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佐賀県 の取り組み

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「オール佐賀」でめざしていく 県民が誇れる魅力的なまちづくり

文化・スポーツ交流局 観光課 観光企画担当 係長 田島 祥嗣

[提供] KDDI株式会社 /株式会社コロプラ

平成30年に明治維新150年を迎えるにあたり、「肥前さが幕末維新博覧会」が開催されている佐賀県。そのほか、情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ!」など、さまざまな地域活性化に取り組んでいる。もちろん、観光施策も重要な施策のひとつ。担当者の田島氏に、取り組みの詳細を聞いた。

※下記は自治体通信 Vol.(発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。

佐賀県データ

人口: 82万2,507人(平成30年2月1日現在) 世帯数: 30万7,886世帯(平成30年2月1日現在) 予算規模: 5,444億6,122万2,000円(平成29年度当初) 面積: 2,439km²km² 概要: 九州地方の北西部にあり、北は玄界灘・南は有明海の2つの海に接する。佐賀平野には弥生時代の吉野ヶ里遺跡があり、古代から米どころとなっている。唐津・伊万里・有田などは古くから陶磁器の産地として有名。近年は『佐賀インターナショナルバルーンフェスタ』が人気で、国内外から多くの観光客を集めている。

戦略にのっとって観光施策に取り組む

―近年、佐賀県ではどのような観光施策を行っているのですか。

 平成26年に「佐賀県観光戦略」を策定しました。以前からも観光施策を行っていたのですが、「戦略にのっとり取り組んでいく」というのが狙いです。さらに平成29年には、県民にも取り組みがわかりやすく伝わるよう「佐賀さいこう! た・びジョン」という観光戦略を新たに策定。「魅力づくり」「受入環境の整備」「情報発信」「オール佐賀」の4本柱で観光戦略に取り組んでいます。

―具体的にはどういったことに取り組んでいるのでしょう。

「魅力づくり」であれば、地域の事業者に対し、売れる商品づくりのために専門家を呼び入れてアドバイスを受けたり、「受入環境の整備」ならWi-Fiの整備や14ヵ国語で365日対応するコールセンターの運営など。「情報発信」では、海外も含めた商談会やプロモーションを展開していく。そうした取り組みを、官民含めた「オール佐賀」で行おうとしているのです。

 その一連の流れとして、課の垣根を越えた連携も行っています。たとえば農村振興の担当課と市町訪問をしたり、電子決済導入補助の担当課と連携し、PDCA検証のモデル事業を行っています。

―そうした施策を進めるうえで、GPSのビッグデータ活用を取り入れた理由を教えてください。

 戦略的に施策を行うためには、根拠となるデータが必要だからです。これは観光に限った話ではなく、行政はデータにもとづく施策になかなか取り組めていないんです。しかし、カンと経験で施策を打っても「本当にそうなのか?」と。市町もデータをもっていないということだったので、平成28年にひとつの市をモデルとして、GPSによる動態調査を行ったんです。

❝ライバル❞の隣市からじつは多くの人が訪れていた

―調査の結果、どのようなことがわかりましたか。

 調査する前は、福岡県の都市圏からの観光客がいちばん多いのではないかと推察されていました。ただ実際は、都市圏からも来ているのですが、いちばん多かったのは隣の糸島市(福岡県)でした。同市はどちらかというと、モデルの市とはライバルだと思われていたエリア。そこで「これはきちんとデータにもとづいてやらないと」となり、平成29年の4月に市町向けの説明会を実施。県内全域を対象に調査を行いました。たとえば一
例として「鳥栖プレミアム・アウトレット、嬉野温泉が県内広域周遊の拠点となっている」といったことがわかっています(下図参照)。

 データをどう活かすかはまだこれからの話ですが、一部の市町から「市内のホテルと周辺施設における観光客の周遊状況が知りたい」との声や「町内のヒートスポットはどこか」など、具体的な要望が出ています。そうした市町がデータの必要性を感じているのは、いい傾向ではないかと考えています。

―今後の佐賀県としての観光施策方針を教えてください。

 県としては、「どういったまちをめざすか」という方向性は市町の意思決定にまかせ、それをサポートするのが役目だと考えています。それぞれの取り組みを県全体でPRする必要があれば県が行いますし、広域のビッグデータが必要であれば、それを調査して収集するのは県の仕事かなと。とくにインバウンドでは、行政区域の境は関係ありませんからね。

 また、県民が地元に誇りをもってもらうことが重要だと考えています。佐賀県では「地元にはなにもない」という人がまだまだ多い。しかし、地元の人にとっては当たり前の風景だとしても、観光客にとって特別なものはあります。それをまずは自分たちで知ってもらい、改めて観光客を含めた周りの人に評価してもらう。そうすれば、県民にとっても観光客にとっても満足度の高い交流が図れます。

 そうした意味でも「オール佐賀」で、点ではなく面の取り組みを引き続き行っていきたいですね。

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