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多くの人でにぎわう「道の駅」を、観光情報の発信拠点にする

北海道 千歳市・恵庭市の取り組み

観光事業の活性化②

多くの人でにぎわう「道の駅」を、観光情報の発信拠点にする

千歳市 観光スポーツ部 観光課 課長 吉見 章太郎
恵庭市 経済部 花と緑・観光課 課長 小路 弘樹

[提供] 表示灯株式会社

※下記は自治体通信 Vol.25(2020年8月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。


最初のページでは、周遊観光の促進に取り組み、観光事業の活性化を図る福岡県の事例を紹介した。ここでは、デジタル観光案内板を「道の駅」に設置することで、観光事業の推進に取り組む千歳市(北海道)と恵庭市(北海道)の事例を紹介する。両市の担当者に、「道の駅」に観光案内板を設置する目的と、期待する効果を聞いた。

千歳市データ
人口:9万7,823人(令和2年7月1日現在) 世帯数:5万663世帯(令和2年7月1日現在) 予算規模:804億3,000万円(令和2年度当初) 面積:594.50km² 概要:北海道の中南部・石狩平野の南端に位置し、「北海道の空の玄関口」である新千歳空港がある。市域の東部は農村地区で、西部には水と緑あふれる支笏洞爺国立公園に属する支笏湖がある。
恵庭市データ
人口:7万8人(令和2年6月末現在) 世帯数:3万3,978世帯(令和2年6月末現在) 予算規模:481億1,301万5,000円(令和2年度当初) 面積:294.65km² 概要:札幌市と新千歳空港のほぼ中間に位置する。支笏洞爺国立公園を後背地とした恵庭渓谷は、「白扇の滝」や「ラルマナイの滝」などが点在し、市の観光スポットとして有名。
千歳市
観光スポーツ部 観光課 課長
吉見 章太郎よしみ しょうたろう
恵庭市
経済部 花と緑・観光課 課長
小路 弘樹こうじ ひろき

「道の駅」の集客力を、観光促進事業につなげる

―「道の駅」にどのような役割を期待していますか。

吉見 新千歳空港がある千歳市では、空港利用者が札幌や富良野などの主要観光地へ行く前に、「まずは立ち寄ってもらう」ことを目的として、「道の駅」を平成16年に開設しました。平成27年のリニューアルでは国内最大級の淡水水族館を併設したほか、フードコートの充実などにより、いまでは年間約100万人が来場しています。

小路 千歳市の隣に位置する恵庭市も、「空港利用者に、まず来てもらう『道の駅』にしよう」と。千歳市同様、年間来場者は100万人前後にのぼり、さらに、隣接地には当市が取り組む「花のまちづくり」の拠点となる公園を整備中です。

―多くの人が訪れていますね。

吉見 ええ。空港に近いという立地も影響していると思います。そこで、この集客力に着目し、「観光情報の発信拠点にすれば、域内における観光事業の活性化につながるはず」という話が観光課内で出ました。

小路 恵庭市でも同様の話が出ました。近年は、多くの人が集まるようになった「道の駅」自体をひとつの観光地として位置づけ、集客活動に力を入れてきました。ところが、「道の駅」を拠点にした観光情報の発信などについては、目立った取り組みをしてこなかったのが正直なところです。

ランニングコストが不要な、デジタル観光案内板を導入

―どのような方法で観光情報を発信しようと考えたのでしょう。

吉見 豊富な内容のコンテンツを発信し、多くの方に訴求したいと考えました。また、外国人観光客のために多言語で表示したいと。そんなとき、地図案内板の製作で豊富な実績がある表示灯から、「デジタル観光案内板を活用すれば可能」という話を聞きましたが、ひとつ懸念がありました。

―それはなんですか。

吉見 費用の問題です。最初の設置費用は補助金を活用して予算化できましたが、コンテンツ更新などのランニングコストを毎年確保するのは難しいと考えていました。そんななか表示灯は、「地域店舗などの情報を広告でデジタル観光案内板に掲載し、その収入でランニングコストが賄われるため、市の財政負担はない」と。それで導入を決めたのです。

小路 その際、恵庭市は、千歳市から「広域で観光情報を発信しましょう」という提案を受け、両市における連携協定の取り組みの一環として、お互いの観光情報を共有し、「道の駅」や空港に設置したデジタル観光案内板で発信しています。

 新型コロナウイルス感染症の収束後、「道の駅」は必ず多くの観光客でにぎわいを取り戻します。デジタル観光案内板で観光情報をみてもらい、両市の施設や店舗、観光地に足を運んでもらいたいですね。


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