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千葉県柏市 の取り組み

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人と人をつなぐ音楽の力で地域がもつ“自治力”を高めていく

株式会社ヤマハミュージックジャパン / 支援自治体:千葉県柏市

音楽がもつ、新しい付加価値を提供するために始まったまちづくり事業「おとまち」。『かしわファシリテーター育成講座』は「おとまち」から派生して誕生した事業だ。この事業を手がけるヤマハミュージックジャパンの安間氏と増井氏に、取り組みの詳細を聞いた。

※下記は自治体通信 Vol.7(2017年1月発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。

楽器の裾野を広げるため「鑑賞型」から「参加型」へ

―「おとまち」とはどういった取り組みなのでしょう。

安間 音楽がもっている力を主役ではなく、あくまでツールとして人と人をつなぎ、コミュニティを育てていく。そうすることで地域の活性化につながれば、との想いからこの事業を進めています。

 当社は楽器を扱っていますが、個人で購入する以外はコンサートホールにおさめるといった「鑑賞型」の認識をされていました。ただそれでは、なかなか裾野が広がっていきません。そこで施設の外に飛び出し、お客さまが主体的にかかわる「参加型」のほうが普段から楽器との接点のない人にも楽器の魅力が伝わるのでは、という発想がいまにつながっています。

―どのような実績がありますか。

安間 全国各地、さまざまな自治体や民間企業と協業して音楽イベント開催や地域のコミュニティバンドを育成した実績があります。強い理念としてもっているのは、ゆくゆくは地域の方々に自立して活動してもらう点。いつまでも自治体や民間企業がバックアップすることはできませんから。そこを意識して支援しています。地域のコミュニティバンドは、いちばん長いもので17年続いています。

―そうした実績があるからこそ、柏市社会福祉協議会との協業につながったのですね。

増井 ええ。さらに今回は新しい発見がありました。最初は豊四季台のイベントで「なにかやってほしい」という依頼でドラムサークルをすることが目的だったんです。そこで東大生と高齢者が一体となって盛り上がり、打ち解けて会話ができた。私をはじめ、社協の方やボランティアセンターの方が「あ、こんなことができるんだな」という瞬間を目撃したんです。

 音楽は、聴く人と演奏技術を習得した聴かせる人にわかれると思われがち。しかし、楽器の知識はなくても打楽器をたたいてリズムをとることで、まわりの人とすぐに打ち解けることができるんだ、と。その成果から柏市住民福祉大会につながり、さらに手ごたえを感じ、「社会福祉において新たなコミュニケーションツールになるのでは」という発想につながったんです。それは、我々にもない視点でした。そして、継続して取り組めるものをいろいろ協議した結果、育成事業にいたったんです。

利用者も福祉にかかわる人も幸福になれるツールに

―どのような成果につなげていきたいですか。

安間 福祉施設の利用者を笑顔にするのはもちろん、そうした笑顔を見ることで福祉に携わる人の幸福感につながればと考えています。

増井 ファシリテーターを育成し、ゆくゆくは社協の手を離れて地域の市民団体として活動までできたらと考えています。そして地域本来がもつ“自治力”を高めるサポートをしたいですね。

―自治体に対する今後の支援方針を教えてください。

安間 こうした事例のように、最初は音楽イベントの依頼でもいいんです。地域活性化のために音楽でなにができるかを一緒に考えさせていただきたいですね。そうすることで、(※)CSV活動である「おとまち」を発展させていきます。

※CSV : Creating Shared Value(共通価値の創造)の略。企業が社会ニーズや問題に取り組むことで社会的価値を創造し、結果的に経済的な価値も自社に創造されること。

株式会社ヤマハミュージックジャパン

設立 平成25年4月
資本金 1億円 (ヤマハ株式会社100%出資)
従業員数 600人(平成28年10月1日現在)
事業内容 国内における楽器・音響機器販売および教室事業
URL http://jp.yamaha.com/otomachi/
お問い合わせ電話番号 03-5488-5438(平日 10:00~17:00)

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