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「参加方法が選べる」スマホ講座で、高齢者のデジタル格差解消を

民間企業の取り組み

デジタル・デバイドの解消

「参加方法が選べる」スマホ講座で、高齢者のデジタル格差解消を

FCNT株式会社 営業本部 マネージャー 阿子嶋 涼
[提供] FCNT株式会社

※下記は自治体通信 Vol.36(2022年3月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

多くの自治体で行政サービスのデジタル化が進み、住民がオンラインで各種手続きを行える環境は整いつつある。これに対し、高齢者のデジタル・デバイド(デジタル格差)解消に向けたサービスを手がけるFCNTの阿子嶋氏は、「デジタル化が進むほど、必然的にデジタル・デバイドは深刻化し、その影響は行政サービスにもおよんでいる」と警鐘を鳴らす。デジタル・デバイドはいかに解消すべきなのか。その方法を同氏に聞いた。

FCNT株式会社
営業本部 マネージャー
阿子嶋 涼 あこじま りょう

スマホの基本操作ですら、不慣れな高齢者は多い

―行政のデジタル化で多くの成果が上がっているいま、自治体が直面している課題はありますか。

 デジタル化を進めるほど、多くの住民が利便性を享受できる一方、デジタル・デバイドが広がり、高齢者を中心にそこから取り残される住民も一定数存在していることです。利便性を追求し、デジタル化を進めるほどその格差は深刻化し、誰もが平等に受けられるはずの行政サービスが、そうとは言えない状況も生まれています。スマートフォン(以下、スマホ)を使って「二次元コードを読み込むだけ」といった説明も、「カメラ機能を起動して二次元コードを読み込む」といった基本操作に慣れていない高齢者から見れば、決して「簡単」とは言えません。たとえば、新型コロナのワクチン接種をめぐり、ネット予約ができない高齢者から不満の声が相次いだのは記憶に新しいところです。

―そうした状況に、自治体はどのように向き合えばよいのですか。

 あらゆる住民がデジタル化の恩恵を享受し、便利な生活を送れるよう、デジタル・デバイドの解消に率先して取り組むことが、行政サービスのデジタル化を進める自治体には求められます。デジタル・デバイド解消に向けた具体的な施策としては、「スマホ講座」を通じて、高齢者に直接、端末やアプリの使い方を教えることが有効です。そこで当社では、受講者の習熟度やニーズに合わせたスマホ講座を開催しています。

―それは具体的にどのような講座ですか。

 まずは、集合型の講座を開催しています。講師の派遣と運営は当社が担い、多くの受講者にスマホの便利さを知ってもらうために、スマホを持っている、持っていないにかかわらず、使い方をレクチャーします。当社は、高齢者向け携帯電話端末『らくらくホン』や『らくらくスマートフォン』の開発を長年手がけてきた実績があり、日頃のマーケティング活動ではつねにユーザーの声に耳を傾けてきました。そのため、端末利用でつまずきやすい点やお困りごとを熟知しており、きめ細やかなサポートができるのが強みです。また、これまでも企業や自治体のサービスと連携したスマホ講座を実施した実績と経験も多数あります。

 ただし、高齢者のニーズに沿うといった観点では、集合型の講座だけでは十分ではありません。

高齢者のニーズに合わせた、デジタル支援サービスを提供

―それはなぜでしょう。

 広く地域住民を対象にするならば、ほかの参加者を気にして講師への質問をためらってしまう人や、自宅からの移動に負担がかかる人など、さまざまな属性の参加者のことも考慮しなければならないからです。いかに幅広くニーズに応えられるかは、デジタル・デバイドを解消し、誰一人取り残さないデジタル化を実現するために重要なポイントです。当社はこうしたポイントを押さえ、『らくらくコンシェルジュ』という訪問型のスマホ個別レッスンも提供できます。受講者が自身のスマホの習熟度に合わせた使い方の説明や、受講者の趣味嗜好や希望内容に合わせたレッスンを展開しています。

―自治体に対する今後の支援方針を聞かせてください。

 当社では、デジタル・デバイドの解消のみならず、高齢者がデジタルサービスを活用してイキイキと豊かな生活を送れるよう支援するソリューションも多数用意しています。たとえば、高齢者がより応用的なスマホ活用方法を学べる動画も提供しています。このほか、高齢者向けSNS『らくらくコミュニティ』は、生活情報を伝える豊富なコンテンツが人気です。さまざまな高齢者向けサービスを提供してきた実績とノウハウを活かし、高齢者のデジタル活用を促したい自治体を支援していきます。

阿子嶋 涼 (あこじま りょう) プロフィール
昭和54年、宮城県生まれ。平成19年、富士通株式会社に入社し、モバイルフォン事業本部(現:FCNT株式会社)に配属。携帯電話やスマートフォンの拡販業務、スマートフォン教室の講師業務などに従事し、令和2年7月より新規ビジネスを担当。

受講者の声

 もともと、散歩へ行くときにスマホのカメラ機能をよく使っていたのですが、訪問レッスンを受けて、ズームの仕方やパノラマ撮影など、より細かな使い方を教えてもらいました。スマホ1台で生活の楽しみが大きく広がったと感じています。
 家族からつねづね、「連絡用に『LINE』をスマホに入れてほしい」と言われて困っていたのですが、訪問レッスンで使い方を一通り教わり、大変助かりました。最近は自治体の手続きも『LINE』で行えるそうなので、ぜひ使ってみたいですね。
 夫婦でスマホに買い替えたばかりです。使い方がまったくわからず困り果てた挙げ句、スマホ講座に参加しました。レッスン前は、なにをどう聞けばいいのかもわからず不安でしたが、堅苦しい雰囲気はなく、楽しい雰囲気でスマホの使い方を学べました。いまではメールや電話は簡単に使えるようになり、デジタル化によって生活が便利になったことを実感しています。


FCNT株式会社
※令和3年4月に富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社からFCNT株式会社に社名を変更
設立 平成28年2月
資本金 91億9,650万円
従業員数 577人(令和3年3月現在)
事業内容 携帯端末と情報処理およびSNSに関する商品・サービス・システムの研究、開発、設計、製造、販売、企画、保守、修理サポート
URL https://www.fcnt.com/
代表番号 0120-556-071 (平日9:15~18:00)
代表メールアドレス mb-info@fcnt.com
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