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広島県東広島市 の取り組み

ロボット自作の体験を通じ、業務効率化のアイデアを促す

政策企画部 情報政策課 課長 橋本 光太郎
[提供] RPAテクノロジーズ株式会社

RPAでロボット化する業務を増やすには、RPAを扱い、ロボットを自作できるようなノウハウをもった人材を育てることが近道となる。東広島市(広島県)では、民間企業の支援を受けながら、職員自らがロボット作りに挑戦した。作成したロボットの詳細や、作成を通じて得られた気づきなどについて、情報政策課の橋本氏に聞いた。

※下記は自治体通信 特別号(2019年8月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

広島県東広島市データ

人口: 18万7,993人(令和元年6月末日現在) 世帯数: 8万5,798世帯(令和元年6月末日現在) 予算規模: 1,134億555万2,000円(令和元年度当初) 面積: 635.16km² 概要: 広島県のほぼ中心に位置し、周囲を低い山々に囲まれた盆地状の地形が大部分を占める。市の中心部にあたり、西国街道の宿場町でもあった西条では、江戸時代の初めから酒造りが行われ、兵庫の灘、京都の伏見と並ぶ銘醸地として知られる。市が誕生した昭和49年当初から、広島大学を中心とした「賀茂学園都市建設」「広島中央テクノポリス建設」により、社会基盤や産業基盤の整備も進められてきた。

RPAとExcel関数で、雨量情報の監視を自動化

―東広島市におけるRPAの導入状況を教えてください。

 昨年度に試行導入を終え、現在は全庁的な運用を控えた準備を進めています。試行導入では、財務会計システムの起票処理や電子決裁システムの連携処理などをロボットに代替。導入支援を委託した民間企業には、ロボットを作成してもらったほか、今後の本格運用を見据え、情報政策課の職員にRPAに関する研修も開いてもらいました。

―どのような研修ですか。

 Web上からデータを取得するといった処理を記録し、簡単なロボットを作る研修です。参加した職員は、「RPAを長期的に活用するには、自主的にロボット作りに関わる必要がある」と考え、実際に自身で考案したロボットの作成にも挑戦しました。

 職員が作ったのは、防災サイトで雨量情報を監視するロボットです。当市では、平成30年7月豪雨の被害を受け、災害が起こる可能性があるときは常に各地の雨量を把握し、初動をいかに早めるかが課題となっています。そこで、雨量が一定水準を上回ったときにアラートを発信してくれるロボットを作ったのです。

―どのような処理を行うロボットなのでしょう。

 まずは、県の防災サイトで雨量情報を示すページを開きます。そして、市内の全観測所における雨量データをコピーし、Excelに貼り付けていきます。これらの処理を繰り返すことで、ロボットの稼働中は、すべての観測所における雨量データがExcelに自動集計されるのです。さらに、Excelの関数を使って数値を判定。数値が一定の水準を上回れば、結果を職員に伝えるという仕組みです。

 これら一連の作業は実際に防災課の職員が行っていたものではありません。しかし、これらをロボットに任せれば、職員がPCで画面を更新し続ける非効率さを解消できる。こうした発想から、このロボットは考案されたのです。

ロボット作成に関する、ノウハウ共有の広がりに期待

―ロボットの自作を通じてどのようなことがわかりましたか。

 当市が導入したRPAツール『BizRobo!』では、プログラミングのスキルがなくても、パーツを組み立てるような感覚で扱えるので、専門的な知識がなくてもロボットの作成は可能なのだと実感できました。今後、RPAの普及がさらに広がり、ロボット作成に関するTIPS(※)もインターネット上で多く公開されるようになれば、ロボットを自作するハードルはさらに下がっていきそうですね。

 ロボットの作成には、細かい作業フローを覚えさせなければいけないので、日常における業務の把握や見直しの大切さも、ロボット作成を通じて得た手ごたえです。

※TIPS:ちょっとしたコツやテクニック。特に、コンピュータのハードウェアやソフトウェアなどを使いこなすためのノウハウやアドバイスを指す

―RPAの本格運用に向けた今後の展望を聞かせてください。

 ロボットの作成はプログラミングの知識が不要とはいえ、やはりある程度の学習と経験は必要です。そのため、今後はRPAに関する研修を情報政策課以外の職員にも受けてもらうことで、RPAへの関心を高め、ロボットを扱える職員を増やしていきたいですね。そして、現場に即したロボットのアイデアがどんどんと生まれる環境を作り、職員の生産性向上につなげたいと考えています。

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