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三重県四日市市の取り組み

リモートアクセス環境の整備

テレワーク時代を見すえ、庁外からのアクセス環境を刷新

四日市市
総務部 ICT戦略課 課付主幹 丸山 英之
総務部 ICT戦略課 主事 渕 智哉
[提供] e-Janネットワークス株式会社

※下記は自治体通信 Vol.26(2020年10月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。


近年、各自治体がさまざまな手法で模索してきた働き方改革だが、今般の「コロナショック」を受け、テレワークの導入機運が大きく高まってきた。そうしたなか、四日市市(三重県)ではこの動きに先がけて検討に着手し、一部の用途で実用化を開始しているという。そこで同市担当者に、導入したシステムの概要や導入効果などについて聞いた。

四日市市データ
人口:31万1,834人(令和2年7月末日現在) 世帯数:14万1,609世帯(令和2年7月末日現在) 予算規模:2,607億9,120万円(令和2年度当初) 面積:206.48km² 概要:三重県の北部に位置し、西は鈴鹿山系、東は伊勢湾に面した温暖な地域。すでに旧石器時代から人々が住み、縄文から弥生時代の遺跡も数多い。幕末から明治にかけ、菜種油や肥料の生産や取り引きの盛んな町として栄える。その後、四日市港の修築で生糸、紡績を中心として繊維工業へ、さらに、機械工業や化学工業の進出が相次いだ。平成17年2月7日に楠町と合併し、現在の市域となる。
四日市市
総務部 ICT戦略課 課付主幹
丸山 英之まるやま ひでゆき
四日市市
総務部 ICT戦略課 主事
渕 智哉ふち ともや

長期休業からの復帰に、不安を抱える職員が増加

―どのような経緯でテレワークの導入を検討したのでしょう。

 近年、産前産後休業や育児休業を取得する職員が増え、常時160人前後が長期休業を取得している状況にあります。そうしたなか、業務が多忙をきわめることもあり、復帰後、職場の雰囲気になじめなかったり、復帰に不安を感じたりする職員が増えていました。最近は男性の育児休業取得率が高まるなど、今後も長期休業取得が増えると考えられるなか、なんらかの対策が必要と判断。当市では、休業中の職員でも家庭にいながら庁内のグループウェアにアクセスでき、役所の動きが把握できれば、復帰への不安が払しょくされるのではないかと考えたのです。

丸山 折しも当市では、働き方改革の一環で、テレワークの導入についても研究していた経緯がありました。そこで、将来的なテレワークの本格導入も視野に、庁外からリモートアクセスできる仕組みを導入することに決めたのです。

―導入にあたって、どのようなポイントを重視したのですか。

丸山 もっとも重視したのは「セキュリティ」と「使いやすさ」でした。多くの機密情報を有する庁内ネットワークにアクセスするには、セキュリティは万全を期したい。一方で、仮想デスクトップ基盤(VDI)を構築して職員には専用のシンクライアント端末を付与する、といった大がかりなシステムを組めば、財政面でも管理面でも負担は大きく、導入のハードルは一気に高くなります。今回の用途は育児に追われる忙しい職員が対象であったため、使い慣れた自分の端末を利用できるBYODを前提にシステムを選定した結果、『CACHATTO(カチャット)』の導入を決めました。

データや閲覧情報は、端末に残さない仕組み

―導入効果はいかがでしょう。

 セキュリティの高さには安心感をもっています。使用できる端末が制限できるうえ、生体認証とパスワードによる多要素認証を設定しているので、強固なセキュリティチェックが可能です。また、外部端末からは専用のセキュアブラウザを通じてアクセスするため、端末側にはデータや閲覧情報をいっさい残さない仕組みになっている点も安心です。かりに端末を紛失したような場合でも、端末からの情報漏えいの心配はありません。

丸山 専用サーバを1台設置するだけで簡単に導入できるため、調達からわずか4ヵ月で運用を開始できたことも高く評価しています。当市ではまず80IDを契約し、その一部を運用していますが、利用者からの評判も上々です。「役所の動きが把握できて安心」「人事情報や福利厚生情報なども自分で調べられるので復帰に不安がない」といった声が実際に届いています。


―今後、どう運用していきますか。

丸山 今回、システムの有効性が確認できたことで、今後は拡張性の高さを活かし、本格的なテレワークへの活用を視野に、利用者の幅を広げていきたいと考えています。

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