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点在する監視カメラの一元活用が防災・減災の切り札になる

日本テクノ・ラボ株式会社 システムインテグレーションユニットエンジニア 薄井 祐二

「監視カメラがあればよかった」。災害現場の状況を把握するとき、そう嘆く自治体職員は多い。しかしカメラはあるが、管理が別のシステムになっており、活用できないケースも。域内にある多くの監視カメラを、災害対策の司令塔で一元管理できれば、防災・減災に効果的だ。独自の映像総合監視ソフトウェアを開発している日本テクノ・ラボの薄井氏に、一元管理の方法を聞いた。

※下記は自治体通信 Vol.10(2017年10月発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。

情報伝達と情報共有両面で有効な監視カメラ

―自治体における災害対策の観点からの監視カメラ導入は進んでいますか。

 はい。大きな転機は平成23年の東日本大震災でした。テレビやインターネットを通した映像によって、当時の悲惨な被害状況が中継されました。この経験から、災害時に現場の状況を把握する手段としての監視カメラ映像の重要性が改めて認識され、自治体による導入が進んだのです。

―以前は、職員を派遣して現場の状況を確認。言葉やレポートによる報告で、ほかの職員に情報共有する場合が多かったと思います。

 はい。しかし、それでは正確に事象が伝わらないケースが多々あります。情報の送り手側と受け手側で、事象の認識能力や事象をどうとらえるかの価値観に差があるためです。この点、映像は誰が見ても同じ。事象に対して同じ認識を共有できます。関係する職員がみんな同じ認識を共有することこそ、事象に対して正確な判断を下すために重要なのです。

 また、スピードの点でも監視カメラは大きなメリットがあります。今年7月に九州北部を襲った豪雨が気象観測史上、最大クラスの雨量を記録したように、最近は異常気象が各地でひんぱんに発生しています。想定外の事象に遭遇したときこそ、その現場状況をできるだけ早く確認し、関係部署に連絡する必要があります。早期連絡によりすばやく対策を講じることは二次災害の防止につながり、減災に役立ちます。その点、人員を現場に派遣するよりも、監視カメラが有効なことは間違いありません。

必要な情報を適切な部署が得て即効性のある初動対応が可能に

―では、監視カメラの活用における課題はなんでしょう。

 一元的な管理がなされていないことです。現在、多くの自治体で部門ごとに目的に応じた監視カメラシステムを導入しています。たとえば河川部門が管理するダムの監視カメラ、道路部門が管理する交差点の監視カメラ、港湾部門が管理する船の入出港の監視カメラ、観光部門が管理する史跡の監視カメラなどです。

 防災、減災を効率よく進めるためには、これらの多種多様な監視カメラを統合管理することが必要です。それによって広域的な情報共有が迅速にできます。必要な情報を適切な部署がリアルタイムに得ることで、効果的な災害対策の立案ができる。即効性のある初動対応が行えるとともに、その対応の進行状況や効果の確認も、監視カメラの映像でできるのです。

―しかし、それぞれの監視カメラはメーカーや種類、製造年代が異なります。カメラを管理するためのソフトウェアに互換性がないので、一元的に管理するのは難しいのではありませんか。

 いいえ。すでに一元管理のためのシステムはあります。たとえば当社が開発した『FIREDIPPER』は、広域に点在するさまざまな監視カメラ群を低予算で統合化することができます。すでに電力、交通、運輸などの分野で、1000台以上の多種多様な監視カメラを統合し運用している実績があります。

 低予算ですむのは、既設の監視カメラやネットワークインフラをそのまま流用できるシステムだからです。『FIREDIPPER』は、独自の画像形式やカメラ制御システムをもつ国交省のITV監視カメラシステムとも、シームレスに連携できます。

―防災対策に悩む自治体へメッセージをお願いします。

 『FIREDIPPER』には、画像閲覧やカメラ制御の権限付与をはじめ、自治体のセキュリティポリシーに従って制限をかける機能があり、セキュリティに万全を期しています。ぜひ、点在する監視カメラの統合化を検討してほしいですね。

薄井 祐二(うすい ゆうじ)プロフィール

昭和53年、群馬県生まれ。平成21年に日本テクノ・ラボ株式会社に入社、データストレージシステムの開発に従事。現在、映像ソリューション『FIREDIPPER』のエンジニアを担当。

日本テクノ・ラボ株式会社

設立 平成元年1月
資本金 4億120万円
従業員数 37人
事業内容 コンピュータシステム開発
URL http://www.ntl.co.jp/
お問い合わせ電話番号 03-5276-2810(平日10:00~17:00)
お問い合わせメールアドレス sales@ntl.co.jp

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