全国の自治体トップ・職員・議員に贈る 自治体の"経営力"を上げる情報サイト

街路灯の老朽化対策を後押しする、注目の「新スピード工法」とは

街路灯の老朽化対策を後押しする、注目の「新スピード工法」とは

熊本県菊陽町の取り組み

社会資本の老朽化対策

街路灯の老朽化対策を後押しする、注目の「新スピード工法」とは

菊陽町 教育委員会 施設整備課 施設係 鈴木 理
中川電設 営業部 中川 裕貴
[提供] パナソニック株式会社

※下記は自治体通信 Vol.26(2020年10月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。


本格的な台風シーズンを迎え、全国各地で街路灯の老朽化が深刻な問題となっている。現在、全国には取り換えの必要がある街路灯が大量に存在するとみられるが、財政難などを理由に思うように改修を進められない自治体も多い。そうしたなか、菊陽町(熊本県)では新たな工法を採用することで、街路灯の改修を迅速に進めることができたという。同町の担当者に、取り組みの詳細を聞いた。

菊陽町データ
人口:4万2,702人(令和2年7月末現在)世帯数:1万8,034世帯(令和2年7月末現在)予算規模:239億7,710万2,000円(令和2年度当初)面積:37.46km²概要:県都・熊本市の北東部に位置し、東には阿蘇の連山が眺望できる。前身「菊陽村」は、昭和30年に菊池郡津田村、原水村、および上益城郡白水村の3村が合併して誕生し、昭和44年に町制を施行。昭和46年の熊本都市計画区域編入後、熊本県下一のマンモス団地「武蔵ヶ丘団地」が建設され、急速に都市化が進んだ。平成27年国勢調査においては人口が4万984人となり、増加率は全国16位を記録した。
菊陽町
教育委員会 施設整備課 施設係
鈴木 理すずき おさむ

小学校脇の街路灯改修を、土日の2日間で完了

―街路灯の改修をめぐり、新たな工法を採用したと聞きます。

 はい。昨年秋に、町内の菊陽西小学校の校舎脇に設置されていた街路灯が1本、台風による強風で倒壊しました。外観からは判断できなかったのですが、じつは根元が錆びていたのが原因でした。同時期に設置したもう1本の街路灯も同様に劣化が進んでいることが想定され、放置すれば児童たちにとって危険と判断し、一緒に改修することを決めました。改修にあたっては、児童たちの安全を考えて、短期間で工事を完了させたい。そこで、短期間で施工が可能なパナソニックの『QQポール』という新工法を採用しました。

―新工法の効果はいかがですか。

 施工は児童のいない土日の2日間を使い、短時間でスムーズに行うことができました。支柱ごと交換する従来工法であれば、基礎のコンクリートと支柱の両方を取り換えることになるため、最低でも1本あたり2日は要すると聞いています。『QQポール』では、既存の基礎コンクリート部分をそのまま活かし、工事に際しては周りの環境を保護するための「養生」が不要です。そのため、工期が短縮化されるうえ、コストも抑えられるのはうれしいですね。コンクリートの廃棄物が出ないので環境に優しい点も評価しています。取り付けもしっかりしており、さらに外観も良くなったとの評判で、大変満足しています。

―菊陽町における今後の施設整備方針を聞かせてください。

 街路灯の老朽化対応は全国的にも問題になるなか、当町でも数年に一度は台風による被害があり、街路灯の点検・改修問題が浮上します。今回のように改修のタイミングをつかむのは難しい場合が多いですが、『QQポール』のようにコストを抑え、短期間に改修できる工法があれば心強いですね。今後も、この新工法の採用を積極的に検討していきます。

中川電設
営業部
中川 裕貴なかがわ ゆうき

―菊陽町に『QQポール』を提案した理由はなんだったのでしょう。

 街路灯の改修工事の相談を受け、現地調査の結果、コンクリートの基礎がしっかりしていたことから、『QQポール』を採用できる条件が整っていました。『QQポール』であれば、「短工期で予算も抑えたい」という町の要望にも対応できるため、最適と判断したのです。

―実際の作業はどう進んだのですか。

 土曜日にポール撤去から設置、根巻まで5時間、翌日曜日に根巻の型枠撤去と仕上げを1時間、合計6時間ほどで完了しました。従来なら、基礎をつくり直すための土木工事やコンクリートの養生期間などで約1週間は必要で、そのぶん費用もかさみます。『QQポール』であれば、施工条件さえ合えば工期も予算も大幅に抑えることが可能。安全面でも優れているので、学校や公園など人が集まる場所の改修工事には特に適していますね。


支援企業の視点

街路灯40万本の倒壊リスクは、対応が急がれる社会問題

パナソニック株式会社 ライフソリューションズ社 ライティング事業部
プロフェッショナルライティングBU エンジニアリングビジネス推進センター
交通インフラ推進グループ グローバルマーケティング企画課 課長 鈴木 徹
[提供] パナソニック株式会社

※下記は自治体通信 Vol.26(2020年10月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。


パナソニック株式会社
ライフソリューションズ社 ライティング事業部
プロフェッショナルライティングBU エンジニアリングビジネス推進センター
交通インフラ推進グループ グローバルマーケティング企画課 課長
鈴木 徹すずき とおる

街路灯40万本の倒壊リスクは、対応が急がれる社会問題

―街路灯の老朽化は、全国的にもかなり深刻な問題ですね。

 ええ。当社の推計によると、支柱ごと交換する必要のある街路灯は全国で約185万本、そのうちの約40万本は倒壊リスクが特に高いと推測しています。街路灯の老朽化はもはや社会問題ですが、おもに財政面の制約があり、補修対策に躊躇しているケースもあるようです。そこで当社では、耐久性が支柱より2倍以上高いと言われる基礎コンクリート部分をそのまま活かす新工法『QQポール』を提案しています。

―具体的なメリットを教えてください。

 施工の手間を省き、工事を大幅に簡略化することで、支柱代と工事費を合わせた1本あたりの補修コストは、従来工法に比べ約20%抑えることができます。自治体を含め、すでに700本以上の採用実績がありますが、今後さらなる街路灯交換需要に応えていきたいですね。

鈴木 徹 (すずき とおる) プロフィール
昭和45年、千葉県生まれ。平成5年、松下電工株式会社(現:パナソニック株式会社)に入社。照明エンジニアリングセンター、商品企画を経て、令和2年4月より現職に。
パナソニック株式会社
設立 昭和10年12月
資本金 2,589億円
売上高 7兆4,906億円(令和2年3月期)
従業員数 25万9,385人
事業内容 家電事業、住宅事業、車載事業、B2B事業など
URL https://www.panasonic.com/jp/home.html
お問い合わせ電話番号 照明と住まいの設備・建材 お客様ご相談センター
0120-878-709(受付 9:00〜18:00)
この記事で支援企業が提供している
ソリューションの資料をダウンロードする
\ たった1分で完了! /
 資料ダウンロードフォーム