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第三回 オンライン寺子屋「地方移住のためのコミュニティづくりと広報戦略」のまとめ!


オンライン寺子屋シリーズ第三回のテーマは、「地方移住」。コロナ禍を体験し、物理的な出社が必要なくなる社会が成立しつつあるなか、長野県佐久市が展開する移住者支援事業「リモート市役所 」の成功事例をもとに、自治体はどのような手段で地域の情報発信をすればよいかを議論してみました!


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■出演者
・垣波 竜太さん(長野県佐久市役所 企画部 広報広聴課 広報係)
・早藤 優樹さん(株式会社オズマピーアール 統合コミュニケーション戦略部)
・伊藤 哲志さん(Slack Japan 株式会社 マーケティング本部 プロダクトマーケティング グループマネージャー)

コロナ禍の移住広報のために、オンラインコミュニティを開設

垣波さん(長野県佐久市役所 企画部 広報広聴課 広報係)
「リモート市役所」というのは、自治体初のSlackを活用したオンラインサロンです。佐久市のプロモーションの一環で、「関係人口・交流人口の創出」「移住定住人口の増加」「シビックプライドの醸成」を目的としています。おもな対象者は、20代〜40代で東京圏在住の移住希望者と佐久市民です。

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ウノ@猿人(株式会社猿人代表 自治体DX友だちの輪コミュニティ主宰)
リモート市役所では、どんなことができるのでしょう?

垣波さん
リモート市役所でできることが三つあります。
一つ目は、移住に関することで、佐久市の移住に限らず、一般的な移住のお悩みなどを相談できます。移住経験者が多く参加していますので、リアルな回答を得られます。
二つ目が佐久市に関することです。ポジティブなところだけでなくて、ネガティブなところも含めて知っておきたいリアルな情報のやりとりがなされています。
三つ目が、移住や佐久市のアイデアディスカッションです。情報のやりとりだけでは解決できない佐久市の暮らしや、移住に関する悩みに対する解決策、こんなことがあったらいいなどのアイデアをみんなで考えたりしています。

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佐久市の認知から移住までの行動プロセスを細かく設計したオンライン戦略

早藤さん(株式会社オズマピーアール 統合コミュニケーション戦略部)
まず認知のためには弊社の強みでもあるメディア露出を狙った企画にしました。Web記事に露出するよう、市長や著名人に出席いただく発表会を開催し、メディアからの取材の場を設定。さらにその記事をみた別のメディアが取材を申し込むような流れをつくりました。
記事によって関心を持っていただけるよう、佐久市の情報ということではなく、「移住のオンラインサロン」という言い方にしました。

サーチの段階では、リスティング広告によって、「佐久市 移住」、「長野県 移住」のような検索キーワードでリモート市役所を露出し、行動については、リモート市役所の中のコンテンツを充実させることで、その後の共有も後押しするような施策を展開しました。
共有については、Slackで展開された情報を定期的にホームページに掲載したり、Twitterで発信したり、誰もが参加できるオンラインイベントを開催したりしています。

垣波さん
しっかり戦略を練られたのが伝わるご提案でした。

「オフィスでなくSlackに出勤する」という新たな働き方

ウノ@猿人
垣波さん、佐久市ではメールのやりとりが多いですか?

垣波さん
業務のやりとりは基本的にメールですね。ただし、電話やメールはちょっと仰々しいというシーンがあるので改善したいという声も挙がっていますね。

伊藤さん(Slack Japan 株式会社 マーケティング本部 プロダクトマーケティング グループマネージャー)
Slackをご利用いただく、企業様、自治体様にお伝えしているのは、できるかぎりオープンにやりとりしていただくことです。オープンにしていると、一見プロジェクトとは関係なさそうな、他部署の人がチャンネルのテーマに関するプロフェッショナルであったり、面白い企画が出てきたりします。セクショナリズムを壊して、組織の中の風通しといったものを良くしてほしいと思っています。

ウノ@猿人
参加者の方から費用に関する質問をいただいています。Slackの費用についてお教えください。

伊藤さん
Slackには無償版があります。メッセージの保存上限が1万、連携できるアプリが10という制限はありますが、佐久市さんの場合も・・・・

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