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Cisco/NetAppの次世代FlexPodが実現するハイブリッドマルチクラウド ~Full-Stack Observability~ 第1回

コロナ禍でアプリケーションが新たなビジネスの生命線に
その稼働環境=ハイブリッド&マルチクラウドの可視化に必須のオブザーバビリティ

ウィズコロナの時代となり、リモートワークとクラウド利用が益々進む中、企業のビジネスのデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みも急速に拡大しています。
利便性に優れるパブリッククラウドの良いとこ取りしながら、クラウドには上げられないオンプレミス上のデータも含めてハイブリッドで一元的かつ効率的に管理していくことがこれからのデジタルインフラの重要課題となっています。
本稿ではこれらの課題を、シスコとネットアップによる事前検証済みの共同ソリューションである「FlexPod」がどう解決するのか、可観測性、自動化、ハイブリッドクラウドでクラウドとオンプレミスを意識せず自由に活用できるセルフポータルな次世代IT基盤をいかに実現するのか、についてのキーポイントを簡単にご理解いただきたいと思います。


クラウドの適用範囲と段階について、業種業態によってはまだまだオンプレミス1本でインフラの運用管理をしていくというお客様もいらっしゃるかもしれませんが、だいぶクラウドファーストになり、昔に比べますとクラウドをまず有効活用しながら、稼働・運用させていくというお客様が今は大部分を締めています。プライベートクラウド、マルチクラウドといったように、今は当たり前のようにクラウドが使われる時代になってきました。

ではアプリケーションの観点ではどうでしょうか?

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今はスマホやタブレット端末といったものが私たちの生活の中に普及し、生活の中でアプリを利用することが当たり前で、なくてはならないものになってきています。みなさんもそう感じておられるでしょう。
また、コロナによる自粛期間中のネットショッピングや動画配信サービスの閲覧、電車の乗り換えや飲食店の予約などさまざまな場面でアプリの利用が不可欠になってきています。そういった中で、今後2年間で企業の50%以上のアプリケーションを今後追加していくといわれています。
またそのうちの47%が我々の生活の中で使っているより近代的な競争力を持ったアプリケーション、マイクロサービスベースになると言われています。そして一つのアプリを動かすには、平均で20個のシステムから成り立っているそうです。つまりスマホやタブレット端末では一つのアプリに見えていますが、実はその裏では20個ほどのシステムが連なって一つのアプリケーションを動かしているということになります。

では、そのアプリケーションはどんな環境で稼働しているのでしょうか?

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昔であればオンプレミスが一般的でしたが、今は、オンプレミスだけでなくクラウドを含めたハイブリッドクラウド、さらにはGoogleやAmazonやMicrosoftなどの複数のクラウドを使うマルチクラウドの環境で稼働させているケースがより一般的になっています。

アプリケーション中心にマルチクラウドを使い分けながらオンプレミス環境も有効活用して使っていくと塗ったように、分散化された環境での運用が当たり前になってきています。そしてパブリッククラウドなども含めた分散化された環境を、今までの方法で運用するのは正直非常に難しい、というか、無理に近いです。それこそが今日のインフラストラクチャーを管理していく上での課題であると考えています。オンプレミスは従来通りの運用方法でまかなえていたかもしれません。しかしクラウドは他社のシステムになりますので、普通であればそこも含めて可視化することは不可能に近いわけです。クラウドまで含めた可視化は運用管理者の方々にとって必要不可欠なポイントになっています。

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そこで出てくるキーワードが「複雑な分散システムの見える化」=「オブザーバビリティ」です。可観測性という言葉を使うこともあります。

オブザーバビリティには3つの要素があります。

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一つはレコードです。ログを取るといったことで、従来の運用でもしていたかと思います。
二つ目はトレースです。単純に記録するだけではなく、トランザクションベースで、エンドツーエンドでパフォーマンスが出ているのか、問題が起こっていないのかを見ていく必要があります。では、問題が起きていたとしたら、どこが問題になっているのかを突き詰めていくことが必要になります。
そして最後はメトリクス、つまりレコードとトレースで得た情報を基に、それがいつも通りのパフォーマンスなのか、あるいはいつもより遅いのかを、稼働データを収集することで、ポイントポイントで見るのではなく、3つを連携させてインフラの可観測性をもって運用管理していくことが重要なポイントになります。

シスコは、コンピューティングからネットワークセキュリティ、アプリケーションパフォーマンスの可視化といった製品まで、多種多様な製品をリリースしております。それらを組み合わせることで、より多岐にわたるオブザーバビリティを実現していますが、今日はその中でも最も重要な製品となる、シスコのデータセンター製品である「Intersight」をご紹介させていただきます。これはオブザーバビリティを実現するための重要なコンポーネントです。

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Intersightは最初のリリース時点では、単純にインフラをメインに管理するためのソリューションとしてリリースされました。そこからワークロードの提供や、オンプレミスだけではなくクラウドであってもオンプレミスと同じように使っていくことができて、全てIntersight上からシンプルに運用管理ができ、かつ継続的な最適化されたリソースで運用を継続していくための機能を備えるものに拡張されました。実はこの製品は、アジャイル開発によって構築されていますので、かなりスピーディーに機能拡張されています。「時代遅れにならないソリューション」というのも開発コンセプトの一つです。次世代FlexPodでもこのIntersightを中心にテクノロジーが追加拡張されていきます。

Inersightの機能をご紹介しましょう。

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インフラを管理する機能である「Intersight Infrastructure Service」を始め、Kubernetesなどのコンテナやクラウドのコスト試算とリソースの最適化をリコメンドしてくれる「Intersight Workload Engine」といったように、複数の機能が存在しています。また、Intersightからネットアップ社のストレージとの連携もできるようになっています。
次回はIntersightに関して詳しく紹介いたします。

 

シスコシステムズ合同会社
設立 1992年5月22日
資本金 4億5千万円
代表執行役員社長 中川いち朗
従業員数 1,300 名(2021 年 8 月現在)
所在地 〒107-6227
東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー シスコ受付21階
事業内容 ネットワーク システム、ソリューションの販売ならびにこれらに関するサービスの提供
URL https://www.cisco.com/c/ja_jp/index.html
ネットアップ合同会社
設立 1992年
代表執行役員社長 中島 シハブ・ドゥグラ
従業員数 日本オフィス:約220名、グローバル:約10,800名(2021年4月現在)
所在地 東京都中央区京橋2-1-3 京橋トラストタワー9F-10F 
事業内容 1992年に設立され、カリフォルニア州サニーベールに本社を置くネットアップは、業界をリードするクラウドデータサービス、ストレージシステム、およびソフトウェアを使用して、お客様がデータを最大限に活用できるよう支援することに特化しています。
URL https://www.netapp.com/ja/