフォリオ機能を利用して、「学習記録の蓄積」がどのような学習効果につながるかの検証を行っています。

 改革後の大学入試では、評定や採点結果のように数字では表しきれない成長を自ら把握し、表現しなければいけません。そのためには、すべての学習記録を蓄積でき、高校生活のあらゆる軌跡を追える仕組みが必要となります。

中谷:実際、先日も推薦入試を控えた3年生の生徒が、「課題提出に必要なので、1年生のときに提出したレポートがほしい」と訪ねてきました。データ保存していたので渡せましたが、保存されていない場合はその学びやそこからえた「気づき」がムダになりかねない。記憶力には限界がありますから。

金澤:そこで生徒たちには、日々の学習時間や探究学習での成果物などを『Classi』のポートフォリオに入力・保存してもらっています。その記録が、日常の学習を振り返る際のデータとなるばかりか、将来の大学入試に際しては高校生活の活動記録としても活用できるわけです。入試で問われる多面的・総合的評価にも生徒たちは対応できると期待しています。

生徒のみならず教員にとっても重要なデータ

―今後、「学習記録の蓄積」という取り組みに対して、どのような効果を期待していますか。

中谷:教科の枠を超えた総合的な問題解決能力を育成できるのではと期待しています。最近、必要性が指摘される「教科横断型学習」に見るように、生徒たちには今後、身につけた知識を使ってみずからの考えを生み出し、発信できる能力が求められていきます。そのとき、アウトプットの質を向上させようとするなら、どうしてもインプットの質と量を高める必要があります。ポートフォリオに蓄積した記録は、まさにそうした目的にこそ有用な資産。教科の枠を超えて、自身の考えや成果物を集積したポートフォリオのデータは、能力開発の大きな助けになるはずです。

栗山:私としては、ポートフォリオの学習記録は、生徒のみならず、教員にとっても価値あるデータになると期待しています。生徒の学習記録やそれを基にしたケーススタディが積み上がれば、それらの情報は、教員の指導力を向上させるための貴重な研究材料として役立てることができるはず。今回の実践研究事業で求められている重要な成果のひとつでもあると認識しています。

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