全国の自治体トップ・職員・議員に贈る自治体の"経営力"を上げる情報サイト

全国の自治体トップ・職員・議員に贈る
自治体の"経営力"を上げる情報サイト

安全のためのシャッター・防火設備に、いま必要な「予防的保全」という視点

民間企業の取り組み

シャッター・防火設備の維持管理

安全のためのシャッター・防火設備に、いま必要な「予防的保全」という視点

三和シヤッター工業株式会社 営業推進本部 メンテナンス事業推進部 部長 胡口 裕
[提供] 三和シヤッター工業株式会社

毎年のように大規模災害が発生する昨今、多くの自治体ではさまざまな防災対策に力を入れている。公共施設にシャッター・防火設備を設置し、防火・防水対策を強化する動きもそのひとつだ。そうしたなか、シャッター業界大手、三和シヤッター工業の胡口氏は、「それらの設備が、本来の機能を維持・管理するために、定期的な設備点検と予防的保全がきわめて重要になる」と指摘する。その詳細について、同氏に聞いた。

三和シヤッター工業株式会社
営業推進本部 メンテナンス事業推進部 部長
胡口 裕 こぐち ひろし

計画的な予防的保全に向け、より安全性を高める点検を

―公共施設をめぐる自治体の安全対策をどのように見ていますか。

 全国の自治体では、設備の新規導入はもとより、維持・管理についても関心が高まっています。防火設備に関しては、随時閉鎖する防火防煙シャッター・耐火スクリーンや防火扉について、平成28年に定期検査報告が法制化されたことで、多くの自治体が年に一度の法定検査を行っています。その検査方法は設備ごとに異なる場合が多く、誰がどのような検査を行っているのか、シャッターなどの防火設備メーカーとして当社は強い関心をもっています。法定検査では国の資格を有する検査員による検査が義務づけられていますが、シャッターの専門的な知識を持った技術者が検査を行うことで、修繕までを視野に入れた、より安全性を高める検査を実施できます。

―どういうことでしょう。

 たとえば、各自治体の施設に設置されている下部手動式と呼ばれる古いタイプのシャッターでは、現在のチェーン駆動と違い、ワイヤで動力伝達を行っています。そのため、シャッターの専門技術者が検査を実施しないと安全上の機能を損なう場合があります。また、構造規定の改正による耐震補強工事が進んだ背景から、昨今は建物が長寿命化しており、計画的な予防的保全を視野に入れた安全な点検が必要不可欠です。

 シャッターには平成17年に避難時停止装置の設置が義務化されましたが、法律不遡及の原則から設置当時の建築基準法に順法であるが、現行法には適合しない、いわゆる「既存不適格」の状態にある建物も少なくありません。当社は、有事の際に、より安全に避難するための法律を重要視し、点検で判定した「要是正」修理と同様に避難時停止装置の設置を強く推奨しています。

点検・修繕の目的は、つねに「安全」を確保すること

―どう対応すればよいですか。

 特にシャッター関連は、商品・法改正の背景を熟知する専門メーカーに相談すると、良いアドバイスが得られると思います。たとえば当社では、60年以上のメンテナンス関連の経験により、製造してきた商品が使用や経年によってどのように劣化が進行するかなどを部品レベルで点検、データ化しています。また、防火設備以外にも、近年の水害対策として導入が進む防水シャッターや防水ドアなどの商品開発にも力を入れています。防水シャッターを例にすると、高さ3mの水圧を想定した精密な防水構造となっており、定期的な点検はもとより、経年劣化や日常の使用で損傷する防水ゴムなどは2年ごとに交換し、防水性能を維持する必要があります。

―商品の細部に対する理解も必要になると。

 ええ。こうしたことから、各自治体に対し建物の状態や商品の仕様に合致した安全装置の提案を推進したいと考えています。

 当社のメンテナンスは、使用される方々がつねに「安全」であることを第一の目的としています。そのため点検後、仮に安全装置が設置されていない場合は、既存設備への追加的な改善措置として、障害物検知装置や急降下停止装置、避難時停止装置といった重大事故防止に向けた安全対策提案を実施しています。

―今後、どのように自治体の設備管理を支援していきますか。

 当社では、自治体が導入を進める防水シャッター・ドアといった防水への対策も含め、毎日開閉する管理用途のシャッターなどについても、すべからく定期的に点検し事故が起きる前に予防的保全を行うことを強く推奨しています。当社は、国が進める国土強靱化計画につながる自治体の防災対策に引き続き貢献していきます。

胡口 裕 (こぐち ひろし) プロフィール
昭和38年、岩手県生まれ。昭和61年、三和シヤッター工業株式会社に入社。メンテナンス事業の営業・工務部門などを経て、令和2年より現職。
三和シヤッター工業株式会社
創立 昭和31年(平成19年に持株会社化により事業会社として設立)
資本金 5億円
売上高 1,994億円(令和3年3月期)
従業員数 3,010人(令和3年3月末現在)
事業内容 各種シャッター、ドア、オーバーヘッドドア、住宅用窓シャッター、間仕切、エクステリア、ステンレス製品などの製造および販売
URL https://www.sanwa-ss.co.jp/
お問い合わせ電話番号 03-3346-3011
この記事で支援企業が提供している
ソリューションの資料をダウンロードする
\ たった1分で完了! /
 資料ダウンロードフォーム