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ICTと業務委託を「保育」に組み込み、児童と向き合える環境づくりを

ICTと業務委託を「保育」に組み込み、児童と向き合える環境づくりを

民間企業の取り組み

学童保育の業務負担軽減策

ICTと業務委託を「保育」に組み込み、児童と向き合える環境づくりを

株式会社ウィライツ 代表取締役 村上 竜一
[提供] 株式会社ウィライツ

※下記は自治体通信 Vol.26(2020年10月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。


少子化が進む一方、ひとり親や共働き世帯の増加によって、高まり続ける学童保育需要。これまで以上に児童を受け入れざるをえない施設もあり、「業務を効率化しなければ、保育の質が低下すると悩む施設は増える」と、学童保育施設の運営支援を手がけるウィライツ代表の村上氏は指摘する。同氏に、業務効率化に向けた方法と期待される効果などを聞いた。

株式会社ウィライツ
代表取締役
村上 竜一むらかみ りゅういち

業務にやりがいはあるものの、人手不足で現場の負担は増大

―学童保育を取り巻く現状を教えてください。

 全国の学童保育の待機児童数(※)は、令和元年時点で1万8,261人にのぼります。政府は新規施設の整備など対策を進めていますが、支援員の先生からは、「業務負担が増え、一人ひとりの児童に目が行き届かない」という悩みが多く聞かれます。

※学童保育の待機児童数:厚生労働省が実施している「放課後児童健全育成事業」によるもの。毎年5月1日時点の状況を公表している

―どうすればいいのでしょう。

 なんらかの手段で、業務効率化を図るべきです。当社では、ICTや業務委託を活用することで、支援員の業務負担を軽減することを提案しています。というのも、学童保育の本質的業務は、一人ひとりの児童と向き合い成長を見守ること。しかし、多くの支援員がその業務にやりがいを感じる一方、責任の重さやそれに見合う報酬が得られない理由から退職が進み、現場の負担がますます増える悪循環に。そのため、少しでも負担を減らす施策が、まっとうな保育につながると考えています。

―どこから着手すべきですか。

 当社は現場へのヒアリングを通じ、ICT化や業務委託すべき業務を洗い出しました。その結果、優先順位が高い「保護者との連絡業務と児童の入退室管理」と「おやつの提供」に着眼し、各業務で『スマイルスリー』と『おやつの配送』というサービスを提供しています。

―具体的に教えてください。

 『スマイルスリー』は、業務効率化を目的とした管理システムです。従来、保護者との連絡は、電話や連絡帳、印刷物の配布などアナログな方法で運用していましたが、システムの活用により支援員たちの負担を軽減しました。具体的には、支援員は専用アプリを通じて、保護者から欠席・遅刻の連絡や児童の健康状態などを個別に受信できるほか、イベント告知やアンケートの一斉配信の機能も利用できます。

 児童の入退室管理は、これまで支援員や児童がノートへ記帳し、利用状況を支援員が手作業でまとめていました。『スマイルスリー』を活用すれば、児童に配布した二次元バーコードやICカードを専用リーダーにかざすことで、毎日の入退室管理と利用状況が自動集計されます。また、児童の入退室は保護者のアプリへ自動通知されます。

―『おやつの配送』とはどんなサービスですか。

 300種類以上のお菓子のなかから予算内におさまるよう、現場の支援員に代わり私たちが毎日のメニューを考えて、定期配送するサービスです。じつは、おやつの提供は、支援員たちから「毎日メニューを考えて買い出しを行い、保護者から集めたおやつ代の管理も大変」という声が非常に多い業務。もしもアレルギー体質の児童がいれば個別対応するので、安心して利用できます。

施設のあらゆる困りごとの、解決を図っていく

―導入実績を教えてください。

 2つのサービスを合わせて、約200施設が利用しています。支援員からは、「児童とゆっくり話せる時間が増えた」という意見が多いです。2つのサービスを、多くの施設で利用していただきたいです。そこで、当社のサービスを知っていただこうと、『スマイルスリー』について実証実験の参加を募集しています。興味のある自治体の方は、ぜひご連絡ください。

 そのほか当社では、こうしたサービス以外の新たな取り組みも行っています。最近では、コロナ禍の影響で「施設全体の消毒」の相談が増え続けているため、専門会社と提携し、施設の衛生環境の整備を進めています。学童保育のあらゆる課題に耳を傾け、解決する「学童保育のコンシェルジュ」のような存在を目指したいですね。


村上 竜一 (むらかみ りゅういち) プロフィール
昭和51年、埼玉県生まれ。平成12年、駿河台大学を卒業。進学塾講師、民間学童保育の店舗統括マネージャーなどの業務を経て、平成27年、株式会社ウィライツを設立、代表取締役に就任。
株式会社ウィライツ
設立 平成27年7月
資本金 5,059万円
事業内容 キッズ系施設向けおやつ販売事業、子ども向けイベントの企画・運営事業、保育・教育・キッズ系ビジネスコンサルティング事業、システムの開発・運用および販売事業
URL https://welights.jp/
お問い合わせ電話番号 03-6441-0218(平日10:00~18:00)
お問い合わせメールアドレス info@welights.jp
その他情報 実証実験に関するお問い合わせはコチラ▼
https://www.jt-tsushin.jp/poc/welights_01/
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