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支援企業の視点②

公園と公共建物の包括管理で相乗効果の高い運営が可能に

鹿島建物総合管理株式会社 営業本部 官民連携推進部 リーダー 加藤 悠記子
株式会社ランドスケープデザイン 設計部 シニアプロジェクトリーダー 田嶋 豊 / 支援自治体:東京都港区
[提供] 鹿島グループ

前ページでは、包括的な公園管理によって以前よりもレベルの高い管理業務を実践し、住民同士の交流が生まれるイベントを積極的に開催できている事例を紹介した。ここでは、公園や公共建物(以下、建物)単体ではなく、ふたつを包括的に運営・管理した場合にどのような効果が生まれるのかについて、鹿島グループで公園設計と建物管理を手がけるふたりの専門家に聞いた。

※下記は自治体通信 Vol.17(2019年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

公園も建物も同じ公共施設 めざすは最適な運営・管理

―自治体は公園管理でどのような方針を掲げていますか。

田嶋:近年、国土交通省や東京都が示した都市公園などの将来ビジョンをみると、まちづくり全体の視点から公園をとらえ、民間事業者との効果的な連携により、一層柔軟な公園の運営・管理を推進しようとしています。平成29年にはPark-PFI(※)が創設されるなど、官民連携の取り組みがますます重要視されるなか、大きな視野でとらえるべきことがひとつあります。

※Park-PFI:都市公園における民間資金を活用した新たな整備・管理手法。飲食店や売店などの整備と、その施設から生じる利益で公園内の施設整備を一体的に行う事業者を選定する

―それはなんでしょう。

田嶋:「公園と建物の管理を個別に考えない」ということです。公園は屋外空間、建物はハコモノであるため、管理は別々で行うものと考えられがちですが、ふたつとも多くの住民が地域のなかで日常的に利用する公共施設。長期的視点により、最適な管理や運営方針を定める部分では同じです。

加藤:保守点検や修繕履歴など施設にかかる情報を一元化し、予想される維持管理コストと利用状況を総合的に判断したうえで、今後の管理や運営方針を定める。当社は公園や建物の区別なく、このような方針を決められる一元管理システムを開発しています。

―公園と建物を一緒に管理すれば、どんなことが実現しますか。

田嶋:たとえば、植栽管理や清掃業務など公園と建物とで重複する管理業務について、よりスケールメリットを活かした作業の効率化やコスト削減の効果を生み出せます。そして、それぞれの施設の状況を直接把握しているからこそ、相乗効果が生まれる施設の運営・管理の提案が可能になります。

にぎわいを高める周辺施設とのイベント共催

―相乗効果が生まれる運営・管理の提案とはどんなものでしょう。

田嶋:利用者がそれほど多くないため、施設のさらなる活用が検討されている図書館があったとしましょう。ちょうどそのころ、ある公園の利用者からは、「本を借りて読みたいが、図書館まで足を運ぶのは大変」といった声が多数あがっていたとします。それぞれの状況を把握していれば、たとえば、車両を活用した「移動式図書館の拠点となる公園」の整備と、図書館の活用計画の両方を提案できるようになります。結果、地域住民サービースの向上につながるのです。

加藤: 施設間の連携のしやすさから、イベントを通じてエリア全体ににぎわいを生み出すこともできます。たとえば、飲食店がひしめく場所の一角にある公園で、グルメイベントを開催したとします。そのイベント自体で人は集まりますが、かりにその公園の管理事業者が近くの施設も管理していれば、同じ日に著名人をゲストに招いた講演会などを行い、より多くの人を集める企画ができます。さらに、すべてのイベントに参加したら特別な景品がもらえるスタンプラリーなども考えられますね。

―今後の自治体に対する支援方針を聞かせてください。

加藤:厳しい財政状況が続くぶん、自治体には公共施設の効率的な運用が求められるでしょう。そんななか、施設を管理する事業者には、たんに管理の効率化だけでなく、防犯・防災も含めたまちづくり全体の視点をもち、施設に人が集い、活気が生まれる運営を手がけられる力も必要です。そう考えた場合、相乗効果が高まる「公園と建物の包括管理」ができる事業者であれば、その期待に応えられます。ふたつの管理を手がけられる鹿島グループの私たちに、ぜひお問い合わせください。

加藤 悠記子(かとう ゆきこ)プロフィール

昭和56年、愛知県生まれ。県立長崎シーボルト大学(現:長崎県立大学)を卒業後、通信関係会社の企画提案業務を経て、平成29年、鹿島建物総合管理株式会社へ入社。教員免許を取得するなど教員を志した経験から、子どもたちが安心して利用できる施設環境の提供をめざして、鹿島グループの総合力を活かした官民連携事業を推進している。平成31年から現職。


田嶋 豊(たじま ゆたか)プロフィール

昭和42年、埼玉県生まれ。多摩美術大学卒業後、米国の大学院を経て鹿島建設株式会社へ入社。その後、出向先のシンクタンクにて中心市街地活性化基本計画や緑の基本計画などの行政計画策定に携わる。平成12年に株式会社ランドスケープデザインへ入社。平成28年から現職。

鹿島建物総合管理株式会社

設立 昭和60年12月
資本金 1億円
売上高 546億円(平成29年度)
従業員数 2,212人(平成30年3月末時点)
事業内容 建物総合管理事業
URL https://www.kajima-tatemono.com/
お問い合わせ電話番号 03-5228-5171 (平日8:30~17:30)
お問い合わせメールアドレス kt-pre@kajima-tatemono.com

株式会社ランドスケープデザイン

設立 平成11年4月
資本金 5,000万円
売上高 4億8,000万円(平成29年度)
従業員数 27人(平成30年4月時点)
事業内容 都市公園の設計、外部景観設計、緑化コンサルティングなど
URL http://www.ldc.co.jp/

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