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シートを貼ってトイレ環境を改善、新しい感染症対策の提案とは

民間企業の取り組み

トイレにおける感染症対策

シートを貼ってトイレ環境を改善、新しい感染症対策の提案とは

松浦産業株式会社 取締役副社長 松浦 英樹
[提供]松浦産業株式会社

※下記は自治体通信35号(Vol.35・2022年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

昨年来のコロナ禍を経験して以降、多くの自治体がさまざまな感染症対策に力を入れている。こうしたなか、抗菌・抗ウイルスシートを販売する松浦産業の松浦氏は、「重要な感染源のひとつとされるトイレにおいて、まだ手つかずの効果的な対策が残されている」と指摘する。それは一体どのような対策なのか。対策の詳細や期待される導入効果などについて、同氏に詳しく聞いた。

松浦産業株式会社
取締役副社長
松浦 英樹 まつうら ひでき

トイレのフタを閉めて流す、習慣づけが重要に

―トイレにおける感染症対策の重要性を指摘しているそうですね。

 はい。ノロウイルスや0-157といった感染症の多くは排泄物にウイルスや細菌が含まれ、トイレのフタを閉めずに流すと、それらが空気中に飛散し、感染の危険性が高まることが知られています。そのため、不特定多数の人が利用するトイレは、重要な対策ポイントとされてきました。実際、新型コロナウイルスの集団感染が発生したダイヤモンド・プリンセス号での調査では、浴室内トイレ床からもっとも多くのウイルスが検出されたとの報告もあります。こうしたことからも、トイレ環境の改善は必要不可欠なのですが、世の中の対策をみると、まだなすべき手段が残されているという印象をもっています。

―具体的にどのような対策が必要なのでしょう。

 菌・ウイルスの飛散を防ぐため、トイレのフタを閉めて流す習慣をつくることがもっとも重要です。このことは、令和2年5月に新型コロナウイルス感染症対策専門家会議も提唱しています。そこで当社では、トイレのフタ裏に貼る消臭・抗菌・抗ウイルスシート『アドレット®️』の導入を推奨しています。

―それはどのようなものですか。

 消石灰の力で周囲環境を強アルカリ性にすることで、消臭しながら菌やウイルスの増殖を抑えるシートです。機能分析の結果、細菌*1で約99%、ウイルス*2でも同様に約99%増殖が確認されないことがわかっており、この機能は6ヵ月間持続します。今後、新型コロナウイルスについても同様の機能分析を行う予定です。シートには「フタを閉めて流しましょう」といった啓発メッセージのほか、地域のキャラクターを印刷することができるため、フタを閉めて流す習慣づけを促すとともに、導入する自治体にはPRの手段としても活用いただけるのが特徴です。

公民連携により、企業から寄贈を受ける方法も

―導入事例はありますか。

 香川県の善通寺市やさぬき市、琴平町、東京都内の複数の自治体、福岡県飯塚市、宮若市など全国の自治体のほか、学校や給食センターといった公共機関で導入事例が増えています。また、沖縄県の複数の事例に見られるように、CSR活動の一環として、企業がシートの一部に社名を印刷した『アドレット®』を制作し、自治体に寄贈する方式も増えています(下図参照)。公民連携によって、公共施設のトイレ環境を改善する取り組みとして、今後さらに注目を集めると見ています。

 このほかにも、トイレにPR機能をもたせる『アドレット®』は、さまざまな活用法が考えられます。たとえば当社では、新しいPR事業に着手しており、その第一弾として高松空港のトイレ内に『アドレット®』を設置し、ここを広告スペースとして 販売しています。

―今後の自治体への支援方針を聞かせてください。

 トイレ環境の改善を促しながら、PR機能も発揮できる『アドレット®』を、新しい感染症対策の目玉として全国の自治体に提案していきます。その際、自治体の財政負担を抑える観点から、企業からの寄贈スキームの活用も、積極的に働きかけていきたいと考えています。関心のある自治体のみなさんは、ぜひお問い合わせください。

松浦 英樹 (まつうら ひでき) プロフィール
昭和47年、香川県生まれ。立教大学を卒業後、大手石油会社を経て、平成8年10月に松浦産業株式会社に入社。平成25年8月から現職。

導入自治体の声

「トイレをPRの場に変える」という、新しい発想の広告宣伝に共感

琴平町長 片岡 英樹
[提供]松浦産業株式会社
琴平町
町長
片岡 英樹 かたおか ひでき

 当町がはじめて『アドレット®』を導入したのは、令和元年7月でした。当時はノロウイルスや手足口病といった感染症対策として、集団感染が発生する可能性がある観光地や小中高校などのトイレに100枚以上導入しました。金刀比羅宮を擁する当町には、全国から多くの観光客が訪れることから、トイレの安心安全はもちろん、「少しでも観光客のみなさんに気持ちよく利用してもらいたい」という想いを表現する手段としても『アドレット®』には魅力を感じました。その後、昨年からの新型コロナウイルス感染拡大を受け、トイレのフタを閉めて流すことの重要性が指摘されるようになり、さらなる拡充を進めました。現在まで*3に、人口8,500人の当町から感染者が21人しか確認されておらず、観光地関連の感染も無いのは、『アドレット®』導入効果なのかもしれませんね。

 『アドレット®』の特徴は、感染症対策に寄与するという衛生面の効果にくわえ、「トイレをPRの場に変える」という新しい発想の広告宣伝を実現しているところです。当町では、町のキャラクター「こんぴーくん」を印刷し、昨年度には町制施行130周年記念バージョンも作成するなど、町のPR素材としても活用しています。今後は、町内だけではなく、香川県内の主要な集客施設のトイレに広告用『アドレット®』を利用して、琴平町のPRも検討していきたいと思っています。


松浦産業株式会社
創業 昭和7年4月
資本金 8,000万円
従業員数 40人(令和3年10月現在)
事業内容 紙袋・ケースなどの把手やテープなどの包装資材の製造・販売など
URL https://www.matsuura-sangyo.co.jp/
お問い合わせ電話番号 0877-62-2555(平日9:00~17:00)
お問い合わせメールアドレス m2555@orange.ocn.ne.jp
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*1:※:抗菌加工製品-抗菌性試験方法 「JIS 2801-2000」一般財団法人日本食品分析センター

*2:※:ノンエンベロープウイルス/エンベロープウイルス ウイルス不活性試験方法 長崎大学熱帯医学研究所/大阪大学微生物病研究所

*3:※取材時の令和3年10月12日時点