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新規開業を促す「間借り営業」を、商店街活性化の切り札に

株式会社ムジャキフーズ 取締役企画部長 本村 恵美子
[提供] 株式会社ムジャキフーズ

※下記は自治体通信 Vol.28(2021年2月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。


多くの自治体で、商店街の活性化に向けたさまざまな施策の検討が行われている。そんななか、業務委託型の店舗運営事業を手がけるムジャキフーズの本村氏は、「店舗の空き時間や空きスペースをうまく活用すれば、商店街をさらに活性化させることができる」と語る。具体的にどうすればいいのか。商店街の課題も含め、同氏に詳細を聞いた。

株式会社ムジャキフーズ
取締役企画部長
本村 恵美子もとむら えみこ

「資金はないが開店したい」意欲ある人に挑戦の場を

―地域の商店街にはどのような課題がありますか。

 やはり、店舗の後継者や若手人材の不足です。そのため、新たな業態やサービスを提供する話題性のある店舗がなかなか生まれず、停滞している商店街が多いです。PRをしようにもその材料に乏しいため、集客力のある大型商業店舗にお客さんをどんどん奪われてしまう状況が続いています。その対策にと、自治体と商店街が協力して、購入金額に対して数十%のボーナスをつけた「商店街振興券」を発行するなど、一定の効果が上がる取り組みもなされてはいますが、「一過性に終わってしまう」という声もよく聞かれます。

―どうすればいいのでしょう。

 商店街の賑わいが持続化する取り組みを行えばいいのです。たとえば当社では、店舗の空き時間や空きスペースを活用した、「間借り営業」による出店機会を提供するサイト『店(てん)タク』によって、その実現を支援しています。

―具体的に教えてください。

 一例をあげると、「閉店の18時以降」や「定休日」など店舗が稼働しない空き時間を、お店を開きたい人に利用してもらうのです。そのほか、店舗内の空きスペースを利用してもらうことも考えられます。世の中には、資金不足や継続して運営していくことへの不安などが原因で、開業したくてもなかなかできない人が数多くいます。また、「週2日や1日数時間など、スモールスタートで試したい」「大型連休の間だけお店を開きたい」といったニーズも。そのようなチャレンジをしたい人たちに、出店の機会を提供するのが『店タク』です。商店街にとっては、多様なお店が新たに生まれることで活気づくほか、「間借り営業」でノウハウや自信をつけた人材が商店街内に新たな店舗を開くなど、賑わいの持続化が期待できますね。

―反響はいかがですか。

 令和2年6月から半年間、サイトへの仮登録者を募集したところ、約2,000人が集まりました。そのうち約9割は「お店を開きたい人」からの登録で、改めて、ニーズの高さを実感しました。サイトを本格運用していくこれからは、サービスの認知度を上げる取り組みも積極的に行うため、「間貸し」を提供する店舗オーナーからの登録も増えていくと思います。


交流が生まれるサイトに

―商店街に対する今後の支援方針を聞かせてください。

 今後は、実際に「間借り営業」を実施している商店街の特集ページを用意し、お店を開きたい人と店舗オーナーとの交流が生まれるサイトにする方針です。そうすることで双方の理解を深め、さらに安心して利用できるサイトになります。『店タク』は、「資金や人脈はないが、腕を試したい」という若者に、場所も含めて開店に必要な資材をすべて提供して店舗運営を任せるという、当社独自の業務委託型ビジネスモデルをもとにしています。このビジネスモデルは「革新的な優れたサービス」と評価され、平成29年の「日本サービス大賞」で農林水産大臣賞を受賞しました。自治体の方にはぜひ、商店街活性化の「切り札」とも言える『店タク』を、店舗オーナーに幅広く紹介してほしいですね。

本村 恵美子 (もとむら えみこ) プロフィール
昭和40年、東京都生まれ。昭和61年、日本体育大学女子短期大学を卒業。大手レジャーランド経営のスポーツクラブインストラクター、不動産賃貸営業などの業務を経て、平成5年、株式会社田代コーポレーション(現 : 株式会社ムジャキフーズ)に入社。平成16年から現職。
株式会社ムジャキフーズ
設立平成9年3月
資本金1億2,425万円
売上高39億8,200万円(令和2年5月期)
従業員数25人(令和2年11月現在)
事業内容繁盛店店主の輩出・育成、業務委託による店舗展開、トラスト方式のコンサルティング、業務委託のコミュニティサイト運営
URLhttps://www.mujaki-foods.com/
お問い合わせ電話番号 03-5793-5263 (平日8:00~17:00)
お問い合わせメールアドレスkoho@mujaki-foods.com
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