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スポーツを核としたトータル演出が、まちの魅力を引き出す切り札になる

民間企業の取り組み

照明技術を駆使した地域活性化支援

スポーツを核としたトータル演出が、まちの魅力を引き出す切り札になる

パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社 スポーツビジネス推進部 部長 宮本 勝文
[提供]パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社

※下記は自治体通信 Vol.36(2022年3月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

インバウンド需要が低迷するコロナ禍の昨今、いかに地域に賑わいを取り戻すかは、多くの自治体に共通した課題といえよう。そうしたなか、電機メーカー大手パナソニックの宮本氏は、「スポーツを通じた地域の賑わい創出に関心を持つ自治体が増えている」と述べ、「その際に重要な役割を果たすのが照明を中心とする最先端のソリューション」だと指摘する。照明技術を活用した地域活性化策について、同氏に詳しく聞いた。

パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社
スポーツビジネス推進部 部長
宮本 勝文 みやもと かつふみ

スポーツがもたらす、地域活性への新たな可能性

―地域活性化に力を入れる自治体の動きをどのように見ていますか。

 最近は、地域の賑わいを創出する手段として、スポーツに着目する自治体が増えている印象です。背景には、昨年開幕した女子サッカーの「WEリーグ」や今年開幕のラグビー「リーグワン」など、プロスポーツが地域密着の経営方針を強めている動きがあります。また、国も「スポーツを核とした地域活性化」を推進しています。さらに、学生スポーツや地域のスポーツ活動もローカルインバウンドを創出するコンテンツとなりうると考えられています。

 そうしたなか、当社ではコンテンツの価値を向上させ、それを地域の活性化にまでつなげるうえで重要な役割を果たすのが、照明技術を中心としたスポーツソリューションだと考えています。

―それはどういうことでしょう。

 昨今、技術の進化に伴い、施設照明はイベントの総合演出における重要なファクターとなっています。スポーツに適した照明で選手の高いパフォーマンスを引き出したり、映像や音響とも連動した統合コンテンツ演出で感動を生み出し観客の感情移入を誘ったりと、利用者の満足度を高めることが可能です。当社では、こうした照明演出を競技場内部にとどまらず、その外構や周辺の公共空間にまで一体的に行うことで、地域の賑わいを創出できると考えています。整備したスポーツ施設が将来、「負の遺産」となってしまうことに不安をもつ自治体は多いです。そのため、老朽化による施設の建て替えや設備更新の際には、こうした視点をもって照明設備を導入することを提案しています。

―具体的にどういった照明技術を提案しているのですか。

 当社では、独自の配光技術設計によりまぶしさを抑えた光学レンズを開発し、それらを搭載した照明製品群を取り揃えています。その性能を最大限に発揮できるよう、施設整備の構想段階からVRを駆使して効果検証を実施。それぞれの空間に最適な設備設計を実現するとともに、周辺の民家や農業施設などへの光害*1対策を施した照明設備を提案することができます。

 こうした照明技術を基盤として、まぶしさを抑え、競技観戦に集中しやすい環境をつくるとともに、最先端の調光制御技術で照明・映像・音響を駆使し、競技場の内外を連動させた演出でシーンを盛り上げることが可能です。

照明技術は施設の価値を高め、コンテンツを呼び寄せる

―昨年は照明技術が国際認証を受けたことを発表していますね。

 はい。当社のスタジアム向けLED投光器は国際バスケットボール連盟(FIBA)による認証をアジアで初めて*2取得しました。グローバルレベルで品質が認められた照明技術は、スタジアムやアリーナ自体の価値を高め、魅力あるコンテンツを地域に呼び寄せるきっかけにもなるでしょう。こうした照明を中心とする演出で観客や競技者の非日常感を醸成することで、スポーツコンテンツの価値を高めていきたいと考えています。

―支援実績はありますか。

 ラグビーの埼玉パナソニックワイルドナイツが本拠地とする埼玉県熊谷市の熊谷ラグビー場では、地元商工会議所との共同事業として、駅からの動線を含むまち全体の活性化に挑戦している事例があります。また、青森県八戸市の多目的アリーナ「FLAT HACHINOHE」では、最新のアリーナ照明を導入し、劇場型の観戦環境を実現。多くの魅力的なコンテンツを呼び寄せています。そのほか、当社の映像関連や顔認証などの技術を駆使し、総合演出をトータルに支援している施設が多数あります。

―今後の自治体への支援方針を聞かせてください。

 最先端の照明技術を核としたトータルソリューションを強みに、地域活性化に取り組む自治体の課題解決を支援していきます。関心のある自治体のみなさんは、ぜひお問い合わせください。

宮本 勝文 (みやもと かつふみ) プロフィール
昭和41年、大阪府生まれ。同志社大学を卒業後、昭和63年に三洋電機株式会社(現:パナソニック株式会社)に入社。ラグビー日本代表として、第1回・第2回ラグビーワールドカップに出場し、三洋電機ワイルドナイツ(現:埼玉パナソニックワイルドナイツ)監督や、同志社大学ラグビー部監督を歴任。現役引退後は社業に邁進し、三洋電機の執行役員やパナソニック・ライティング・ヨーロッパ社長などを経験し、令和2年より現職。
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社
創業 大正7年3月
資本金 2,589億円(連結)
売上高 6兆6,988億円(連結:令和3年3月期)
従業員数 24万3,540人(連結:令和3年3月31日現在)
事業内容 照明、電気設備、配線・配管、情報機器、太陽光発電システム、燃料電池、業務用機器などの提供
URL https://panasonic.co.jp/ew/
URL(スポーツソリューション) https://www2.panasonic.biz/ls/solution/outside/
お問い合わせ電話番号 06-6908-1131(代表)

*1:※光害:過剰な光による公害のこと。照明光が明るくて眠れない、農作物が生育不良を起こすなど

*2:※アジアで初めて:令和3年11月現在パナソニック調べ